絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

歌でも小説でも、この一言をいわんがため、、、

2018年01月26日 10時28分56秒 | Weblog
小説を読んでいると
あっ、これを言いたいがために
この本を書いたんだね、って思うときがありまする。

このひとことを引き出すために
さまざまな作り話を書いて
まさに大事な場面で、言わせたのだと。

歌でも
同じことが言えるのではないか、と。
歌の場合短いから、
頭に、そのいちばん言いたかったことが
くるときもありますねー、「粉雪〜〜‼️、、、」
とかもそうじゃないでしょうか。

でも大方は、
序盤、中盤、、、ときて
盛り上がりを最後にもってきますよね。
歌の場合、
歌い手の気持ちが自然に盛り上がっていくような
そんな曲は、何度聞いても飽きがこないな、と
思ったりします。
定石どおりの展開が心地良いのか、
落語でオチがわかっているのに同じところで笑ってしまう、
あの感覚に似ています。
古いカンツォーネなんか、まさに
最後がフィナーレ❗️

「addio...addio...」も最後の🎵アディーオー‼️
アモーレー、ミーオ〜〜❗️
が、永遠の別れを言う慟哭のように
きこえないと、この歌の気持ちは伝わらないんでしょうね。

アディーオは、ただのさよならじゃない、
神さまの前で言う最後の別れ、なんだそうで。
つまり、もう決して生きて会うことはない、
永遠のさようなら、なんです。


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