絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

禍福はあざなえる縄のごとく・・・

2007年02月03日 11時42分38秒 | Weblog
センター試験が終わり、大学はもとより高校、中学と
ただいま受験まっただ中のおうちの方もいらっしゃるでしょう。
「ちょっとでも偏差値の上の学校へ」草木もなびく?そんな時代は
過ぎた、といってもこの受験への流れはおさまることはないでしょうね。

「勉強なんかしてもしょうがない」みたいな風潮はどこからきたのでしょうか?
山一証券、北海道拓殖銀行などから?どうなんでしょう。
「勉強より手に職」「学習より技術」
どんなことも基本的な学習があってこそのことでしょう。
自分の時代と比べたら、学校にかかわる学習は半分くらいになっていると
思います。当然身につくことの半分しか習ってないと思います。
(結局その分、塾が活躍!?)
もう、塾経営者の思う壺です、いまの学校のあり方って。
少子化なんかなんのそのです。学校で遊んで、塾で勉強する。。。

テレビで派遣社員が主人公の番組があるみたいです(見ていないけど)
この宣伝のフレーズにたしか「時給3000円のスーパー派遣社員」とかって
いう文句を見かけました。
「数々の資格を持ち…」とあります。
まるで凄い人、という感じですが(現実3000円貰うのはかなりな人?)
教員のパート(非常勤講師といってその時間だけ教えに来る人)は
どこの県でも時給3000円前後くれます。試験もありません。
登録して、需要があれば即仕事あります。
必要なのは、教員免許だけです。(時効なしですよ、いまのところ)
教員免許は、大学に入って教職の単位をとればもらえます。
(免許自体は試験はありません)
正規教職員になるには、各自治体の行なう採用試験に
受からなければなりませんが
非常勤講師(パート)や常勤講師(年単位アルバイト)なら
試験なしで、職につけます。
それがいいということではありませんが、片やスーパー派遣、
片やフリーパス状態というこれが現実であり、
これくらいの差があるのです。

「勉強なんかやったって、そうして入った良い会社が
いつつぶれるかわからないじゃないか」というような世の風潮を尻目に
頑張って勉強している人へ、今している努力がそのまま報われれば
大変結構ですが、たとえ即効で結果が出ずともあきらめずに努力を
続けていくことが、やがて違った形を持って自分に結果を出してくる
時が来る、とエールを送っておきます。

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