バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

仲間とのギャップ…2012

2012-12-21 05:35:12 | やっぱりミニバス!
平成24年12月21日 金曜日
 
「仲間とのギャップ…2012」


県選抜や全国レベルに選ばれるのは、当然のことながら、県のトップチームやトップリーグなどのチームに所属する…トップレベルの選手から選抜されるのでしょう。

ですから、そのメンバーからなるチームは、トップ・オブ・トップの技量と、バスケに向かう真剣な意識を持つ人達なのでしょう。


その仲間でプレーするバスケは、練習の厳しさは半端なく辛く激しいものでしょうが、本人達にとっては、実に楽しいバスケなのだと思います。

そのコンビネーションは、お互いにそのレベルにある者だから出来ることだからです。

バスケに臨む意識も、互いに負けないだけのものを心のうちに秘めていると思います。

そういう者達が集まった仲間だから…その気持ちのギャップがなく、一途にバスケに向かうことができるのです。

問題は自分の所属するチームに戻った時でしょう。

そのチームが…トップレベルにあるチームだとしても、チームメンバーの技量と意識はピンからキリまであります。

それは現実であり、それをストレスに感じるでしょう。

その信念は、うちに秘めているのですが、それをチームの仲間に言葉で伝えようとしても…仲間の意識は変わらないかもしれません。

そこの違いが仲間をひとつに出来ない壁になり、仲間の姿勢に腹立たしさを覚えるのです。

それは当たり前のことだと思います。

しかし、ただひたすらに行動するしかないのです。

仲間の意識が変わるかどうか分かりません。

それにストレスを感じるのは、仲間のバスケに向かう姿勢と大きなギャップがあるからでしょう。

あなた達は…、何を目指して、何のためにバスケをしているのか?

今の自分達で満足なのか?

それがストレスになり…自分のバスケに対する姿勢も馬鹿らしいと想ってしまうかもしれない、やってられないと思ってしまうかもしれない。


仲間の意識は、そう簡単には変わらない。

だからといって、イライラしても始まらないのです。

自分の想いと他の仲間との想いを比較して…そのギャップを、求めるものの違いを受け入れて、

今の自分を向上させることに集中し…他を視野に入れずに、自分のためにやり続けることに集中するしかないと思います。

自分の行動を、自分の想いを、自分のために継続すること…、それに集中すること

やるべきことは、その一点だけだと心に置いて、他に左右されない気持ちを持つこと。

それはとても難しいことですが…、バスケをやり続けるならば、

その心を頑(かたく)なに持ち続ける自分であることです。

健闘を祈ります!

ハーフタイム…2012

2012-12-20 05:50:28 | やっぱりミニバス!
平成24年12月20日 木曜日
 
「ハーフタイム…2012」


ミニバスにも3分もしくは、5分のハーフタイムがあります。

ここでコーチは子供達に何を指示するのか?

または、語るのか?

気持ちの入っていない、抜けたようなゲームをしている時は、モチベーションを上げる言葉を語るべきなのでしょう…が、

練習でやったことが試合で出しきれない…そのメンタルの弱さに叱りつけてしまいます。

『プレーをしているのはコーチではない、何をしていいかわからない…

相手の厳しいディフェンスにびびって、動くこともしない!

ゴールをねらうこともない!

それがお前達が試合のために練習してきたものなのか!?

これで、終わって いいのか?

コーチを感動させるプレーを自分達のためにしてみろよ!!』

この言葉も間違いではないと思います…が、

これでは、精神論一辺倒ですね。

具体的な、やるべきことを指示できていない…。

まず叱り、落ち着かせ…具体的にやるべきことを端的に言うことはしなければならない…それがコーチでしょうね。

では、何を言うのか? 何について言うのか?

それは、次の三つのことだと思います。

1. オフェンス
2. ディフェンス
3. トランジション

このうち、何を優先して端的に明快に話すか!?

敗戦傾向に流れがある時は、メンタルスキルが落ち込んで…自分達のプレーが思うようにさせてもらえない、

特にオフェンスにおいて、ターンオーバーを繰り返し、相手に得点されている状況…

このような時は、ターンオーバーするな!と言うよりも…

ターンオーバーした後のディフェンスの戻りを意識させ、

相手の得点を抑える、ディフェンス・トランジションを意識してやることを強く強調すべきなのでしょうか。

コーチにより、その指示は、三つのうちの何を重視させるかは、

コーチの戦術眼によると思います。

一つ言えることは…三つのことをすべてを注意することはありますが、

現実はすべてを注意しても何も起こらない、変わらないことがほとんどだと言うことです。

ゲームのことで頭がいっぱいになっている時に、ましてや、敗戦傾向にある時にコーチの話しを冷静にすべて聞いて理解することなど、

特に、ミニバスの子供達には無理でしょう。

ですから指示するのは、一点でしょう。

しかも、この例の場合は…オフェンスの気持ちが上がらない状態ですから、

その気持ちを回復させることより、ターンオーバーした後のディフェンスを徹底させる、

その一点のみを指示するでしょうね…私の場合は、

それが効を奏するかどうかはわかりません。

しかし、オフェンスをどうにかしたいと思っても…子供達の頭は真っ白なのです。

ですからとにかく、『オフェンスは仕掛けること…、そこでミスしたら相手の得点を抑えることに集中して、早い戻りをして、ディフェンスを頑張ること』と言うことで、

自分が子供達ならば、オフェンスの真っ白状態の意識が、ディフェンスを頑張るという意識に変わると思うのです。

ウィークの改善がメンタル面にあって困難だと思うので…視点を変えるように、

三つのうちの一点のみに集中させてみるというのは、

ミニバスの子供達には効果があるかもしれないと思います。

フラストレーションとコーチの対応…2012

2012-12-19 07:05:33 | やっぱりミニバス!
平成24年12月19日 水曜日
 
「フラストレーションとコーチの対応…2012」


試合におけるプレーは、常に自分の思い通りにはいくとはかぎりません。

ディフェンスが粘りある、しつこくあきらめないものであるとき、

また、徹底したフェイスガードで付かれるとストレスが溜まります。

ディフェンス側は、それがねらいなのです…、このオフェンスプレーヤーはイライラし始め感情的になっていきます。

まさに、相手の思うツボです。

これにさらに、レフェリーの、プレーヤー自身の思いもよらないジャッジがあったりします。

そうするとプレーヤーは、『なんで? 今のファウル…? えっー!? それないんじゃない!』と態度に出たら、

…サッカーならば、退場のレッドカードになるかもしれません。


ミニバス男子のだいぶ前の練習試合で、相手チームのスコアラーにフェイスガードで付かせたら…

その子供がアンスポ気味にプッシングのファウル!

『だいぶ頭にきてるな…』と思って見ていました。

試合が終わり、フェイスガードで付いた子供が、私のところによってきて…

『コーチ…、さっき押されたとき、相手から、死ね!って言われた。』と言うのです。

まぁ、ミニバスでもお互いにポジションの取り合いの小競り合いになると…

小さい声で言い合っているようです。

ほとんどは、コーチに訴えてくることもなく、その場で流すような言い合いですが、

さすがに、死ね!…と言われた子供に同じように言い返してこいとは、指導者たるコーチの立場では言えません。

といって、『そうか、仕方ないな~』と収めたら…

なんだ!? コーチはいつも偉そうなことを言って、何も行動しないのか!! …と思うでしょう。

私がコーチとしての立場で考えたのは…

言葉は、互いに…言った、言わないという平行線です。

訴えた子供の言葉を疑うわけではありません。

しかし、言った、言わない…というのは第三者は正確な判断を下せないと思っています。

といって…私が子供の言ったことを聞くだけでは納得できるわけがありません。

私が、その子供の立場なら納得しませんし…、死ね! との言葉が事実ならば、

子供達を指導する者としてとるべき行動があるはずです。

私は、相手チームのコーチの方にお話ししました。

『すいません、うちの子供から聞いたのですが…、

そちらの○番の子供から、死ね!と言われたと言うのですが、

実際に言った、言わない…ということはわかりません。

できれば、コーチから聞いて確認していただきたいのですが、よろしくお願いします。』と話させていただきました。

うちの子供には、『むこうのコーチには伝えておいたからな。』と話しました。

そのあとのことは、相手チームのコーチから確認していません。

帰る前の互いのチームが整列して挨拶したあと、私はいつも、『はい、友達 友達~握手して友達になろう!』

…と言って、うちの子供達から相手の子供達に握手をさせています。

そこで見た光景は、先程の当人どうしが笑顔でしっかり握手をして友達になっているのです…

うちの子供に聞いたところ、相手の子供が、試合後しばらくして、謝りにきたとのこと

相手チームのコーチの方は良き指導者だったと思いました。

最後に私から相手チームのコーチに握手を求めて、『ありがとうございました。』と言いました。

フラストレーションは試合のときは、色んなことで感じるでしょう。

それを首を傾げて納得がいかないと思い続けても、プレーにいい影響を与えるはずがありません。

審判のジャッジ然り、この審判は、こういったプレーに対して笛を吹くんだな…と理解することです。

小競り合いにしても、互いがルールの下で自分達のためにギリギリのプレーをしているのですから、それが勝敗を競うスポーツなのですから…。

そこで、自分の感情をいかにコントロールできるか…なのです。

そのことを子供達に教えることも、指導者たるコーチの大事な責務だと思います。

子供達への期待…2012

2012-12-18 06:25:48 | やっぱりミニバス!
平成24年12月18日 火曜日
 
「子供達への期待…2012」


試合のあとには、勝敗に関係なく、コーチは子供達を集めて試合の内容について講評します。

私は、試合前に必ず…その試合で意識して行うべきテーマを子供達に伝えています。

勝った試合でも、負けた試合でも…行うべきテーマがやり切れたかどうか?

やり切れなかったと思っているならば、何故、そう思うのか…を聞いて確認します。

結局、すべては意識しているか、いないかなのです。

それを意識して行うようにするには、同じねらいの練習を繰り返すしかないのです。

繰り返すことで慣習化するプレーであれば、それは、体がそのように覚えて反応していきますから…

コーチとしては、何も焦ることはなく、忍耐強く徹底して繰り返すだけです。

いちばん頭を抱えるのは、負けた試合がメンタルの弱さによるもののときです。

なぜ、行うべきプレーができないのか?

相手のスタイルに飲まれて、自分達がどうしたらいいのかわからなくなって…できることが金縛りのように、

やれなくなり、行うべきテーマという前の段階で精神的に自滅して負けた時です。

このような負けのあとでは…コーチとして伝える言葉が見つかりません。

コーチ自身も、そのメンタルの弱さに愕然とするからです。

当たり前のことですが…メンタル部分がしっかりしていれば、行うべきプレーをもう一度確認していけばいいのです。

ところが、メンタルの弱さに敗因のすべてがあるときは、どのような練習から入ればいいのか…

練習に入る前に強く語り掛けて、子供達の心をメンタル的に強くしなければ…次に進めないのです。

だからと言って、何もしなくては、何も変わりません。

メンタル的に追い込んだ状況を作り、スクラップ&ビルドを繰り返し…

自分達のスタイルに固辞し、それにこだわる執着心を植え付ける…その気持ちを忘れることなく、プレーの技術を指導していくしかありません。

どうしたら、プレスを突破できるのか?

どうしたら、カットされないパスが出せて、またそういうパスを出させるのか?

どうしたら、マンツーマンの粘りある、相手が嫌がるディフェンスができるのか?

どうしたら、リバウンドルーズをマイボールにできるのか?

コーチがやらせるとともに、子供達自身が自ら動こう、やろうとすることが大事です。

その姿勢が、いつまでも見られなければ、また、ひとりでも見られなければ…

コーチは、投げていいのだと思います。

子供達自身がメンタルの弱さを自覚していて、それを克服することに向かって行こうとしないのなら…

プレーをするのは子供達ですので、そのメンタルでプレーするしかないでしょう。

それで本当に楽しいと思えるバスケを味わうことなど出来ないでしょうが、

チームはコーチのものではなく、子供達のものですから…

自分達がチームを作るという自立した意識を持たなければ、チームは進化しません。

当然コーチは、その姿勢が見られないからといって、何も子供達に伝えずに投げることは間違いです。

子供達がどうあるべきなのか熱く語り、それでも自立できないのであれば…単なるコーチとしているだけです。

そう言いながら、コーチは子供達が自立することに期待するのです。

どん底から…2012  スラムダンク~安西先生より

2012-12-17 07:10:47 | やっぱりミニバス!
平成24年12月16日 月曜日
 
「どん底から…2012 スラムダンク~安西先生より」


勝ち続けるということは…
 
自分達は当然、常勝チームという想いが無意識のうちに心に根付くのでしょう
 
自分達が、最初から…常勝チームであったわけではないのです

負けることから学び、悔しさをバネにして
 
勝つことを狙わず…

ただ、ひたすらに、ただ、ガムシャラに、ぶつかっていったのでしょう。

そして君達は、今の最高のチームになったのです。

最高のチームは…最高の挑戦者に敗北するのでしょう

その敗北は、激闘の結果…喫っするものだと思います。

敗北は、君達をそれぞれに…、どん底の想いに突き落とすのでしょう。

それぞれに…自分を責めるのでしょう。

バスケができる喜びは、そんな…どん底の想いも含むのです。

君達は、これで引退です。

この敗北で引退なのです。
 
自分を責めて…終わるのでしょうか?
 
しかし、バスケを続けることはできるのです。

それを選ぶのは、あなた達ですが、

バスケをやり続けることが、そしてゴールに向かい続けることをあきらめきれない…

それは敗北したことに、自分を責める気持ちがあるから、
 
知らないうちに、次に向かう自分にしているのだとと思います。

そんな気持ちを治めるには、バスケで治めることしかないと思います。

いつかまた、全力でプレーする君達が、お互いにコートで会いまみえる日を…

私は、楽しみにしています。

ホホホ…
(by 安西 from スラムダンク)

迷いが臆病を生む…2012

2012-12-16 05:26:53 | やっぱりミニバス!
平成24年12月16日 日曜日
 
「迷いが臆病を生む…2012」


入らなかったら…どうしよう

抜けなかったら…どうしよう

すべて迷いなんです。

形を気にします。

形はひとつの基準なのです。

形は大切です。

しかし、形にこだわっては目的を見失うのです。

目的を見失うから臆病になるのです。

形は、基本となる考え方に基づくものです…、だから、その考え方を理解することが大切です。

目的に向かう形だから、その形になる。

目的に向かう気持ちを失うことなく、目的に一途に向かう。

これは武士道の精神そのものです。

『武士道とは、いかに必死に生きるか…』ということです。

そこには…迷いはないのです。

結果を恐れぬ、迷いなき行動のみが…すべてなのです。

その行動なくしては、何も始まりません。

まず向かうのです…ゴールに向かうこと、攻める形をとるのです。

ゴールに向かって仕掛けるのです。

ただ…迷うことなく、行くぞ!仕掛けるぞ!という構えをとるのです。

ブザービートのシュートがその手本です。

ただ…ゴールに向かって放るのが、ブザービートのシュートです。

入らなかったらどうしよう…などと考えずに仕掛けて、打つのが、あるべき…行動だと思います。

迷うことなく…仕掛ける!
迷うことなく…打つ!

結果を悩んではいけないのです。

結果を迷ってはいけないのです。


恐れず…臆病にならず

ただ必死に行動すること。

そこから、活路は開くのでしょう。

形は大切です。しかし、形にこだわりすぎても戸惑うのです。

それに…気づくべきです。

そうしなければ、いつまでも…今の臆病な自分を越えることはできないでしょう!

次の自分にステップアップできないでしょう!

迷うことなく…、恐れることなく…、仕掛けるべし!そして、打つべし!

仕掛けなければ、打てないし…、打たなければ、入らないのです。

それは当たり前のことで、その当たり前のことが出来ないのは、迷うことで臆病になるからです。

当たり前のことを行うこと。

それが、今の自分をブレイクスルーするための心得だと思います。

熱中すること…2012

2012-12-15 06:33:02 | やっぱりミニバス!
平成24年12月22日 土曜日
 
「熱中すること…2012」


『あらゆる失敗の、唯一にして、最大の原因は…あきらめである』と言われます。

失敗は繰り返されるものです。

繰り返される失敗に、意欲が減退するのは、自然の心の想いでしょう。

それはやがて、あきらめの想いとなり…

成功の達成感を手にすることなく、挫折感に満たされるのでしょう。

大事なことは熱中する想いを忘れないこと…だと思います。

失敗が続いても、初心の想いを忘れずに、冷静さを失うことなく、とにかく熱中することで継続できるのだと思います。

熱中する想いを持ち続けながら、無心に継続することです。

失敗が続く中で…『自分はできる!』と信じることは、

言うは易く、心に持ち続けることはすごく難しいことでしょう。

さて、エジソンは発明に熱中しました。

ライト兄弟は空を飛ぶ夢を実現させることに熱中しました。

この偉人達に共通しているのは、繰り返された失敗です。

その失敗の中で、彼らは、何に熱中しているのかを、決して忘れず、あきらめることなく継続させたのです。

自分が、今、何に熱中しているのかを忘れずにいれば、

あきらめるという想いに囚われることはないのでしょう。

彼らは、他の人より、ひらめきや、想像力などの才能はあったのは確かだと思います。

その才能に勝るものが、あきらめることのない…継続だと思います。

ひたすらに継続すること、他の人があきれるほど継続すること

それはやがて自分にとって、継続すること自体が信念になり、心に染みつくものとなり…

ある一瞬の機会に、成し遂げることに出会うのでしょう。

これは、いくつもの失敗体験をし、それでも、あきらめることなく継続することで、

創意工夫をし…何度も挑戦し続けて、成し遂げる瞬間を手にしたのでしょう。

それには、そのことに熱中していることが大事です。

その熱中する想いを持ち続けるために、指導者は、子供達の心を支えるのでしょう。

子供達が成功したときの輝く瞳と、満面の笑顔を見たいがために、コーチは、子供達の失敗をしっかりと見続けて…


あきらめようとする想いを摘み取りながら、成功体験を重ねさせることで、

子供達は、熱中する喜びを心に抱いてくれるのでしょう。

立場を考える…2012

2012-12-14 08:17:01 | やっぱりミニバス!
平成24年12月14日 金曜日
 
「立場を考える…2012」


人には、立場があります。

会社での立場。
家庭での立場。
学校での立場。
チームでの立場。

それぞれの立場があります。

その立場が人を変えるのです。

その立場で色々な経験を積み、対応力が身に付いていくのでしょう。

経験は力になって身に付いていくのです。

立場は階段のように上がっていきます。

その立場が上がるにつれて…責任が重くなり、その責任を果たすために必要な権限が与えられていくのです。


今、あなたはどんな立場にありますか?

立場が上がるにつれて、しがらみも増えていきます。

若いころのように自分の立場で正論を言って…がむしゃらに行動できないようになっていく、

若いころ、ああいう上司にはなりたくないな…と思っていたのが、いつの間にか、そんな上司になっている。

『仕方ないよ…、あの頃は若かったからね~』

行動できない自分になっている。

立場がそうしている?

立場が上がるというのは、人を熟成させますが、同時に保守的にもしていきます。

立場は人を変えていきます。

しかし、自己革新を忘れた熟成は…つまらないものだと思います。

立場が上がるから、視点が高くなり、視野が広がり、最善の選択をして、行動することができるのでしょう。

考えることは…経験値が増えている分、アィディアは豊富にあります。

それを行動に現すことで…その立場にいる自分の役割が果たせると思っています。

年寄のたわごとでしょうか?

世の中そんなに甘くありませんか?

そうでしょうね。


しかし、子供達は見ています。

コーチという大人の言動を、相手の立場を尊重しつつ…毅然と正しく行動するコーチであって欲しいことを、

自分もコーチのような大人になりたい…と思うのか、怒鳴るだけ怒鳴って…言うとおりにすればいいんだ!

…というコーチのような大人になりたいとは思わないでしょう。

ミニバスにおけるコーチという立場は…、子供達の心に直接影響する大人の立場です。

言葉と行動が一致したコーチであれば、子供達の考え方はコーチの考え方と同じになり…

子供達は、コーチの立場で物事を考え、それを基本に行動していくようになっていきます。

子供達にとってコーチの立場は、子供達を正しく導く道標なのです。

大人には、それぞれの立場がありますが、子供達を育てる立場にある人は…

言動を正しく、あるべき人の道を語ることができる人であって欲しいと思います。

リラックスと集中…2012

2012-12-13 05:45:15 | やっぱりミニバス!
平成24年12月13日 木曜日
 
「リラックスと集中…2012」


例えば、全国大会なり、県大会なりでメインコートでゲームができる栄誉は得難いものです。

ここまでくれば…実力レベルはほとんど拮抗していると思います。

そんな試合の勝敗の行くえを左右するのは、如何に自分達のバスケができるか、させてもらえるかでしょう…

ひとつは、ミスで自滅しないことです。

緊張しつつも、いい緊張感で締まったプラスの精神状態で試合に臨む、

そんな魔法の一言がコーチに期待されるところでしょう。

如何にリラックスさせて、如何に集中させるか…

欧米のプレーヤーは、リラックスの状態にあっても…瞬時にメンタルを緊張させ、張りを作り、目を見張る集中したプレーを発揮します。

これは、キリスト教文化による、『心身二元論』…心と身体は別にあって、この二つが結び付いて力となるというものです。

ですからリラックスすることは、身体を緊張させるために必要なことだと考えられています。

一方、日本人は仏教文化から、心技体の三つが一体となって力が発揮されるという…『心身一元論』だと言います。

心の状態が身体の動きを左右するのです。

それ故日本人は、練習の始まり、ゲームの始まり、トレーニングの始まりに緊張した状態を作らなければ、途中から張りを作ることは非常に難しいと言われ、

最後まで力を出し切れないで終わる傾向があると言われています。

このため、メンタルトレーニングの重要性が言われています。

リラックスからスイッチが入ったように一瞬で集中した状態にトランジションすること…

これも今では、トレーニングによってコントロールできると、スポーツ科学では明らかにされてきているようです。

ミニバスでも、メンタルトレーニングを科学的な手法で取り入れる日が近い将来には来るかもしれません。

お疲れ様です…

2012-12-12 18:35:59 | やっぱりミニバス!
平成24年12月12日 水曜日
 
「お疲れ様です…」


子供達には聞こえているのか、いないのか?

保護者が一生懸命になっています。

いいことです!?

子供達を緊張させないように…どうすればいいか?

落ち着かせるにはどうすればいいか、

保護者が試合をしています。保護者が狙っているのは優勝だから、

それよりも、礼節あるチームにしたいということ…

強さ弱さより、謙虚であること、率先して会場の準備や後片付けを手伝えること…

バスケの前に、まずそこだと思います。

それを教え導かなかった、コーチの自分は猛省しなければなりません。

そのために保護者の協力は欠かせません。

保護者は子供達に、チームメンバーとしてのあり方をコーチの目の届かないところを補って欲しいのです。

今更ですが…