バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ターンオーバー…2012

2012-12-24 05:22:32 | やっぱりミニバス!
平成24年12月22日 土曜日
 
「ターンオーバー…2012」


ターンオーバーを少なくすること…、ミスを少なくしてシュートで終わること。

これが実際にできた時、得点する可能性が限りなく高くなるのは間違いないでしょう。

しかし、そればかりを注意して、そればかりを意識すると…

ミスを怖れて積極性がなくなるのは事実です。

ターンオーバーをしてはならないと、意識すればするほど…、逆に、多くなるものです。

ターンオーバーには、積極的なものと、消極的なものがあると思います。

積極的なものとは、例えば…、攻撃的にプレーを仕掛け突破しようとした時に起こるものです。

それを練習でやったシュート…、ワンカウントストップからのパワーレイアップとか、ポンプフェイクでディフェンスをさばいてからのシュートとか、ステップインとか、ギャロップとか、

練習で出来ているシュートを試合でやろうとして、一瞬の焦りからミスする場合です。


さて消極的なプレーから生まれるターンオーバーとは、

例えば…仕掛けた時に、ディフェンスに阻まれて、これを突破しようとする意識が消沈するプレーで、それで相手にボールを取られて、カウンターブレイクを許すものです。

このような、ターンオーバーを無くしたいのです。

そのターンオーバーの原因は、コーチにあることが少なくありません。

ベンチのコーチの怒声を気にして、怒鳴られないためにプレーをしようとはじめた時に、萎縮してターンオーバーをすることです。

このような時は、子供達は…、プレーに集中しているのではなく、

コーチとゲームをしているような状況の時に、ターンオーバーが起こる可能性が高いのでしょう。

どのようにターンオーバーを少なくするか?

それは日頃から、コーチの子供達に対する姿勢に問題があるのだと思います。

特に、先ほど述べたように、練習の時の姿勢でしょうか。

日頃の練習での単純ミスをどのくらい、どれだけ許容できるか、

それを如何に忍耐強く指導できるか、にあるのでしょう。

本人はミスをしようとしてするのではなく、ボールをキャッチする前に、次のプレーをしようとしてファンブルする。

仕掛けて突破する…突破できる意識を持って個人技を冷静に使えばいいのに、

頭、真っ白で…ただ相手の網に飛び込んで行って、ターンオーバー!…なのです。

プレーの最終的な決定は子供達個人の判断です。

その判断が気持ちの強さから生まれたものか、どうしていいかわからず強引に飛び込んで行ったものか…

その判断は考えて行うものではなく、感性で表現されるものだと思います。

その感性を磨くのがコーチの務めだと思います。

コーチがあまりにもすべてのミスを注意ばかりしていると、

子供達は、逆にうるさいと言わんばかりに消極的なプレーに終始するでしょう。

ここで、許されるものと許されないものの基準を…コーチとして持つことです。

練習ごとにその基準が違えば、子供達のミスに対する感性は磨かれないでしょう。

消極的になっているものには、毅然とした言動で徹底して指導します。

子供達は、これがコーチが言う気持ちの弱いプレーなのか…と、その感性に刷り込むのです。

それは、やがて子供達自身の感性になっていき、気持ちが入ったプレーをしていくようになっていくのだと思います。

そして、そのプレーで犯したミスは許容できるものなのです、

その時にコーチがかける言葉は、『気にしない!もう一度チャレンジするんだ。ナイスプレーだよ!』

さらにそのミスが続くのであれば、ターンオーバーの許容範囲の基準を上げていき…

子供達のミスに対するプレーの感性をもっと磨いていくことです。

この繰り返しで、プレーヤーの子供達は自立し自律していくのだと思います。

子供達は、その感性をもって…、考えることなく無意識のうちの、意識的なプレーとして表現していくようになっていくのだと思います。

それでも、今の6年生のチームは安定しません…強いのか、弱いのか?

それでもコーチを続けていきます!