バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ハーフタイム…2012

2012-12-20 05:50:28 | やっぱりミニバス!
平成24年12月20日 木曜日
 
「ハーフタイム…2012」


ミニバスにも3分もしくは、5分のハーフタイムがあります。

ここでコーチは子供達に何を指示するのか?

または、語るのか?

気持ちの入っていない、抜けたようなゲームをしている時は、モチベーションを上げる言葉を語るべきなのでしょう…が、

練習でやったことが試合で出しきれない…そのメンタルの弱さに叱りつけてしまいます。

『プレーをしているのはコーチではない、何をしていいかわからない…

相手の厳しいディフェンスにびびって、動くこともしない!

ゴールをねらうこともない!

それがお前達が試合のために練習してきたものなのか!?

これで、終わって いいのか?

コーチを感動させるプレーを自分達のためにしてみろよ!!』

この言葉も間違いではないと思います…が、

これでは、精神論一辺倒ですね。

具体的な、やるべきことを指示できていない…。

まず叱り、落ち着かせ…具体的にやるべきことを端的に言うことはしなければならない…それがコーチでしょうね。

では、何を言うのか? 何について言うのか?

それは、次の三つのことだと思います。

1. オフェンス
2. ディフェンス
3. トランジション

このうち、何を優先して端的に明快に話すか!?

敗戦傾向に流れがある時は、メンタルスキルが落ち込んで…自分達のプレーが思うようにさせてもらえない、

特にオフェンスにおいて、ターンオーバーを繰り返し、相手に得点されている状況…

このような時は、ターンオーバーするな!と言うよりも…

ターンオーバーした後のディフェンスの戻りを意識させ、

相手の得点を抑える、ディフェンス・トランジションを意識してやることを強く強調すべきなのでしょうか。

コーチにより、その指示は、三つのうちの何を重視させるかは、

コーチの戦術眼によると思います。

一つ言えることは…三つのことをすべてを注意することはありますが、

現実はすべてを注意しても何も起こらない、変わらないことがほとんどだと言うことです。

ゲームのことで頭がいっぱいになっている時に、ましてや、敗戦傾向にある時にコーチの話しを冷静にすべて聞いて理解することなど、

特に、ミニバスの子供達には無理でしょう。

ですから指示するのは、一点でしょう。

しかも、この例の場合は…オフェンスの気持ちが上がらない状態ですから、

その気持ちを回復させることより、ターンオーバーした後のディフェンスを徹底させる、

その一点のみを指示するでしょうね…私の場合は、

それが効を奏するかどうかはわかりません。

しかし、オフェンスをどうにかしたいと思っても…子供達の頭は真っ白なのです。

ですからとにかく、『オフェンスは仕掛けること…、そこでミスしたら相手の得点を抑えることに集中して、早い戻りをして、ディフェンスを頑張ること』と言うことで、

自分が子供達ならば、オフェンスの真っ白状態の意識が、ディフェンスを頑張るという意識に変わると思うのです。

ウィークの改善がメンタル面にあって困難だと思うので…視点を変えるように、

三つのうちの一点のみに集中させてみるというのは、

ミニバスの子供達には効果があるかもしれないと思います。