バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

負けた責任~責任とは?…2013

2013-08-18 07:04:44 | やっぱりミニバス!
平成25年8月18日 日曜日
 
「負けた責任~責任とは?…2013」


『競った試合で ほとんどミスがなく、子供達が頑張っているときにメンタル面で負けているのか、いないのか…

早い段階で判断して、修正する。

その結果、1点差で負けてしまった』


この負けは、誰の責任なのでしょうか?

元野村監督は言っています。

『勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし』…と、


負けという結果には、必ず原因があるのです。

その原因は、試合が終わってその試合の展開を振り返ったときに、

その試合のときには、何気ないプレーで、その試合での唯一のミスであった場合…

結局、それが結果に影響していたのか…と気付かされる。

その後の試合展開が、ほとんどミスなく手に汗握る、試合となり、結果…1点差で負ける。

この場合、試合展開を振り返ってみれば…選手起用やディフェンススタイルの変更や、

タイムアウトのタイミングなどで、試合の流れをこちらに引き寄せることは…必然的にあり得ます。

それは、ベンチワークのコーチの采配で左右されるものですから、

負けた結果の責任は明らかにコーチにあるのでしょう。

もうひとつのパターンは、競った試合の終了タイムギリギリの終盤で、明らかに、焦りによるプレーで…

ミスはなく全力でボールにいき、ゴールをねらっている。

しかし、シュートを打っているけれど…一本のシュートが決まらない。

…で1点差で負けたという結果になった。

その結果の責任を問うとしたならば、当然、子供達の責任ではありません。

では、一般的に言われる負けた結果の責任は、監督・コーチにあるのでしょうか?

試合終盤のシュートが決まらないのが、明らかに焦りからくるもので、

しっかり、一瞬の間を取り、ボードに当てるバンクシュートをすれば入るのが、

とにかく、シュート一本を焦り入らない。

焦る子供達を落ち着かせれば、シュートは入ったかもしれない。

では、子供達を落ち着かせるためにタイムアウトを取って、

自分を取り戻すような間を取り、指示をするというのが最善でしょう。

しかし、プレーが沸騰し、止まらないで流れていれば、タイムアウトが取れるタイミングは難しいと思います。

ましてミニバスでは、後半で1回しかタイムアウトが取れませんから、

すでに、タイムアウトを取ってしまっていれば…このような終盤の状況でタイムアウトを取れないのです。

それで1点差で負けた場合の責任は、やはり、監督・コーチにあると思います。

ゲーム終了間際まで試合が興奮状態で沸騰している…

そのアドレナリン全開状態でも、シュート一本を決められる。

そういうメンタルは、普段の練習で培うことはできると思っています。

そのような状況でのゲーム展開を練習のときに試合モードでさせてなかったとすれば、

その練習を徹底していなかった監督・コーチの責任でしょう。


そういう練習をしていても、試合で…その練習の成果が出せなかったならば、その練習のあり方に問題があるのです。

それ故やはり、監督・コーチの責任だと思います。

また、試合では信じられない負け方をする場合もあります。

同点、若しくは…2点リードで、相手が放ったブザービートのシュートが決まったときです。

このようなあり得ないことが、あり得るのです。

まさしく、神の手によるものとしか思えないプレーです。

しかし、負けた原因はブザービートの、その神がかり的なシュートが入ったことではなく、

そのシュートを打たせたことにあることが…原因であることも考えられることでしょう。

何故、そのシュートを打たれたのか?

打たれずに済んだのを…打たれて決められたのであれば、打たれたことに原因があるのは明らかです。

しかし、完全にブロックにいっていて…相手の体勢を崩していて、

それでも、神がかり的にシュートが決まることがあるのです。

そういうシュートを私は何度も目にしました。

このようなシュートで1点差で負けた場合の選手達の悔しさは計り知れないぼど大きいのですが、

その負けた責任は選手にはありません。

敢えて言うならば…そういう試合展開に至らせた監督・コーチにあるのだと思います。

いずれにしても、負けた結果の責任は、監督・コーチにあることは間違いないことでしょう。

さて、負けた責任が監督・コーチにあるとするならば、

その責任とは、『とる』ものでしょうか、『果たす』ものでしょうか?

私が考える責任とは、その立場で応えるものだと思っています。

監督・コーチが、負けたことに応えることとは、 

次に向かってチームの課題を明らかにして、目標を定めチームを造る練習を創造し、子供達のモチベーションを方向づけて上げていき、練習を行っていくことです。

選手である子供達の責任は、監督・コーチの練習をやらされていると思うことなく、

その練習を自主積極的に行うことで、自分達が納得した試合ができて、バスケが楽しいと思うために、

その想いを仲間と共有し、自分達の想いに応えることです。