バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ささやかな生き方…2013

2013-08-01 06:00:05 | やっぱりミニバス!
平成25年8月1日 木曜日
 
「ささやかな生き方…2013」


今日から8月…葉月。

開放感溢れる活動的な季節です。


『虚弱な肉体をもつ人間が、それを忍耐強いトレーニングによって強化できるように、

虚弱な心をもつ人間も、それを、正しく力強い思いを意識的にめぐらし続けることによって強化できるのです。』

これは、人が、自分に掲げた目標に向かうために…強い心をもつための考え方を述べたものですが、

すべての人が、そのような強い心をもつことはできないでしょうし、

すべての人が、大きな目標を掲げて人生を歩んでいるわけではないでしょう。

大きな目標を発見できていない人や、日常を淡々と繰り返して生きている人は、

とりあえず、目の前にある自分がやるべきことに、自分の思いを集中して、

意識をそこに向けてやるべきことを、こつこつと積み上げるようにやっていけばいいのでしょう。

その小さなことが、大きなやり甲斐を感じさせてくれるのです。

ミニバスのコーチにしても然りだと思います。

子供達とバスケを通じて接することは、大きな何かを成し遂げるためではなく、

子供達の成長に、正しく携わりたいという…“ささやかな想い”をもっているだけなのです。

そのささやかな事を積み上げていくようにやり抜くこと。

それを精一杯にやり遂げようと努力することで、自分の人生は意義あるものになるのだと思います。

今の子供達と共に笑い、共に悔しさを共有ししながら、

一方でコーチとして子供達を成長させることに、自分の全力で向かっていくこと。

バスケの技術のことを通じて、子供達の心身の健全な育成に関わっていきたいと強く心に秘めています。

それは目標ではなく、私という人間のささやかな生き方なのです。

仕事?ですか。

仕事も、この仕事に就いて33年が過ぎ…この仕事のプロ意識に誇りを持っています。

この仕事のキャリアで、自分の人生観や価値観は造られ、

さらに、ミニバスに出会うことで、新しい価値観が心に芽生えました。

この仕事に出会えたこと、ミニバスに出会えたこと

そのことで、妻とも出会え、我が子達とも出会え、ミニバスの子供達とも出会え、ミニバスの多くの指導者の方と出会え、仕事で多くの人達と出会えて…

その出会いで、私のささやかな人生は、充実した生き方になっているのだと思います。

これらの出会いに深甚なる感謝の気持ちでいっぱいです。