バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

キャプテンとは~資質と役割…2 013

2013-08-13 04:59:16 | やっぱりミニバス!
平成25年8月13日 火曜日
 
「キャプテンとは~資質と役割…2013」


うちのチームでのこと…平日練習のことから、キャプテンのことについて子供達とミーティングをしました。

保護者の方にも、子供達の後ろで聞いていただきました。

以下は、その時に子供達だけに配ったものです。

このペーパーをもとに、子供達に問いかけながら、語っていきました。

……………………………………………………………………

1 「キャプテン」って何?    

キーワード → 「チーム」は誰のもの?

 コーチのもの? 保護者のもの? 子供達自身のもの?  


「チーム」って何?  

その競技を共に行う者達の集まり…仲間 (仲良しではない)

「チーム」のメンバーは同じ競技をする仲間…何を目標としてその競技を行うのか?

「チーム」がひとつの目標に向かっていくには、チームはどうあるべき?

「チーム」がひとつになるためには?

バラバラな仲間の思いをひとつにするのは誰?…コーチ? 子供達?

コーチは、教え導く者…子供達が立てた目標に向かって教え導く者。  

「チーム」をひとつにしていくのが、「キャプテンの役割」では?


2 キャプテンは誰が選ぶ?…コーチ? 保護者? 子供達?

「キャプテン」になる者は、「キャプテンの資質」を持つ者でなければならない。

キャプテンの資質?って何?…それは“キャプテンシー”

このキャプテンの資質を子供達自身が考えて、チームメンバーの自分以外の中で、この資質、もしくは資質に近いものを持っていると思う者を選ぶ。

それを総監督のコーチが、みんなが考えた「キャプテンの資質」を持った者の意見を受けて任ずる。(任せる)

3 キャプテンの務めと仲間のフォロー

キャプテンは任じられた時点以降、「キャプテン」らしくあろうと努め、

「キャプテンの役割」を務めなければならない。

ただし、任じられた時点でキャプテンである者などいない。

キャプテンの役割を失敗しながら、仲間の支え(フォロー)を受けてキャプテンになっていく。


君たちは、キャプテンをフォローしているか?

仲間はみな、キャプテンシーを知り、キャプテンを支えるフォローアーシップ…支える者としての資質を知り、これを発揮しなければならない。

キャプテンシーとフォローアジップがひとつになった時にチームは一丸となれる。

4 キャプテンは自由に辞められるか?

「僕、キャプテンを辞める」と言ってキャプテンを辞めることができるか?

キャプテンは任じられた時点以降、最後までキャプテンであらなければならない。  

ただし、キャプテンに対する過剰な期待などによって、身体的または精神的に追い込まれ(誰が追い込む?)、

キャプテンの役割を務めることができないと、任じた者が、メンバーの意見を聞いて、判断した場合は、このキャプテンを免ずることができる。  

任じた者しか、これを免ずることはできない…だから、「キャプテン辞める」と言ってキャプテン自身がキャプテンを辞めることはできない。

5 キャプテンが辞めるということ

仲間やコーチは、キャプテンが辞めるとういう、その重大さを知らなければならない。

子供達がキャプテンを選んだ…ということは、それは仲間が選んだキャプテンだということ。  

キャプテンたろうとしているか?いないか?…仲間が選んだキャプテンを、仲間以外や、キャプテンを任じた者以外がこれを辞めさせることはできない。

また追い込むことをしてはならない。

6 キャプテンと仲間とコーチ  

そのキャプテンは、前の年のキャプテンとか、以前のキャプテンとか…誰と比べられるものではない。  

そのキャプテンが、キャプテンたろうとしているならば、仲間はキャプテンの努力を認め、仲間はこれを支えなければならない。

そうでなければ、チームはいつまでも、目標を共有することはできない。

共有できなければ、それはチームではない。

目標を共有しない、チームではない者達を、コーチは教え導くことはできない。