採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

日向夏鶴乃子

2020-08-11 | +お菓子・おやつ

ダンナサマは特に甘党ではないのですが、「心のお菓子」がひとつあります。
それが石村萬盛堂の銘菓「鶴乃子」

小さな子供の頃、お母さんが入院したことがあったそうなのですが、見舞い客がみなこれを持ってきてくれた思い出があるのだそうです。
お母さんがこれが好きだった訳ではなく、
「Kちゃん(←ダンナサマ)が鶴乃子が好きでねえ」という話が広まり、「ぼっちゃんは、これがお好きだそうで」
という感じで、みんなが持ってきてくれたみたい。
大きな卵型の箱を何箱も重ね、抱え込むようにしてひとりじめしていたようです。
で、お気に入りの看護婦さんには一個あげたり。

白くてまあるいたまごの形をしていて、さわるとふわふわ。
しかもたまごの形のふっくらまるい箱入り。
(より高級な、四角い箱入りの献上鶴乃子はイヤだったみたい!)
子供には、魅惑のお菓子ですよね。

もう甘党ではなくなった今でも、このお菓子は好きみたい。
とてもしあわせそうに食べるので、一緒に食べるこちらも幸せになります。


交通会館には、福岡のアンテナショップがあり、この鶴乃子が買えます。
マルシェ出店のあと、いそいそと買ってきました。

今回は、定番のほか、季節限定品もゲット。
「日向夏鶴乃子」です。

日向夏鶴乃子

季節限定品はみな「小ぶり」なのかな、小さなサイズの鶴乃子です。

日向夏鶴乃子

普通サイズは、二人で一個にしようかとも思ったりしますが、この小さい鶴乃子ならば迷わず一人一個。


日向夏鶴乃子

薄い黄色のマシュマロ。
すべすべです。つい触って楽しんでしまいます・・。

日向夏鶴乃子

中には鮮やかな黄色の餡が。

宮崎産日向夏使用だそうですが、ほんものの日向夏よりきりりと酸味を効かせてあります。
マシュマロ部分は、甘く、少しほろ苦い感じ(ほんとの日向夏に通じるものが)。
しっかりした甘酸っぱさが、この時期にぴったりのパンチの効いた味わいです。
お菓子としてよく考えられているなーと思います。
マシュマロ菓子は安いものも含めいろいろありますが、鶴乃子シリーズは、別格の上品さだなあと思います。


ところで、ほかにもフレーバーが?と調べてみると、チョコミントマシュマロやコーヒーマシュマロ、チョコマシュマロなど、各種マシュマロ商品も出していることが分かりました。

ホワイトデーの習慣をはじめたのは、この会社なのですって(1978年)。
ホワイトデーが近くなると、マシュマロを含め、いろいろなお菓子のキャンペーンがあるようです。

なんか、どれも美味しそう。
ホワイトデーは、バレンタインのチョコ商戦に比べると断然つまらない印象でしたが、このマシュマロ菓子は欲しいかも。
関東でも買えるところ、あるかしらん。

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ぶどう「涼玉」(りょうぎょく)

2020-08-07 | +フルーツ

先日、農産物直売所で変わったぶどうが売っていたので買ってみました。
確か、山梨のものだったような・・・。


名前は「涼玉」(りょうぎょく)。

ぶどう「涼玉」

グリーンのさわやかな色でこの時期にふさわしい素敵な名前。

形がとても特徴的だと思いました。
根本が寸詰まりで、先端側が細く尖った、砲弾型・・?

皮は柔らかく、皮ごと食べられます。
果肉はやや柔らかめ。 固めの果肉のぶどうは、サクッとした歯ごたえで、噛み切っても果汁が垂れない感じですが、これはジューシーで齧ると果汁が垂れるタイプ。(巨峰よりはやや固めかな)

味は、なんと、すっぱい!
勿論酸っぱいだけではなく甘酸っぱいのですが、酸味がくっきり。
甘さはシャインマスカットのようなさわやかな甘さ(濃厚系ではない)なので、酸味が際立ちます。
私はすっぱい味がとても好みなので、これはすごく好きかも。
皮は、渋くない、と書いてあるサイトもありますが、今回のものはちょっと渋かったです。
剥こうかどうしようか考えるほど。皮は、ぺろーっと薄く剥けますが、全部綺麗に剥くのはちょっと面倒かな。

香りは弱め。特に印象的な香りはありませんでした。
同じ「玉」のつくぶどうに「黄玉」(おうぎょく)というものがあります。
これは、とっても甘く、そして何だか濃厚な香りがします。
香りが印象的なぶどうって、とっても好みですが、あんまりないですよね・・?


この涼玉、より完熟すると、色は黄色っぽくなり、味も甘くなって酸味は薄れるようです。
でも、暑いこの時期、さっぱり酸っぱいぶどうはとてもいいなーと思いました。

品種情報によると、品種登録は1989年だそうです。
かなり古い品種ですが、売られているのを見たのは初めて。栽培が手間がかかるなのかな?



■参考情報

苗木販売会社植原葡萄研究所に、次のような品種説明がありました。

涼 玉 (りょうぎょく )
(S9110×ネオマス)(欧州系雑種)
Ryogyoku  Seibel 9110×Neo Muscat)

1977年、岡山の花澤茂先生作出の新品種。
1989年に品種登録された。
開花終了直後から5日目に25~50ppmのジベ処理をし、落花10日~15日後ジベ15ppmにフルメット3ppmを加え、処理するとピッテロ形、美しい先尖長卵形無核(5~6g)になる。整房して円筒形3~400gの房にする。処理による硬化はない。密着するので摘粒が必要。有核粒は尖卵形6g。
黄緑色、糖度は18~19度。肉質はやや軟。多汁。わずかにマスカット香。
食味はさわやかで上品。皮離れよく酸味少なく食べやすい。熟期は8月上~中旬の早熟種。
果 芯が弱く衝撃による脱粒に注意。自然脱粒はない。
裂果なく日持ちは中~良。樹勢は旺盛で耐病性も強く、豊産で栽培容易である。

 

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ニュー掃除機(中古)

2020-08-05 | +食べるもの以外

結婚したあとに買った掃除機を手放して、2017年にリサイクルショップで中古の掃除機を買ったのでした。

それが、この夏、ニンニクの葉っぱクズなどを吸い込みすぎたのか、故障。
まだ3年しか経ってないのに~。

でも使ってみて、あんまり使いやすくもなかったので、未練はないです。

今回もまた、リサイクルショップに行って買ってきました。


こちらは先代のもの。

掃除機

三菱のTC-FXC5J-Aで、2013年製で、6000円くらいでした。吸い込み仕事率は500W。

先端に回転ブラシがついていましたが、すぐにとってしまいました。
(大きいものを吸いたいため)
先端に動力パーツがついていると、パイプがそう簡単には外れない構造になっているのですが、それがものすごく不便でした。
あと、小型のものを選んだのですが、小さいということは、ごみ袋も小さいということ。
私が吸うのは、おがくずや木片、葉っぱくずなど、割とかさばるものが多いです。
小さいとすぐにいっぱいになってしまって、そのまま吸い続けたのが故障の原因かなと・・。


新入りはこのヒト。

掃除機

ちょっと大きくなり、そして原始的になりました。
パイプはすぽっとはめ込むタイプだし、先端に回転ブラシはありません。こういうのを探していたのです。

掃除機

東芝のVC-KA1(L)。
吸い込み仕事率は470Wで、30Wダウン。
製造は2011年。先代よりも2年古い!
お値段は、古さもあり、また原始的なタイプだからか、3000円台。


掃除機

先端部。回転ブラシなしの構造。
いまどき、電器屋さんに行くとこういう掃除機は売っていないですよね。
でも、回転ブラシつきは、ルンバもあるし、ダイソンもあるのでいらないのです。

日常的に部屋を掃除するのではなく、ベランダの枯れ葉や、DIYの際のおがくず、石膏ボードの粉などを吸いたいのです。
あと、ルンバ自体を綺麗にするため。

ダイソンは、先端ノズルを外してしまうと、驚くほど吸引力は弱いです。ルンバの掃除にはちょっと役不足。
あと、石膏ボードの粉や土などを吸うとフィルターが目詰まりするので(ダンナサマがいやがることもあって)使えません。

掃除機

先端部を足で踏んで、すぽっと外せるのも好みのポイント。


前のものは、ホース(固いところ)がえらく短く感じましたが、今回のはやや長くなった気がします。
あと、前のは、スイッチを「強」にしていても、フローリングなどを吸っていると、自動で「弱」になってしまいましたが(故障?)、今回は自分で切り替えない限り「強」のままでいてくれます。

懸念事項としては、ホース(固いところ)が希望より細いこと。
初代の、学生用チープ掃除機は、もうちょい太かったです。かなりの大きさの木片も吸ってくれました。
細めのホースだと、枯れ葉や木片を吸うと、詰まってしまうかも・・?

ま、3000円台なら贅沢はいえませんね。
どのくらいもってくれるでしょうか。
頑張ってほしいものです。

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チタケの加工とチタケそば

2020-08-04 | +きのこ

7/28、Myナワバリで、初めてチタケがたくさんとれました
慣れないながらも頑張って加工してみました。

料理方法を検索してみたのですが、詳しいサイトがなかなか見つからず、結局、Youtubeのこちらの動画を参考にさせて頂きました。

この方のおうち流の料理法だそうですが、作り慣れていらっしゃる様子が伺えます。
ポイントは次の通り。

・塩水に5分ほど漬けて虫出し
・水中で手で千切るようにして分割
(別に、乳を無駄にしないようにヒダを上にして包丁で切るという流儀も。2センチ幅くらい)
・油でよーく炒める。最初は汁が白く濁っているが、それが透明になった状態でさらに炒める。
 よく炒めることでダシが出るとのこと。
・ナスを縦にスライスして、チタケの鍋に加え、一緒に炒め合わせる。
 めんつゆ、酒、醤油、砂糖などで味付け。煮ふくめていく。
・(ここで、1日おくとすごく味がよくなるという説もあり)
・そばつゆにする場合は、水分を加えて煮てアクをとる。適宜味付け。


動画、および各種情報を総合して、次のようにやってみました。

チタケ

まずは洗浄。
塩水に漬けて虫出し。チタケは、撥水加工みたいな感じで結構水をはじくので、10分くらい漬けた方がいいかも。
漬けた水は白く濁って、乳をムダにしてしまったか?とあせりますが、これくらいなら大丈夫だと思います。
虫出しのあとは水洗い。
そして、こんな感じで紙の上に広げてしばらく水切りしてから加工しました。

チタケ

切ると乳がじゃんじゃん出てきます。
動画では水中で割っていましたが(こうすると手がねばつかないのかも)、今回はまな板の上で2センチ幅くらいに切りました(大きいカサは半分に切ってから)。
(鍋の上にまな板をかざして、切ったそばから鍋に入れるようにして乳を無駄にしない、とまで書いてあるサイトもありました)

軸は縦半分に切ったあと、適当な長さにカット。

チタケ

炒めはじめ。
水洗い後、結構乾いた状態だったので、それほどびしょびしょと水が出る感じではないです。
炒めていくと、なるほど、ナスの皮を焦がしたような香りが漂います。
ナスと相性がいい、といわれるのも分かります。

チタケ

汁が透明になって、更にそれが蒸発するくらいによく炒めてみました。
(量が多くて2回に分けて炒めました)
よく炒めると、すごく黒くなります。
大半は冷凍するので、ナスは加えず、自家製めんつゆで味付け。

一部については、スライスしたナスを加えて炒め合わせ、味付けしました。

チタケ

こちらが茄子入りチタケ。
この状態で翌日まで置いておきます。
(チタケは、炒めた翌日の方が美味しい、という説があるのです)

チタケ

翌日、水を足して煮なおして、そばのつけ汁にしました。
冷たいおそば+熱いつけ汁という方針。

チタケの色もあってとても黒々していますが、それほど醤油どばどばという訳でもないです。
(味はともかく色合いだけ見ると、関西では受け入れられにくそうに見えます)


チタケ

お蕎麦はダンナサマが茹でてくれました。
「ひや・あつ」のつけ麺スタイルは、猫舌の私にはぴったり。


今回は、つゆとして煮立てたとき、それほどしっかりとはアクをとりませんでした。
そのせいか、食べ終わると、くちびるがちょっとぺとぺとに。天然ゴム成分かしら。
でもかゆくなったりはしないし、じきに気にならなくなります。

味は、きのこの土の香りと海産物のあわさったような風味。
チタケ自体の食感は、ボソボソ、とよく表現されますが、よーく炒めたせいか、豚ロース肉くらいの感じ。
思ったよりしっとりしています。
茄子との相性もよく、美味しいです。

おそばと合わせるほか、炊き込みご飯にもいいようです。
みじん切りにして、ひき肉とお団子にして、スープ系はどうかな。
シューマイという手もあるかも☆

今回は全部醤油の下味をつけて冷凍してしまいましたが、洋風料理にするとなると(イタリアでも食べるんですって)、どういう調理法が合うんでしょうね。

何しろ沢山あるので、いろいろ試してみようかと思います。





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ニュー台車「カルティオ」

2020-08-03 | +食べるもの以外

マルシェ出店前、大急ぎで買ってきたのが、台車。
これまで使っていた台車は、ハンドルと台の接合部が激しく腐食して、ハンドルがグラグラになっていました。

不調が発覚したあと、ホームセンターに見に行ったりしましたが、
希望より大きい気がしたり、やっぱそれでいいかと買いにいったらなくなっていたり。

グラグラのまましばらく使立ていましたが、今回は、絶対買わなきゃ。
こんな信頼性に欠けるボロ台車で出店荷物を運ぶのは、すごいストレスです。

ホームセンターに行ってみると、狙っていた台車が入荷していました。
これまで使っていたものより、かなり上等な品物。
お値段も張りますが(9000円前後)、静音で軽々動くので、ゲット!

軽量樹脂製運搬車カルティオ

おニューの台車がこちら。
黒とオレンジの、ハロウィンみたいな色合いです。
今調べたところ、商品説明に「今までの台車のイメージを払拭するスタイリッシュなデザイン」とありますが、スタイリッシュ・・・かな・・。
(ハンドル部が黒・オレンジのほか、黒一色、台は黒のほか、白、青と、カラーバリエがあるみたい)

軽量樹脂製運搬車カルティオ

名前もわかりやすく「カルティオ」。
軽さ、耐久性、静粛性、機能性を併せ持つ、とあります。

台車自体の重さは8.4キロで、前のボロは、サイズも小さかったのでもう少し軽めでした。
でも、重さのバランスがいいのか、畳んで車に摘む際も、割と持ちやすいです。
台車として転がすときは、ほんとに軽い!
荷物を載せていても、指一本でするする動かせてしまいます。

台がプラスチックで、メッシュ構造になっていて、雨水が溜まらないようにかなーと思っていたら、キャスターが転がる底面からの反響音を減少するためなのだそうです。ほーう。反響音。そうだったのか。


軽量樹脂製運搬車カルティオ

先端の丸い部分は、こうやって地面につけたりすることが多いですが、わずかに弾力性があり、とりまわしが快適です。


台車のキャスターって、前輪が自在、後輪(手元側)が固定になっています。

これに気づいたのは割と最近。
全部自在キャスターだと、グネグネしてしまって動かしにくいんですよね。
自作家具にはほぼ全部キャスターをつけてありますが、全部自在キャスターをつけていました(たまたま持っていたものがそうだったから、というのもありますが)。
動かす方向をある程度決めて、2輪は固定キャスターにしたら、もっと動かしやすかったかもなー。


軽量樹脂製運搬車カルティオ

とても静かで軽々動くキャスター。
ぱっと見はふつうのキャスターですが、ラジアルベアリングと、エラストマー樹脂車輪で、省音設計なのだそう。
エラストマー樹脂車輪は、跡が室内床につきにくい効果もあるようです。

交換パーツとしてキャスター単品で買うと、500円弱。あれ、意外と安い。
キャスターのカタログを見てみると、同じ耐荷重(~80kg)、取付高さ(122mm)でも、1000円~2500円という高級キャスターもあったりして、興味深いです。耐腐食とかいろいろな目的があるのかな・・・。お高いキャスター、触ってみたい・・・。)
(取り替えキャスター:TYSFHG100SEL(自在)、TYSR100SEL(固定))


2009年グッドデザイン賞受賞だそうですが、(黒とオレンジがスタイリッシュな色かどうかはさておき)なるほど納得な気もします。



ニュー台車で交通会館マルシェに行ってみると、出店者さん仲間の何人もが、同じ台車(サイズ違いとか)を使っているのを見かけました。

おお、やっぱプロはこれを選ぶのね!

自分のチョイスが間違っていないことが分かって、なんかうれしかったです。
(あと、名前書いておいた方がいいな、と思いました。)

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