生まれて初めての、生アーティチョーク!
アーティチョーク
実はブログのお友達のカイエさんに(おねだりして)頂いてしまいました。海外旅行先の市場で見かけたりはするものの、さすがに電気ポットでは茹でられないサイズだし、アーティチョークづくし、みたいなお料理のあるレストランは高いし、という訳で、ほとんど食べたことがなかったのです。
ピザのトッピングとか、お総菜コーナーの油・酢漬けでちょっとだけ食べたのが記憶の全て。
ガクを外しながらつけ根をシガシガと囓る、というのも、一体どんな感じのものかと不思議に思っていました。
念願の生アーティチョークに大感激。カイエさんありがとうございます~!
いろいろ料理法を検索してみたのですが、まず初めはシンプルに料理して味を確かめないと、という訳で、茹でることにしました。
たっぷりのお湯で30分茹でるらしいのですが、検索したら圧力鍋を使う、というのが何件も出てきたので、そちらにしてみました。
(実はパソコンを見ていたらお料理の時間が足りなくなった・・・)
加圧5分、蒸らし5分で丁度茹で上がりました。
圧力鍋のフタを空けると、何だか変わった香りが。野草系のグリーンな匂いがします。
小さい方のアーティチョーク
ガクを剥がしてつけ根を囓ってみます。
思ったより囓り取れる部分は少ないです。
丁度カニのお腹側に、三角形の部分がありますよね(フンドシというのかな)。メスガニのフンドシをパキっと折り取ると、ごくわずかに内子が入っているのだけれど、それに似た感じです。
味は、野草のような青っぽい味がほのかにします。
例えるなら、タケノコではなくて、もっとデンプン質の・・・、何だろう。芋とか豆系統のホクホク感が少しあります。
ずっとガクを食べ進むと、ご本尊に到達。
ハートというのでしたっけ。
小さい方のアーティチョーク
左がパカっと外れたガクの最後の部分。右が花びらや雄しべ・めしべが生えている土台のところ。
雄しべは針状で痛いので取り除く、とあちこちで見かけましたが、このサイズの蕾の場合、上の写真の左右、どちらもそのまま、丸ごと食べることが出来ました。
雄しべも柔らかく、全く気になりませんでした。
そしてこちらは大きな蕾。
剥いていくプロセスは同じですが、ガクのつけ根の柔らかいところは更にすくなく、全てのガクが固くて丈夫です。
そしてハートがこちら。
大きい方のアーティチョーク
こちらは、雄しべの部分を取り除く必要がありました。少し食べてみたのですが、チクチクして喉に刺さる感じなのです。
これを取り除いてしまうと、何だかとても薄べったい小さな円盤状のものが残るだけ。非可食部がこんもり山になっているのに比べると、拍子抜けするほどの小ささです。
小さい方の蕾の方が、蕊や中心部に近いガク全部食べられて、可食部の比率が高いかもしれません。
食べてしまうのが勿体ないわ・・・。
でも、柔らかくしたバターを少しだけつけて、ぱくっと食べてしまいます。
ソフトで滑らかで、でも少しホクホクもしています。皮を剥いて柔らかく茹でた空豆を少しスモーキーにしたような味です。
酸味のあるオイル漬けとはまた全然違う味だと思いました。
おいしい~。
お腹いっぱい食べるには、一体何個のアーティチョークが必要だろうか・・・。
(満腹になるまで食べるものではなくて、季節感を大切に味わうためのものか)
カイエさん、本当にご馳走さまでした!
うちのそば、荒れ地っぽいところが結構あります。
アーティチョークこっそり植えて、いつの日か、どんぶり1杯分食べてみたいなー。
あとオイル漬けも作ってみたいものです・・・。
おまけ。
この日はアーティチョークがメインだったのですが、その他のおかずは・・・。
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具だくさんスープ。 白インゲン豆を別鍋で煮たのだけれど、からうっかり目を離し、煮崩してしまったのが悔やまれます・・・。 |
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ビーツサラダとタコのマリネ。タコの上にかかっているのはやはりカイエさんから頂いたフェンネルです。 奥のチーズは「さくら」。 |
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生麺タイプのパスタ。(乾麺が何キロもあるっていうのに生麺買っている場合じゃないのに~)
生クリーム、すり下ろしたパルミジャーノチーズ、黒胡椒、ゆで汁少々で麺を和え、レモンの皮、ディルをトッピング。 レモンの香りが生クリームの濃さを和らげてとてもさっぱりおいしかったです。 |