採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ウィーン2017:ケーキ

2017-05-02 | +海外

先週(4/23~4/30)は、ウィーンに行ってきました。
リフォームのドタバタが丁度終わった直後で、旅行気分を盛り上げるために予習する時間はほとんどなし・・。
今回は、ぼんやり骨休めがてら、町歩きをすればいいや、と思って臨みました。
ダンナサマは私より更に気力がない状態。「博物館はどうお?」と水を向けても反応せず、結局私の散歩に同行したのでした。
でもまあ、二人で歩いて、「これ何だろうね~」「これ美味しそうだよね」「買って帰れば」「いや荷物の重さがさぁ」と他愛のないおしゃべりをするのもいいものです。


泊まった宿は、前回と同じ、Westbahnhof にほど近い、Arcotel Winberger Wien
朝食のビュッフェがものすごく充実しています(チーズ・ハム数種類、ソーセージ、ベーコン、パン数種類、フルーツ数種類、シリアル数種類、ヨーグルト数種類、コーヒー数種類、紅茶数種類などなど)。見るだけで「わぁ~」となり、時差もあって、朝からモリモリ御馳走が頂けます。
そのせいで、昼も夜も、ほとんどお腹が減りません。昼を抜けば、夜に少しお腹が減るかな?というくらい。
ホテル代は中くらいですが、トータルで考えると安上がりかもしれません。
(レストランディナーが目的なら違ってきますが。我々は、帰国後の時差が辛くならないよう早寝早起きするためにも夜は軽めにして早々に寝てしまいました)

ウィーン名物というカフェ&ケーキは、2回、行きました。
「1日1ケーキ」が出来たらよかったのだけど、もう年だしね・・・。
 

オーバーラーOBERLAA

1件目はオーバーラー
ダンナサマのチョイスは、Oberlaa Kurbad Torteというもの。
チョコレートムースと、ナッツがツブツブしたスポンジが互層になっています。
ツブ感がアクセントになって、濃厚で美味しかったです。 

オーバーラーOBERLAA

熟考の末に私が選んだのは、Schoko-mousse Torte チョコレートムース。
全体がふんわりとろけるチョコレートムースです。
最下層はもしかしたら極薄のスポンジなのかもしれないけれど、ムースと一体化しています。
前回頼んだものが「パサパサで、もしかして数日前のケーキ?」 という印象だったので今回は、丸い形状に切り目を入れたばかりで、出来たてと思われるものを選んでみました。
ムースなのでパサパサになりようもなく、チョコ風味も濃厚で美味でした。
でも、日本だったら、何かもう1つくらい要素を足すような気もする。 

ハイナーHeiner

別の日。ハイナーというお店にて。
私が悩みに悩んだ末に選んだのはMoccakrapfen。
(krapfenというのは、穴のあいていないドーナツ) 

ハイナーHeiner


パサパサした丸いスポンジ(揚げてあるのかは不明)に、モカフォンダン(粉砂糖ペースト的なもの)をコーティングし、間にコーヒー風味生クリームを挟み、上にコーヒー風味バタークリーム(甘さ控えめ)を絞り出してあります。
これが・・。
すんごい甘くて・・・(涙)。
フォンダンが分厚いせいかなあ。パサパサだし。
半分に割って、生クリームとバタークリーム片方を載せるようにして食べると、バタークリームのマイルドさで、甘さが和らぎ、パサパサも何とか潤って食べやすくなりました。

選ぶ際、ミルフィーユから苺を抜いたようなケーキとこれと、迷ったのだけど、あっちにすればよかった・・・。

ハイナーHeiner

ダンナサマのチョイスの、Sacherpunch。
これもびっくりの展開でしたよ。
フォークを刺すと、ザゴっというケーキらしからぬ手応え。フォークを刺して、逆さにすることが出来そう(やらなかったけど)。
まさかと思って敷き紙を持って持ち上げてみると、石のような重たさ! 

ハイナーHeiner

ケーキクラムをラム酒とチョコレートで固めたような、極めてずっちりしたケーキでした。
これはこれで美味しいけれど、もし試食して選べたならば、買わなかっただろうな、という味でした。
(結局、モカクラプフェンの甘さにノックアウトされ、こちらまでは食べきれず、ナプキンで包んでカバンの中に。常温だって日保ちしそうな、丈夫そうなケーキですし) 


ケーキ勝負は結局、2勝2敗かな。

ケーキが美味しくない(予想と全然違う味)、というのも、旅行ならではの体験で、面白いものです。異文化体験というか。(負け惜しみじゃなくて、「大人の余裕」です。えへん)

確実に美味しいケーキが食べたければ、日本の、定評のあるお店で買うべきですよね。
日本人の嗜好を研究しているはずで、決してパサパサのものはないはず。
(買う前に日本語でこと細かに説明してもらうことも出来ますしね!)
たまにはケーキ屋さんに行ってみるかな・・。

前回ウィーンに来た際、オーバーラーのケーキを食べて「パサパサだし、古いケーキなのかも」という印象を持ちました。でも、観光客がひっきりなしに訪れる店だし、古いはずがないかも?
パサパサは、最初からそう意図して作っていたのかもしれません。
ほろっ(パサっ)とした生地とクリームの対比を楽しむのがオーストリア流なのかな、と今回思いました。




=====

結局、朝食以外で何を食べたっけ。
思い出せる今のうちにメモを。

1日目(4/23):夜11時頃着。到着後すぐ就寝。
2日目:夜、スーパーで買ったハムなどで、ホテルピクニック。
3日目:夜、ケバブスタンドでケバブ1個を買ってきて、ホテルピクニック。
4日目:昼下がりにカフェでケーキ。夜は二人別々。ダンナサマは職場の知人とビアホール、私は部屋で適当に。
5日目:昼、焼きそば屋台で焼きそば(ひとつを半分こ)。昼下がりにカフェでケーキ。夜、近所のインドレストランでラムカレー(一人前)を買ってテイクアウト。ホテルの部屋にて。
6日目:午後、ナッシュマルクトにて、レーバーケーゼゼンメル、チーズとワイン。夜は部屋にて、朝食時に貰ったクラッカーとおみやげ用に買ったチーズなど。
7日目:朝食時に、自分で買った山羊チーズと山羊乳ヨーグルト追加。昼、ソーセージスタンドにて、ソーセージ、レーバーケーゼを挟んだパン、ワイン。昼すぎ出発。

どのタイミングかは忘れましたが、ラズベリー(2回)、ほおずきも買って食べました。

(ダンナサマはレーバーケーゼがかなり好きということが、結婚後××年にして初めて判明。)


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3 コメント

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Unknown (トリュフ)
2017-05-09 19:37:52
ウィーンのケーキ。最初はどんなに美味しいんだろうって印象ありますねー。先入観って言うのか…でも実際口にすると
『ガッカリ』てありますよねー。

一番目のケーキが一番私の好みかな?

かつて外国の飛行機で乗務員にしつこくナンパされたりして、もう外国いくのは疲れちゃいました。最近は地元が一番的になっちゃいました。
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Unknown (トリュフ)
2017-05-15 19:53:01
ケーキのことじゃないけど、珍しい果物の苗の里親を探したら、男性の方が応募されてきたのですが、果物の苗の以外のものを求められてきました?よくするにしつこくナンパされたって言うことですが、怖くなってもうネットて公募する気がなくなってしまいました(^_^;)

紳士的な方もいらっしゃるけど、私もガードが甘かったですねー。かなり男性不信の状態です(>_<)
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日本のケーキも (●トリュフさま~Fujika)
2017-05-19 23:14:30
日本のケーキのレベルもすごく高いですし、当然日本人の嗜好にあわせているし、日本でも時には買おう、と思いました(前もウィーンでそう思った記憶が・・)。
苗の受け渡しを、実際に会ってされたのですね?
大きいものは難しいかもしれませんが、メール+宅配が安心かもしれませんね。
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