採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

路地裏のタベルナ ビッケ

2020-07-30 | ■外食

交通会館マルシェが二日連続だったので、その間は東京に泊まることにしました。
泊まったのは日和ホテル銀座
ダンナサマが、駐車場のあるホテルということで、探してくれました。
本来ならそこそこお値段がしそうなホテルですが、この時期、ちょっとディスカウントがあったようです。
(ほんとなら今頃オリンピック客で満室だったでしょうね・・・)


夜ご飯もダンナサマがリサーチ済み(やさしいにゃあ)。
小さなイタリアン食堂です。

タベルナビッケ

路地の突き当りにあるこちらは、「路地裏のタベルナ ビッケ」。
マスターがひとりでやっていらっしゃる小さなお店です。

連休のさなか、あけて下さって助かりました、と言ったら
「ですよねえ。休もうかとも思ったのですが、お客さん、来るかなあと思って・・」
と。

ちょうど入れ替わりに二人組が出たところで、店内は我々ふたりの貸し切り。
こ、これは、食べれるだけ食べなきゃ(ダイエット棚上げの名目が立ったわ)。

メニューには魅力的なものが沢山。
それぞれ小と大があるのですが、小サイズでいろいろな品数を頼むことにしました。

タベルナビッケ

まずはフォアグラと豚肉のテリーヌ。
テリーヌは、塩味もちょうどよく、かなり贅沢にフォアグラが使ってあります。
(あと、すごく厚切り!)
添えられたニンジンサラダは、みかんが入っていて、フォアグラに合う少し甘めの味付け。好み~☆
スパイスが印象的で、アニスですか?と聞いたところ、キャラウェイシードです、と。
ええ~、キャラウェイシード~?間違えてくやしいぞ。


タベルナビッケ

テリーヌには、右のパンが添えられてきました。
で、次に頼んだのは真ん中のお皿、小タコのトマト煮。
パクチーが沢山載っています。
トマト煮は、辛みも効いて、パンチの効いた味。
辛みはいいのですが、塩漬けケイパーが多めに使ってあるのかな、ちょっと塩辛かったです。

タベルナビッケ

自分では作れないもの、ということで、馬肉のタルタル。
パルミジャーノ(ペコリーノ?)チーズやピクルスなどが混ざっていて、初めて食べる複雑な味わい。
こういう赤身のお刺身的なものを目にすると、脳が自動的に醤油味を予想するようで、口に入った時に醤油の味がしなくて驚きます。
でも、とても美味しくてペロリと食べてしまいました。


タベルナビッケ

石鯛の南蛮漬け。
小骨もない大きな石鯛のフィレの南蛮漬けで、とっても食べ応えがありました。
パクチーがこんもりなのもうれしいです。
各種ピクルスと盛り合わせてあって、どれもほどよい酸味で美味しいのですが、アスパラのピクルスが印象深かったです。

以上は、前菜メニューからのお料理。

タベルナビッケ

これはサラダのなかのお料理で、砂肝ときのこのホットサラダ。
砂肝はコンフィにしてあるものなのかな、ゴリゴリじゃなく、くにゅくにゅとソフトな触感で、でも塩辛すぎず美味しかったです。
全体にチーズがまぶしてあって、自分では作らない味わいでした。

メニューの2ページ目にはパスタや主菜の肉料理(豚肉ローストや牛ほほ肉煮込みなど)があったのですが、2ページ目に気づいたのがだいぶ食べてからだったので、2ページ目のお料理までは到達しませんでした。
後からグーグルマップの口コミを読むと、ロースト肉もとても美味しいそう。
また次かな・・・。



2ページ目から頼んだのはデザート。
自家製ジェラートから、ほうじ茶と、ライムヨーグルトを頼みました。

タベルナビッケ

ほうじ茶ジェラート。
右にある小瓶は、グラッパ。
まずそのまま食べてほうじ茶の味を楽しみ、そのあとグラッパをかけると「コーヒーの味になるんですよ」と。

やってみると、ほんとだ! なんかコーヒー味!
グラッパだけ舐めるとグラッパの味なのですが、かけるとコーヒー風味。
不思議・・・。
アルコールのせいで甘さも控えめに感じ、幸せ感倍増です。


奥に見える薄緑色のものがライムヨーグルト。
これもまた、香水みたいな化粧品みたいな(←褒めてますよ)香りが強く、とても好みでした。
試しにこちらにグラッパをかけてみると、グラッパの生臭さが際立ってしまって、あんまり美味しくないの。
ほうじ茶ジェラートとグラッパは、驚きの相性でした。


おなかはちはちになるまで食べて、大満足の夜でした。
ご馳走様でした。


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