採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ショコラひよこ

2021-08-27 | +お菓子・おやつ

しばらく前、東京駅を通る用事があり、ひよこの新味を買ってしまいました。
「東京限定」と書いてあったのです。

ショコラひよこ

初めてみるこちらは、「トロワアンプレス ショコラひよ子」。

ひよ子って昔から好きなお菓子でした。(特に皮が)
いつ頃だったか、
「ひよ子発売95年目にして初めての新味「塩ひよ子」」
というようなポスターを見かけました(うろ覚えです)。

塩味の甘いお菓子は苦手なので、よりによって「塩」ひよ子かーと完全にスルー。
ただ、その後、「紅茶ひよ子」「黒糖ひよ子」など次々と新しい、食べてみたいフレーバーが出ています。
買っておかないとなくなっちゃうかも、と思いつつ、大体箱入りで5個以上なのが迷うところ。
今回は3個入りなので、味見にちょうど☆

ショコラひよこ

中身はこちら。

5個入りは多すぎと言っておいてなんですが、第一印象は、「小さっ」。
普通のひよ子よりかなり小さ目です。

(肝心の写真を撮り忘れましたが・・)四角い箱に、斜めに5区分されるような仕切りがつくってあって、箱も仕切りもダブルというかスペースを持つタイプ。
両端の三角形のところはもちろん空洞で、3か所の平行四辺形のスペースに小さなひよ子がちんまりスカスカにおさまっています。
(なんか、中国のおみやげ品みたいな・・・・。)

この小さなお菓子3個にぴったりあうようにすると、箱がとっても小さくなってしまって売り場で映えないのでしょうね。で、縦にきっちり5個並べると、サイズはそれなりだけれど値段が高くなりすぎる・・・。
いろいろな事情で仕方ないのだろうけれど、箱をあけたとき、「うわー、ここまでして箱に入れなくてもー」と思ってしまったのでした。

ショコラひよこ

さて、お菓子本体。
切ってみるとこんな感じです。
外側の皮は、いつもの美味しいひよ子の皮。
中は、ショコラ餡の中に「濃厚チョコレート」(ガナッシュ風)が包まれています。
この三層構造が名前の由来で、トロワアンプレスというのは3層の、とか三つ重ねた、というような意味のようです。

一番芯の濃厚チョコレートが、絞り出し成型の結果なのだとは思いますが、ひよ子の形に添って頭の方にまで伸びているのが好感が持てます。

ショコラひよこ

味は違和感なく、なかなか美味しいです。
サイズが小さすぎかと思いましたが、チョコレート味でやや濃厚なので一人一個食べるならばこれくらいでいいのかもしれません。
今回はちょっと乾燥気味でしたが、霧を吹いてホイルに包んで軽くトースターで焼いてみたら、出来立ての味がよみがえったかも・・。

ショコラひよこ

原材料。


それにしても最近ひよ子、いろいろな味やパッケージのが出てるよなーと思って、HPを見てみました。
最初にあたったのがひよ子本舗吉野堂(福岡の会社)。新味ひよこが見当たりません。
あれ?販売終了なのかー、と思ってよくよく調べてみたら、もうひとつ、株式会社東京ひよ子という会社がありました。
私が東京でみかけたいろいろなひよ子、そして今回のショコラひよ子も、こちらの東京ひよ子の製品でした。
違う会社だったのですね・・。

東京ひよ子のホームページに、会社の沿革が書いてありました。
明治30(1897)年創業の吉野堂から、昭和41(1966)年に分かれて別会社、東京ひよ子になりました。
(この頃かな、かつて福岡土産と言われていたひよ子が、いつの間にか東京みやげでしたよね。)
で、約20年後の昭和62(1987)年に再度元の会社と合併したけれど、また分かれ、合併から約10年後の平成7(1995)年からまた東京ひよ子として営業して、今に至っているようです。

女性社長さんがやり手なのか、平成元年に作った新工場のラインがきめ細かいのか、期間限定フレーバーや、パッケージなど、年に3回以上、新商品を出しているようです。
東京の人は移り気ですから、それに対応しているのでしょうね。

魅力的なフレーバーに出会えるのはうれしいですが、みつけたときに買わないと、期間限定でなくなってしまうこともある、ということ。買う方はぼんやりと「また今度」と思ってる場合じゃないってことですね。
でえい、5個入りでもいいから買っちゃえ買っちゃえ。

元祖の、福岡のお店は、メインのひよ子はもちろんありますが、サイドラインは東京ひよことはまた違った品ぞろえのようです。行ってみたいなー。
とりあえず、アンテナショップかな?


■株式会社東京ひよ子沿革(概略)
明治30(1897)年 初代、石坂直吉が福岡県飯塚市で菓子舗「吉野堂」開業
大正元(1912)年 12月 二代目、石坂茂がひよこをかたどった菓子「名菓ひよ子」を考案
昭和39-41年 東京工場建設
昭和41(1966)年 株式会社東京ひよ子設立
昭和62(1987)年 ひよ子本舗吉野堂が株式会社ひよ子、株式会社東京ひよ子と福岡銘菓原料株式会社を吸収合併し、商号を株式会社ひよ子とする。東京支社として営業を開始。
昭和63年 有限会社ストーンヒルズカンパニーを設立。
平成元年 新東京工場完成 平成7年 有限会社ストーンヒルズカンパニーを組織変更し株式会社ストーンヒルズカンパニーを設立。
平成7(1995)年 ストーンヒルズカンパニーの商号を株式会社東京ひよ子に変更。 
  株式会社ひよ子の東京地区の販売・製造部門を株式会社東京ひよ子に譲渡し株式会社東京ひよ子として営業を開始。
平成20(2008)年 8月 東京ひよ子オリジナル「東京 塩ひよ子」販売開始
平成21年 11月 会長に石坂博史、社長に石坂淳子就任
平成24(2012)年 5月 東京ひよ子オリジナル「紅茶ひよ子」スカイツリータウン販売開始
  9月 東京ひよ子オリジナル「東京 黒糖ひよ子」期間限定販売開始
  12月 12月1日「名菓ひよ子」は創生100年を迎える。

コメント
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