採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

スモークサーモン2019:倉庫まで受け取りに

2019-01-17 | +肉・魚系保存食

今年のスモークサーモンは、鮭を倉庫まで受け取りに行くところからスタートしました。
例年は宅配業者に頼んでいるのですが、年末の繁忙期で、しかも重さが25kgと規格ギリギリ(アウト)という重さのため、配送依頼を受け付けてくれるか微妙なところなのです。
なので自力で受け取った方が確実。
ダンナサマが協力してくれることになって、二人で行ってくることにしました。

向かうは品川駅付近の海の方にある埋め立て地、品川埠頭。
天王洲アイルの、運河を挟んで東側、お台場の、海(?)を挟んで西側。
といっても全くイメージが湧きません。

カーナビにお任せして、昼くらいにつくように出発しました。
ランチは、埠頭にあるコンビニで何か買いましょうかね。
 

サーモンうけとり

行ったのは、12月25日。
高速を降りて、少し都内を走ったのですが、驚いたことにまだイチョウの木に葉っぱがついています!
日当たりなのか風向きなのかで、木にもよるのですが、ぱっと見て、こんなにイチョウの黄葉が楽しめるのです。
うちの方(南茨城)では、ずいぶん前に完全に落葉しています。
東京ってあったかいんですね。

 

サーモンうけとり

「ま、まだ緑の葉っぱのイチョウが!?」
と驚きましたが、これはイチョウではありませんでした。
なんの木にしても、年末時点でまだ黄葉しきらないなんて!!!
(うちの周辺では、すべての落葉樹の落葉が終わってます)


 

サーモンうけとり

これは、品川埠頭側から天王洲アイル方向を見たところかな。
品川埠頭での写真は撮りそびれてしまいましたが、別世界のような光景でした。
埋め立て地なのでまっ平らで、片側3車線の立派な道路が縦横に走っています。
敷地のあちこちにあると思われるのは、コンテナの集積場。普通のもの(オフィスビルとかコンビニとか)や歩行者は全然目につきません。
道路には、大きな海上コンテナを引っ張っている大型トレーラーがぎっしり!
渋滞!?と思いきや、路上で待機しているようで、片側3車線のうち、2車線が待機エリアになっているようでした。
一般社会とは別ルールが適用されているようです。
普通車でうろちょろしているのは我々くらいかも、と思うような心細さです。

一般道だと、他車のフロントウィンドウやヘッドライトが自分の目に入り、他の車となんとなく目線があう感じがあると思います。
でも、トレーラー相手だと、フロントウィンドウははるか上にあり、自分が小さくなったみたい。
くじらの群れに紛れ込んだ小魚の気分でした。

大量のコンテナには世界中からの荷物が入っていて、それがどこかに送り届けられているのですよね。
どこから来て、何が入っていて、どこに送られるんだろう?
思いを巡らせてみたくても、ドライバーさんの姿は遥か上方。窓から見えるトレーラーの大きなタイヤを見ながら感慨にふけっていました。

荷物を受け取ったのは、東京定温という冷蔵倉庫会社。
ビルごとまるごと冷凍庫で、そこに大型冷凍トラックのうしろをくっつけて、直に積み込みが出来るようになっていました。


こちらがその冷凍倉庫の積み下ろしエリア。

サーモンうけとり

フォークリフトが更に奥の倉庫からものを取り出して、ここで受け取り業者に分配します。
このエリアも冷凍庫で、作業する方はみんなフカフカに厚着しています。 

 

サーモンうけとり

これはよその方の荷物。
チリ産スモークサーモンですって。
もう出来ちゃってていいなあ。うちらは生鮭、これから加工だわ。

 

サーモンうけとり

さて、あの巨大な倉庫から我々が受け取ったのはこの1個。
フォークリフトを使って運んでもらうのは恐縮するくらいの量でしたが、25キロはかなり重たいです。
倉庫からMy台車まで、そして台車から車の荷室に持ち上げるだけでも、二人がかりでないときびしいです。
ダンナサマと一緒に行ってよかったです。

 

サーモンうけとり

Sockeye Salmon(紅鮭)とあります。
段ボールの横にカエデ模様がありましたが、今回はカナダ産。
手配して下さった矢口さんによると、カナダのフレーザーリバーの天然紅鮭で、4年に一度くらいしか入荷しないものだそうです。
いつもはチリ産なので、違うタイプのサーモンで作るの、楽しみ☆

 

サーモンうけとり

ダンナサマとサーモン。
紅鮭は遡上の際には婚姻色で体が真っ赤になるのですが、海にいるうちはこんな感じの色のようです。
チリ産のものはもっと巨大なサーモンだったこともありましたが、今回はほどよいサイズです。
小さ目は、捌く数は多くなりますが、スモークの作業はしやすくて助かります。
25キロで、11匹入りだったかな?(お母さんへ:何匹入ってましたっけ?)

 

サーモンうけとり

発泡スチロールの箱2箱に移し替えて、更に断熱シート、ふとん、毛布などでくるんで、徐々に解凍します。
この状態にして、我々はこの日は帰宅しました。

母と叔母で捌くのは28日(3日後)。
前日溶け具合をチェックして、まだ結構固かったので、くるんでいたふとん類を剥がしたそうです。
で、28日には丁度よい固さに解凍されていたとのこと。 


長くなったので、スモークサーモン作りはまた別記事にて。


■参考情報
トラックの種類
カナダのフレーザー川(およびその上流のアダムス川)は紅鮭の遡上の観光ポイントのようです
 カナダ観光局(?)
 ブリティッシュコロンビア州観光局ブログ 
 バンクーバー新報

コメント (2)
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