採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

縦縞ケーキ

2019-01-30 | +お菓子(西洋)

先日クラテッロの仕込みに参加させて頂き、その際、ケーキを持って行ったので記録しておきたいと思います。

お誕生日が近い人がいるため(duckbill夫妻はちょっと前、私は翌日)、ケーキらしいケーキもいいなあ、と思って、イチゴの生クリームケーキ。
ずっと前に本でみて、「おお!」と思った縦縞のケーキを作ってみました。
まずは写真から。 

縦ロールケーキ

いちごのケーキ。
上及び周辺で、いちご1パック分。
たまたまあまおうを使ったのですが、あまおうは中も赤くて華やかです。

 

縦ロールケーキ

側面にはクリームを塗らないでみました。
技術的にとっても楽になって助かりました。
(上の白いクリームと茶色の対比もいいんじゃない?とのふみえさんの意見もあったし☆)

 

縦ロールケーキ

カットするとこうなります。
縦のシマシマって、ちょっと意外性のある断面ですよね。
(Duckbillさんが「おお!」って受けて下さって、うれしかったです)
私も初めてお菓子の本で見たときはびっくりしました。
薄い帯状の生地を、ぐるぐると、切株みたいに縦巻きに巻きつけていくとこんな感じになります。
(柾目材ケーキと呼んでもいいかも?)

挟んだいちごはとちおとめ。
とちおとめはカットすると中が白いので、赤い種類の方がもっとよかったかも。
あと、結構敷き詰めたつもりだけれど、もっとびっしり並べるといいかな?

 

縦ロールケーキ

今回は6等分にカット。

この縦ロールケーキは、いわゆるいちごショートよりも生地が薄くて、生地、クリーム、そしていちごがよくなじむのがいいところではないかと思います。
ちいさな一口分でも、スポンジとクリーム、両方が口に入ってきます。
ショートケーキはスポンジ2層、その間にクリーム1層だったりしますが、そうすると、フォークでのちぎり方によっては、スポンジばっかり口に入ってくることも。
挟まっているいちごも、いちごショートだと大振りですが、これは薄切り。
ごろんとしたイチゴはスポンジやクリームよりずいぶん歯ごたえがあり、また、数が少ないのでいつ齧ろうか悩みますが、薄切りいちごは、ほかのパーツとよくなじみ、ほぼ毎回、丁度良い甘酸っぱさを感じることが出来ます。
(最近のいちごって結構固いですよね。未熟というのもありますが、輸送の際いたみにくいように、固め方向で品種が開発されているのだそうです)

全卵泡立てのジェノワーズ生地よりも、ロールケーキ生地(別立てビスキュイ生地)は焼き時間が短いのも便利です。

 

縦ロールケーキ

これは何かというと、ゆかりせんべいの缶のフタで、今回焼き型に使ったもの。
35.5cm×29cmでした。



 


さらっと書きましたが、作るのは初めてで、いちおう成功したのはビギナーズラックかもしれません。

生地だけは以前にも作ったことがあります。
「確か前回も割とうまくいったし、まあ大丈夫よね~」と思いつつ作業していましたが、焼いてみたらなんか本よりずいぶん白いような?こんなもんだっけ?
(ドキドキ)

夕食後に組み立て。
なにしろ初めてなのでどうやるのかよく分かりません。今失敗したら、夜も遅いし、作り直す余裕はないです。
なんとスリリング。

いちごの並べ具合や巻きつけかたなど各段階で悩みつつ、「とう!」とか「よっ!」と気合で何とか巻き終えました。
巻いてしまえばいちおう一安心。
巻き込むだけで1パック使い切ってしまって、外側用の生クリームがないので夜中にダンナサマと一緒に生クリームを買いに行ったりなど、てんやわんやでした。
(昼も、いいイチゴを探して2軒スーパーを回りました。結果的に両方ともまあまあ程度でしたが・・・。「いちごフェア」というポップが飾ってある割にはいまひとつだったなあ・・・)

次回作るときのために、注意点などを。

■■縦ロールケーキ メモ
■生地(クイーンアリスのクッキーと焼き菓子より)
ココアロールの生地1台分
焼き型は、レシピ通りではなく、もっと大きめ  35.5×29cm(1030平方cm)
焼き上がり後、側面の紙をまずはがし、大きなビニール袋に入れて蒸らしておき、完全に冷めたら紙をはがす。
剥がしたあとにものさしで生地の幅をはかり、4等分にナイフでカット(今回は28cmだったので7cm幅)。
(ナイフで完全に切り離すこと)
最後の帯の末端は、厚さ方向に斜めにカットし、巻き終わりがなじむようにする。

■いちご
挟むいちごものせるいちごも、できれば中が赤いタイプがよい。(あまおう、いばらキッス)
なるべくびっしり敷き詰める。挟むのに1パック(強)、飾りに1パック、計2パックは必ず必要。3パック買っておいてもいいかも。
運搬がないのであれば、上にのせるいちごも、スライスしてウロコのように敷き詰めるときれいかも。
(今回は巻いただけの状態で運び、わらび邸にて簡単にデコレーションをしました)

■組み立て
生クリームは、挟むのに1パック、飾りに1パック、計2パック用意する。
7cm幅×30cmの柔らかいスポンジにイチゴの乗ったやや重たい帯を貼りつけていくのは結構ハラハラ。
(上手に持たないとちぎれそうになる)
オーブンペーパーなどで支えの帯を作って、それに載せて運ぶといいかも。

巻くときの台となるお皿は、なるべくまっ平らなほうが便利(ただしまな板などではなく、軽めで丸いお皿がよい)。
それぞれの帯にクリームを均一に塗るのは難しいので、巻いた後、一旦さかさまにし、ケーキ下部で隙間があるところにクリームを塗り、またさかさまにしてみた。
カットしたまっすぐなラインをケーキ下部にし、スポンジのへりはケーキ上部に来るようにし、ヘリの多少のでこぼこは、上にこんもり塗るクリームでカバーした。

■カット
中央に1個いちごを乗せた際は、まず半分にカットしたら、それをどこかの一切れにのせてしまう。
1個のいちごを無理やり6等分などしようとしない方がよい。

コメント (2)
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