台湾にて、マンゴーを3種類買って帰って、ホテルで食べ比べてみました。
結論からいうと、品種による味の違いを説明するのは難しいです。
特に天候不良の年は、その1個が、品種の味を発揮できているかどうかも問題です。
(例年より味が薄かったり、甘さが足りなかったりしがち)
マンゴーの品種改良も、基本的に(「個性的」というよりは)「美味しい」(そして育て易い)ものをめざしているはずです。美味しいマンゴーの条件というのは一定の範囲におさまるはず。
(甘く、酸味はほどほど、滑らか、すじっぽくない、など)
通常は年に1回もマンゴーを食べない日本人の私には、細かい違いはなかなか・・・。
(しかも、一旦口に入れると、「わーい、マンゴーだ☆」と脳がハイになってしまうため、違いを吟味するどころではありません・・)
一番違うのは、形かな。
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食べ比べた3種は、 ・西施芒果 ・水蜜桃芒果 ・金皇芒果
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せっかくですからもう一枚。 西施は熟すと赤~黄色で照りがある感じ。 水蜜桃芒果は、桃のようにピンク~赤~黄色がほのかに入り交じる色合い。未熟なときは粉っぽい表面ですが、熟すとつや感が出てきます。 金皇は黄色に熟し、照りはあまりなく、マットな質感。今回は薄緑ですが、触ってみたら柔らかかったので食べ頃と判断しました。
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皮むき後。 ホテルの暗い照明で、どれも同じ色に写ってますね・・・。 金皇がやや明るい黄色でした。金皇は甘すぎる、という意見もありましたが、今回は(緑色で剥いたせいか)ある程度の酸味がありました。愛文のようなヤニっぽい力強い感じはないようでした。 西施は、金皇よりは色・甘みともに濃い目だったかな。
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こちらは水蜜桃芒果。 これに関しては、ダンナサマがあずき(ぜんざい)っぽい香り(味)がある気がする、と言っていました。 私が感じたのはうっすらとした粉っぽさ。だけどこれは微妙に未熟だったせいかも?
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(かじった写真でごめんなさい) 種の形状は全然違います。金皇は甲イカの甲羅みたいな平たい形状。 西施は外見もそうですが、カーブがしっかりわかる、S字型。 水蜜桃芒果は、一番まるっこいマンゴーでしたが、種もまるっこく、厚みもあるかたちでした。
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ブラインドで品種をあてるのはむずかしそうだけれど、種の形でなら分かるかも。