年末も近づいて、気ぜわしいような、そうでないような。
なるべく心頭滅却して、ムダにアタフタしないように、と心がけていたら、心頭滅却しすぎて、季節がよく分からなくなってきました・・。
「すごい寒いけど、これは何かの間違いで、ほんとは暖かいんじゃなかったっけ」
「あ、ほら、落葉もまだしきっていないし」(←枝ばかりの広葉樹を透かして奥の常緑樹を見て、脳が勝手に錯誤を)
「今日は寒いのでこの作業は延期して、また暖かい日にやればいいよね」
とか、まだ秋だと思い込もうとする自分がいます。
(各地の豪雪被害などのニュースも聞いているし、先々週には岐阜を訪れて大雪を体験したりもしたのに)
でもきっと、春まではずっと同じくらい(というか更に更に)寒いはずで、「今はもう真冬」という現実を認めて、寒さに負けずいろいろがんばらねば。
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季節を勘違いする原因のひとつは、11月末~12月あたま頃の妙な暖かさ。 むわーんと暖かく湿った雨や霧の日が何回もあって、干し柿には受難でした。
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甘柿は、結構おしりにキズが多かったのですが、比較的キズが浅いものは、そこをけずるようにして皮むきし、吊してみたのです。
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浅くけずったつもりですが、乾いてくるとそこがかなりの窪みに! そしてカビが!!!! あうう。 パストリーゼで消毒しておきました。
干し柿のコツで「先端の皮は剥き残す」と以前読みましたが、こういう事態を防ぐためだと思います。
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削っていないものは無事です。
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こちらは浅く削ったもの。 うっすら濡れているのは、念のためパストリーゼを吹きかけたため。
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こちらは、熟柿に近く、結構しっかり削っているのに意外と無事です。 ふむ。 「皮」が分厚くなってしまった場合の方が、カビやすい、ということか・・?。
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これはキズを削り忘れたもの。 もとから黒くなっていて、いかにもカビが蔓延しそうですが、意外と無事。 ということは、削らずに、最初のキズを残しておいた方がいいのだろうか。 (生傷なのか乾いているかなど、ケースバイケースだろうけれど)
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12月初旬以降は、まあまあ冬らしい、乾燥して気温も低い天気。 なので丸かった柿も平らになる程に乾いてきました。 この状態でも中はちゃぽちゃぽしているので、ムニっとした固めの状態になるまで干します。
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まんまるだった柿がぺたんこに。 むにっとなってきたら缶にしまって、粉が吹くのを願います。
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カット干し柿、スライス干し柿の方は順調です。 八珍柿のとなりにぎゅうぎゅう入っているものがそれ。 大きなタッパーにざらっと放り込んで北側玄関外に置いてあったのですが、すごくいい感じに粉を吹いてきました。
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表面に糖分がキラキラしています。 すごく綺麗・・・。
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丸干しはまだ完成とはいえませんが、甘柿(おそらく次郎柿)の場合は切って干すのが確実といえるかもしれません。