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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ジャガイモ2012:収穫

2012-07-23 | +ジャガイモ

7月中旬に、ジャガイモの収穫が終わりました。
今年は7種類植えて、6種類から収穫がありました。
花も色とりどりでしたが、お芋もカラフルで、楽しいものでした。

それぞれ写真を撮って、計量もしてみました。
 

ジャガイモ

上:キタアカリの一部
右:タワラコバン
左:ジャガキッズパープル

夜のうちに洗ってベランダに干しておくと、朝には乾いて取り込めます。
ジャガキッズパープルは、地味な黒い色のため掘っていても芋が目立たず、ワクワク感に欠けますが、収量はそこそこ多めでした。
このお芋は同じ大きさでも他のお芋よりずっしり重めのような気がします。 

ジャガイモシェリー

でも夜眠くて作業出来ないことも多く、他のお芋は室内で干しました。
(電気を消して扇風機の風をあてる)
こちらは赤くて小判型のジャガイモ、シェリー。
黒い土の中から赤いお芋を掘り出すのはワクワクします。 

ジャガイモシェリー

「大きくなるとサツマイモのように長くなる」と説明にありましたが、確かにその通りでした。
色も形もサツマイモのよう。

ジャガイモチェルシー

チェルシー(7月上旬収穫分)。
皮がツルピカとして、日本でよく見るジャガイモとは違うタイプです。
とてもホクホク系で、皮ごと茹でても溶け出すものもあったりする位でした。 

ジャガイモチェルシー

チェルシー(7月中旬収穫分)。
チェルシーは、コロコロとした実がよくつきます。

ジャガイモキタアカリ

キタアカリ(部分)。
キタアカリは、成熟が早いせいなのか、それとも一番いい匂いがするのか、他のどのお芋よりも動物被害が甚大です。
他の芋は大丈夫なのにこれだけほじくり返されています。
オレンジの防鳥ネットを張ってみましたが、そのメッシュをくぐり抜けてかじりに来ます。 

ジャガイモキタアカリ

今年一番の問題作はこちら。
タワラポラリス。
なんとなんと、大半がひび割れてしまいました。

ジャガイモキタアカリ

ばっくり!

植え付けが遅れたので、掘るのも遅めにしてみたのですがそのせいだろうか?
同時植え付け・収穫のチェルシーは割れていないので、品種の特性なのかなあ。
そうか病(皮がアバタ)も結構ひどいです。
来年も植えて、どうなるか実験してみたいです。 

傷みが早そうなので、早く食べなきゃ・・・。あーん。 

 
後日、食べ比べをして記事にしてみたいと思っています。
調理法は、
・皮つき丸茹で
・皮剥き茹で(チェルシーなどは溶けてしまいそう)
・皮むきベークド
・フライドポテト
くらいかな?
 

収穫量を表に書き込んでみました。
 

丸/小判型 品種名
(文字色は外皮の色) 
特徴 種芋重量(個数・植え付け箇所) 収穫量
コメント 
まる キタアカリ  ジャガイモシストセンチュウに抵抗性。 ビタミンCが多く、食味も優れる。 早生、多収である。 1kg(22個・22箇所)
 
8.8kg(だいぶ食べた後なのでもとは10kgくらい?)
0.45kg/1箇所
約10kg/種芋1kg
タワラポラリス  H24.2発表の、民間ブリーダー俵正彦さんが生み出した品種。外皮は光沢のある紫色にベージュの斑が入るユニークな品種。
大玉で多収性、貯蔵性にも優れている。 
煮くずれしにくいので煮物料理におススメ。
香りが良い上にきめ細かい肉質なのでとてもなめらかな舌ざわり。この舌触りは感動的。
ダンシャク・メークインを超える収量性。
0.5kg(7個・8箇所) 3.6kg
0.45kg/1箇所
7.2kg/種芋1kg
収穫遅れのせいか割れが多数。大問題。 
ジャガキッズパープル  キリンビールが開発した品種。
きれいな紫色とホクホクふっくらとしら柔らかさで、 ビタミンCが豊富でしかも低カロリー。 火の通りが早いので、忙しいときにも便利。休眠期間は短い。大いもに中心空洞が多い。
0.5kg(7個・7箇所) 5.0kg
0.71kg/1箇所
10.0kg/種芋1kg
黒くて地味な芋なので、掘り出す際の感動はあまりなかったが、比較的成績よし。もしかして、比重が他の芋より重いのかもしれない。 
チェルシー
(フランス名Jenny) 
別名 つがる小雪 
フランスのジェルミコパ社で育種された品種。やや小振りで可愛らしいポテト。ホクホクとした食感で食味が良く、油との相性も抜群。
素揚げ、フライ、コロッケに向く
●小さくて肌がキレイな可愛らしいポテト
●フライに適しており素揚げにすると美味
●ジャガイモシストセンチュウ抵抗性
●高いでん粉価を活かした料理が楽しめる
0.5kg(15個・15箇所)

9.0kg(ちょっと食べた後)
0.6kg/1箇所
18.0kg/種芋1kg
掘るとゴロゴロ出てくる印象があった。 

小判型 タワラコバン  H24.2発表の、民間ブリーダー俵正彦さんが生み出した品種。玉そろいの良い白皮小判型の品種。メークインの次世代型ともいえる。
休眠期が90日程度あり貯蔵性に優れる。
レシピ万能型だが、特にフライドポテト愛好家には堪らない食味。舌ざわりは感動的。
ダンシャク・メークインを超える収量性。
0.5kg
(12個・12箇所) 
6.0kg
0.5kg/1箇所
12.0kg/種芋1kg
シェリー
(フランス名Cherie)
フランスのジェルミコパ社で育種された品種。ポトフやジャーマンポテト、ポテトサラダに向く。
●赤皮で肌艶が良くメークインに似た形
●非常に食味が良く、様々な料理に向く
●ジャガイモシストセンチュウ抵抗性
●大きくなるとサツマイモのように長くなる
●煮崩れが少ない
●休眠が長く貯蔵性が高い
●冷蔵すると甘味が増す。
0.5kg(8個・8箇所) 4.8kg
0.6kg/1箇所
9.6kg/種芋1kg
シンシア
(フランス名Cynthia)
フランスのジェルミコパ社で育種された品種。
●卵形で芽が浅く、メークインに似た形
●肥大性が良く収量性高い
●個数少なめで、巨大芋になりがちのような気がする(Fujika私見)
●煮崩れが少ない
●休眠が長く貯蔵性が高い
●香り高くまろやかでバターとの相性がいい
昨年の収穫芋を植え付け(3個・6箇所) なんか芽が出なくてだめでした。 


■ジャガイモ2012 メモ
・植え付け
3/25に大半を植え付け。チェルシーの一部とタワラポラリスは4/4植え付け。
種芋重量3.5kg(シンシアは除く)。
・収穫
7/7頃に大半を収穫。 4/4に植え付けたタワラポラリスとチェルシーは、7/16に収穫。
・収穫量(シンシアは除く)
合計37.2kg(ちょっと食べた後の時点で)。
種芋1kgあたり収量、10.6kg。
一箇所あたり収量、0.52kg。

My畑の場合、一箇所あたり0.5を超えるとまあよい成績といえそう。
0.7というジャガキッズパープルは驚きだが、掘っていてそれほどゴロゴロ!という感じはなかった(チェルシーの方がゴロゴロ出てきた)。
ジャガキッズパープルは比重がやや重いせいではないだろうか? 


■ジャガイモ2012 今後の課題
・野ネズミ(?)被害は、キタアカリが一番顕著。いい匂いがするのかもしれない。
・タワラポラリスは割れたお芋が多数あった。収穫遅れか?来年も実験してみる必要あり。
・ジャガキッズパープルは割と成績良好。こちらも来年もやろうかな。
 と思っていたら、休眠期間短めだそうなので、早く食べなきゃ!
・チェルシーは、かなり収量多め。種芋は極小だったが問題なかった。
・収穫量は、植え付けた重量というよりは、植え付けの箇所数に影響されるようである。
 (大きい種芋だからといって、沢山芋が出来る訳ではない)
 種芋が大きい場合は、2つに切って植えるのがよさそう。


 

■参考情報
(1)日光種苗楽天店
今回の種芋はすべてこちらで購入しました。 

(2)ジャガイモ品種詳説 (日本いも類研究会)

(3)ジャパンポテトHP (今回購入の品種解説あり) 

(4)色とりどりのジャガイモの花 (当ブログ) 

コメント (14)
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