採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

台湾の粉末完全食・・・のクッキー

2011-10-20 | +パン・麺・穀類

台湾の食べ物は、日本食と似ていても似ていなくても大概美味しいです。
でも希に、「ちょっと(私には)ダメかも・・・」というものもあります。

臭豆腐や豚血(鴨血)豆腐などは、私はOK。
全然問題なし!

これまでおそらく唯一、残してしまったものが、「粉末完全食」を水で溶いたもの。
これといった味はないのですが、ドロドロと濃くて、数口は飲んだものの、残りは・・・・。ゴメンナサイ・・・。

友人は、「栄養分はパーフェクトだから、忙しいときの朝ごはんはこれにすることもあるのよ」と言っていました。
朝食は毎朝コレ、という人(台湾人)も。

台湾ではかなり人気がある食品のようで、スーパーのある棚が、この「粉末」コーナーになっています。
「銀杏粉」はちょっと高級なようで、デパ地下で売られています。
どれも健康にいい、というのが一番の売りのようで、ベジタリアンの人にも人気があるようです。


日本にはこういう飲み物ってないですよね?
(あるのかな?)


2011/10/17台湾の完全食(粉)

どんな成分で出来ているかというと・・・。
例えばこちら。

黒豆、黒麦、蕎麦、小麦、うるち米、ブドウ糖、緑茶、大麦、ハトムギ、トウジンビエ、山芋、黒ごま、白ごま、カボチャの種、クコの実、小麦胚芽、金菊花、百合根、人参(おそらく朝鮮人参)、ミネラル、ビタミン。



2011/10/17台湾の完全食(粉)

こちらは22種の材料。
松の実、紅小麦、うるち米、小豆、緑豆、ハトムギ、、丸麦(大麦)、銀杏、トウモロコシ、ブクリョウ、山芋、ケツジツ(芡實。蓮の一種の実)、蓮の実、麦門冬(バクモントウ。ユリ科ジャノヒゲの根)、黒目豆、紫花豆、キビ、ユリ根、エンドウ豆、蕎麦、黒豆、オートミール。以上で22種。
プラス、植物性クリームパウダー、増粘材(ビーンガム)、麦芽粉末、大豆、氷砂糖。

こちらは漢方薬に使われる素材も含まれています(ブクリョウ、芡實、麦門冬)。


とても体によさそうだし、それぞれの材料自体は基本的には美味しくて好きなものです。
でも、これをドロドロの液状にして「飲む」というのはどうも・・・・。

日本も雑穀ブームだと思うのだけれど、こんな風な粉末は少数派ではないかしら?
雑穀料理といえば、ツブツブ系だと思います。

ドロドロより、ツブツブの方が好きだなあ。
粉末完全食も、飲まずに食べた方が美味しいと思う。


・・・という訳で、小麦粉も混ぜてクッキーを作ることにしました。

2011/10/17作クッキー那須のシイタケ

えいや!

その辺にあった残りものを寄せ集めて全く適当に作ったのですが、出来上がってみるとそれなりに、それらしいものに。

今回は、配合がめちゃくちゃ適当だった分(?)、切り方に気をつけてみました。
きっちり四角いクッキーを作ってみたかったのです。

 

小麦粉の比率の方が多いせいかどうか、この粉末完全食の風味はさほど目立ちません。
(そもそもこれといった味はないような粉末ですが・・・)
念のためシナモンやらスパイスを多めにしたのですが、むしろ有塩バターの塩味が一番突出しているかも。

しょっぱいなーと思いつつ、あるとつい、つまんでしまうのは、よくないような。
でも市販クッキーを買うくらいなら、自分で作った方がいいかも。
(冷凍庫整理などのためにも)

今度は無塩バターで作りたいものですが、売っているかなあ・・。
(バターの品薄はいつまで続くのでしょう・・・。一昨年(でしたっけ)の再来だわ・・・)


■■粉末完全食入り、適当クッキー覚え書き
■材料
小麦粉
台湾の粉末完全食
スパイス(シナモン、クローブ、カルダモン)
砂糖
蜂蜜
澄ましバターの残り(溶かしバター部分少々と、下に沈んだ水のような部分)
水切りヨーグルト 
ヘーゼルナッツ から焼きしておく
■作り方
(1)粉類をFPにかけて混ぜる。
(2)液体的なもの(バター、蜂蜜、水切りヨーグルト)を加え、更にFPにかける。
ぎゅっと握って固まる程度。
ぱらぱら過ぎるようならば何らかの液体(今回は蜂蜜)を加える。
(もさもさの粉を味見してみて、甘みがうすいようだったので)
ボウルにあけておく。
(3)あいたFPにヘーゼルナッツを入れ、細かく砕く。これも同じボウルにあける。
(4)ボウルの中で適当にこねまぜ、ビニール袋の中に入れて麺棒で四角くのばす。
しばらく冷蔵庫で休ませる。
(5)ビニール袋を切り裂いて、クッキー生地を定規とピザカッターを使ってカットする。
(6)オーブンで15分くらいだったか。

(反省)
・有塩バターより無塩バターの方がよい。
・ナッツはもっと多くてもよい
・ナッツは、あまり大きい粒だと四角くカットしたときにばらけるので、極度に大きいものは取り除く(細かくする)。

コメント (2)
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