goo blog サービス終了のお知らせ 

採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

コーヒー味お菓子:酒田むすめ

2022-08-30 | +お菓子・おやつ

コーヒー味のお菓子、ゆるーく研究中です。
とはいっても、最近は特に旅行に行くでもなし、ケーキ屋さんも滅多に行かず。

スーパー数件と、農産物直売所くらいでは、そうそう出会いはありません
が。
最寄の、もう飽き飽きしているスーパーの一画に、地味に、各種地方菓子?がばら売りされているのをみつけました(ダンナサマが)。

買ってみて、美味しかったのでご紹介します。

酒田むすめ(コーヒー味)

山形の、お土産お菓子の類ではないかと思うのですが、「酒田むすめ」(菊池菓子鋪)
プレーンとコーヒー、二種類あるうちの、コーヒーの方です。


酒田むすめ(コーヒー味)

中は、最近ちょっと珍しい、アルミ箔包み焼きタイプ。
(外側のパッケージよりずいぶん小さい!)

酒田むすめ(コーヒー味)

開けてみると、アルミ包みパンパンにお菓子が入っています。

生生地を絞って、ほどよくゆるめにアルミで包んでから焼いているのだと思うのですが、柔らかい生地ごとどうやって包むのかなあ。
手作りで作業するのは難しいと思うけれど、工場だとこちらの方が簡単なのかな・・・

 

酒田むすめ(コーヒー味)

ケーキ生地もコーヒー風味、そして芯の白餡にもコーヒー味がつけてあります。
全体に、甘さが適度に控えめで、コーヒー風味も丁度良く、美味しい☆
職場で出張土産でこれを頂いたら嬉しいかも☆

唯一気になるのが、外袋に比べての中のアルミ包みの小ささなのだけど(開けた瞬間、かすかにガッカリする小ささ)、軽いおやつにするならばこれくらいで丁度なのかな。
油脂も含まれるケーキタイプのお菓子なので、そこそこリッチではあります。
食べやすいといえば食べやすい。細くって、舞妓さんでも軽々頂けるサイズですね。

ダンナサマと半分こするとすごく足りないけど、一人で一本食べればまあまあ満足できるかな~。


プレーンタイプは、外側が普通のプレーン生地、芯は漉し餡でした。
こちらはとても普通で、普通に美味しいけれどもはっと目が開く感じはなかったです。
コーヒーの方は、「え、これ美味しいじゃん!?」とびっくり。
酒田むすめだったら、断然コーヒーをおすすめします☆
(もうひとつ、焼き芋あんというのもある模様です・・)


原材料はこちら。

酒田むすめ(コーヒー味)



この菊池菓子鋪は、コーヒー味が得意なのかな。
「南国」というお菓子があるそうなのですが、
「コーヒー風味のふんわりとしたブッセ生地でレーズンを加えたアンズジャムをサンドしています。」
だそう。
コーヒー生地で、アンズジャム(+レーズン)をサンド!!
うー、コーヒーバタークリームに一票なんだけどなー。でも、一度食べてみたい気もします。人気商品なのですって。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市販ティラミス+Myラズベリー

2022-06-29 | +お菓子・おやつ

突然猛烈に暑くなりましたよね。
体がついていかず、やる気ゼロの日々です。。。

でも、ラズベリー摘みは炎天下でもコツコツと。

ラズベリーティラミス

写真は6月16日。
この後暑くなってからはラズベリーもお疲れ気味で、熟し方に勢いがなくなっています。

とはいえ、3日分ほど冷蔵庫にためつつ追熟させていくと、大粒ちゃんがそこそこたまってきます。

イタリアからの輸入ものの冷凍ティラミスをスーパーでみつけたので買ってありました。
(旅行に行けないので輸入食品を買って憂さ晴らし)

Myラズベリーは、アクセントになる味なので(酸っぱいともいう)、市販デザートにあわせるとフレッシュな味が加わってよく合います。

ラズベリーティラミス

出来合いティラミスに、豪華ラズベリー山盛り☆
(ブリティッシュベイクオフのオープニング画像(ラズベリータルト)にみとれてましたが、ついにうちでも似たものが!)

ラズベリーティラミス

このティラミスは、コーヒー風味は控えめで、ココアスポンジと軽めのクリームでした。
ラズベリーのさっぱり感が加わって、美味☆
おいしい~。


ラズベリーをひとにあげるときも、このティラミスをつけるといいのか。
そのまま小さなパックに入れてお裾分けしたりするのですが、
「甘さが足りないので、ヨーグルトにのせて、はちみつをかけて
と注釈をつけていたのでした・・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松華堂(半田市)の和菓子

2022-04-18 | +お菓子・おやつ

ブログがきっかけてお知り合いになった青木るさん。
インスタの写真には和菓子(上生菓子)がちょくちょく登場し、そうか、上生菓子って、おやつとして買ってしまっていいんだ、と開眼しました。(洋菓子やインド菓子などほかの甘物も)
昔は、値段が高い割には小さくて、もの足りない感じがして滅多に買うことはありませんでした。
でも、ようやくこの年になって、ボリュームだけが至上ではない、というのも理解できるように。
値段は多少割高でも、おなかに軽くて美味しいお菓子っていうのもいいものですよね。

で、和菓子の水先案内人と勝手に指南している青木るさんが、
「ここのお菓子は(自分が食べた中で)日本で3本の指に入る美味しさ・美しさ」
と紹介しているものがありました。

涼しい時期限定でネットショップでも販売しているので、私も買ってみることにしました。

愛知県半田市の「松華堂」というお店です。
生菓子セットを買ってみました。

松華堂和菓子

5種類、6個入り。
(実は二箱買った)

それぞれご紹介します。
(お菓子の素敵さを表現できてない写真でスミマセン)

松華堂和菓子

練薯蕷の「ひとひら」。
練り切りの一種で、山芋の入った薯蕷タイプ。
(練り切り:白こし餡につなぎとなる求肥や山の芋などを入れ、火にかけてしっかりと練り上げたもの)

モンブランのような形状は、「小田巻/小田巻きんとん」というものだそう。
このようにきれいに絞り出すのはとても技術がいる技だそうです。
クリックすると断面写真が出ますが、中は、白小豆の粒あん。
これまで食べた練り切りは、中は小豆漉し餡だったので、粒あんにはびっくりしました。

味は、山芋の香りがしっかりして、小田巻なので食感はふんわり。
布巾で丸く形作った練り切りとは違う感じです。
(というか、私が買ったことあるのは、求肥入りの練り切りで、薯蕷のは記憶にない)
本当は賞味期限は到着日一日なのですが、冷蔵庫で2日ほどおいても味がかわらず美味しくいただけました。


松華堂和菓子

こなしの「花筏」。
こなしというのはあまり食べたことがないものでした。
こなしとは、白こし餡に小麦粉や上新粉を混ぜ合わせ蒸しあげ、蒸して熱いうちに砂糖などを混ぜ、固さを調整しながら揉みこなしたもの。
練り切りは、薯蕷タイプでも求肥タイプでもあまり粘り気がないものですが、こなしは、モチっとしたコシがあります。
クリックすると断面写真が出ますが、中は、小豆の粒あんで、こなしのむっちりにあわせてやや固めでしっかりした甘さ。
皮の味が甘すぎず好みでした。
これは冷蔵すると皮のモチっとした感じがやや失われて粉っぽくなってきます。

松華堂和菓子

練皮の「春の想い」。
練皮というのはよく分からなかったのですが、ういろうの味のように思いました。
透明感があって、ぷりん、としてモチモチしています。
ういろうというのは地方によっていろいろで、米粉(+小麦粉)と上白糖で作るものだそう。
材料的にこなしと近いように思いますが、触感は全然違います。
表面のキラキラは、干し餅をほぐした「氷餅」というものだと思います。
中は白漉し餡でした。
これも翌日でも味がかわらなかったです。
ダンナサマは、これが珍しくて好き、とのことでした。

松華堂和菓子

わらびもち。
どうやって形作るのだろう、と思うくらいとよとよのプルプル。
餡は、小豆こしあんですが、わらびもちの柔らかさにあわせてこちらもとても柔らかめ。
写真でも色が薄いのが分かると思いますが、甘さも薄めで好みでした。
これは、餡がわらび餅の水分を吸ってくるので、到着当日に食べた方がいいです。
(でも翌日でもおいしかったけど)

松華堂和菓子

羽二重餅「蓮華草」。
緑の草餅と中央の薯蕷で、青い野原にピンクのレンゲソウ(シロツメクサに似た花)を表現していますが、気食べたい気持ちがはやって、切る前の写真を撮り忘れました。
ふよふよの羽二重餅生地で、中は少し柔らかめの小豆粒あん。
緑の色はついていますが、よもぎ風味はあまり感じませんでした。
庶民的な草餅と違って、やわやわさがなんとも上品。


原材料は洋菓子よりもシンプルかもしれませんが、それぞれ違う味わいでなんとも美味しいです。
以前京都に数年住んでいましたが、当時は若くて上生菓子には手が届きませんでした。
(水無月や若鮎、豆餅、阿闍梨餅など、お手頃なものは時々買いましたが)
時々買ってもよかったなー。
でもそういえば、京都の上生菓子は、お店に行ってもショーケースなんかなくて、お茶席などにあわせて予約して作ってもらうものかも?
普通に売っているお店もあるかな?

あと、名古屋も尾張徳川家のお膝元だったため、美味しい和菓子屋さんが目白押しなのだそうです。
いつか和菓子屋さんめぐりをしてみたいものです。


おすすめ和菓子情報などありましたら是非コメント下さいませ。

■参考情報
松華堂 HP FB
和菓子マニアの方のブログ「きりこの日々是良日
  こなしと練り切りについて
  松華堂のお菓子

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒー味マシュマロ2種

2022-04-13 | +お菓子・おやつ

最近、比較的近所にやや高級なスーパーマーケットが出来ました。
都内の高級店、紀伊国屋や成城石井には及ばないとは思いますが、それでも、その他のスーパーでは見かけない商品が色々置いてあって、久々に楽しく店内巡りができます。
(コロナのせいでどこにも旅行できず、近所のスーパーにはもう飽き飽き・・・)

お菓子コーナーももの珍しく、つい買いこんでしまいます。

コーヒー味のお菓子をちょっと研究中なので、コーヒーマシュマロ2種、買ってみました。

コーヒー味マシュマロ

右は、石村萬盛堂の「コーヒーマシュマロ」。
石村萬盛堂は、ダンナサマの心のお菓子「鶴の子」のメーカーです。

左は平塚製菓(主にチョコレート系のお菓子のメーカー)の「マシュマロキャンパー 夜明けのコーヒー味」。

石村萬盛堂のは個包装されていて、わりと大き目サイズ。(普通のマシュマロくらい)
平塚製菓のは、マシュマロとしてはかなり小さ目サイズ(コロンくらい)のが、袋にコロコロとそのまま入っています。

コーヒー味マシュマロ

私は気づかなくて、ダンナサマが教えてくれたのですが、マシュマロキャンパーのMは猫さんになっています。
この猫は、『小さなお茶会』のもっぷかしらん。

コーヒー味マシュマロ

切ってみました。
石村萬盛堂は、コーヒー味マシュマロの中に、チョコ・コーヒー味のクリームがわりとたっぷり。

対して平塚製菓は、小さなマシュマロの外側に柔らかいチョコレートがコーティングされています。
(このチョコがコーヒー風味だそうなのですが、ごく薄い感じ)

以外にも美味しいのは平塚製菓。
以前自分でもコーヒーマシュマロにチョココーティングしたことがありました。
普通のチョコをかけると、触感はパリっとなります。
こちらのものは、もうちょっと柔らかくて、冷やしたガナッシュくらいの食感。
ほどよく小さなマシュマロとコーティングのバランスがよく、噛んでいくと丁度よく味が混ざって、すっとなくなってしまう感じ。

石村萬盛堂のは、軽く脱気して包装してあるせいか、マシュマロがつぶれ気味で、表面のコーンスターチも溶け気味。
鶴の子のようなすべすべふっくら感があまりありませんでした。
あと、中のチョコ餡がちょっと多いかな?
マシュマロが大きいせいで、最初はマシュマロの味が優勢で、突然チョコクリームの塊が出現して、最後、口の中からマシュマロが消えてもまだチョコ餡の余韻がある感じ。
(いろいろな商品が小さく少なく貧相に変わっていくなかで、ボリューム感があるのは嬉しいことだけど)

マシュマロキャンパーが美味しいので、似たものが作れないかと考えているところです。
ガナッシュを作って、柔らかいうちに小さ目のマシュマロをくぐらせたら似た感じにならないかな?
表面には、ココア・・? 何か少しひんやりするものがいいけど・・乾かしてから、粉砂糖かしらん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥取ボンヌノノのガレットデロワ

2022-03-01 | +お菓子・おやつ

さか田に向かう道すがら、さか田のデザートはちょっと物足りないと知っているので、いくつかのお菓子屋さんでデザート用甘物を買い集めていました。
そのうちの一件が、ガレットデロワの名店だそうなので、ご紹介します。

ボンヌノノというお店。

ガレットデロワ

さか田のすぐそばにある小さなお店です。
シュークリームか何か、あるかな、と思って入ってみたら、店内ポスターで、ガレットデロワが名物ということが分かりました。

フランス伝統菓子の協会「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」エスポワール部門で、2013年と2016年の二度、優勝しているのだそうです。
(調べてみたところ、エスポワール部門は、菓子職人ではない人(製菓学校の学生等)の部門のようなので、学生時代に受賞されているようです)

ガレットデロワも、パネトーネみたいにマニアがいる部門ですよね、きっと。
私は今のところガレットデロワは研究対象ではないけれど、受賞したパティシエ(女性)の作品ならば買ってみないと!

ガレットデロワ

一切れ買って帰りました。
頂いたのは翌日。(持ち運びのときにパイ皮がちょっと欠けてしまいました)
一日おくとせっかくのパイが湿ってしまうかと危惧しましたが、大丈夫でした。
パイ皮がとってもサクサクで香ばしく、軽く、アーモンドクリームも、ほどよい甘さとコク。
あと、アーモンドに、杏仁のようないい香りがします。
アマレットなのか杏仁霜か・・・。

二人で分け合いましたが、一人一切れ、ぺろっと頂けてしまうような軽さでした。
ガレットデロワは、これまで、なんか重そうな気がしてほとんど食べたことなかったような気がしますが、こんなに軽くて美味しいものだったとは☆。
朝ご飯に頂くのもちょうどよさそうな味でした。

ガレットデロワ

こちらのお店は通販もしているようです。
ホールで買うと、フェーブを掘り当てる楽しみもありますよね。

我々がちょっと立ち寄ったとき(夕食準備どき)も、中のカフェはずいぶん女性で賑わっている様子でした。
(みんなごはんの準備は?と思ってしまった・・)
通販を通じて、他県にも知られるようになっていくといいなーと思いました。


ところで、「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」協会、せっかく毎年ガレット・デ・ロワコンクールをやって、受賞者をフランスのコンテストに輩出しているようなのですが、歴代受賞者や、その方のフランスのコンテストでの成果などは、サイト(HPFB)からはとても分かりにくいです。
最近は、HPは休眠でFBで主に情報発信しているようですが、せっかくホームページがあるのでこういう情報を整理して載せておいて欲しいなーと思いました。
数年分はFBで調べたので載せておきます。

あと、ガレットデロワを食べる日(エピファニー・公現節)には、フランス大使館に、優勝者による巨大ガレットデロワほか、100個近いガレットデロワが献上されるのですって。
フランス大使館ゆかりのゲストがお招きされるのかな。
さぞかし壮観でしょうね・・。

●2021受賞者


●2020受賞者


●2019受賞者


●2018受賞者


●2017受賞者



●2016受賞者

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひよこまんじゅう

2021-11-30 | +お菓子・おやつ

ちょっと前、ダンナサマが福岡に出張に行きました。
で、今回、おみやげにリクエストしたのは「ひよ子」。

関係会社とはいえ、東京ひよ子の元祖のお店。
久々に味わってみたいなーと思ったのです。

福岡ひよ子

こちら、ひよ子。
なんと2種類も買ってきてくれました。
右がノーマルあんこで、左が期間限定の安納芋餡。

右は、実はひよ子誕生100年記念バージョンのスペシャルエディション。
「笑顔ひよ子」なのです。


福岡ひよ子

100年記念に、ひよ子根付がおまけについてきたのだそうです。
ひよ子のかたちで、かわいい~。


笑顔ひよ子

笑顔ひよ子、こんな感じ。
いつもはつぶらなまるいおめめが、今回は「にっこり」しています。


ひよ子

開封~☆


ひよ子

折よく、2タイプ揃っています。
右のつぶらな目は、安納芋ひよ子。左のにっこりが、笑顔ひよ子。



ひよ子

うん、斜めからのこの角度の方が、にっこり、の感じがよく出ていますね。
どっちもかわいいなー。


ちょっと前に東京ひよ子販売のショコラひよ子を買いましたが、通常のひよ子はとっても久々。
皮がぽっくりして美味しいんですよね。
皮だけ、ずーっと食べていたいくらい。
(なんとこの皮、卵と砂糖を3時間混ぜて、そして1週間寝かせて作るのですって!)

あんこは、黄身餡というのかな、ほろっとして少しドライ気味なのがひよ子の味ですよね。
(いつも、もうちょっと甘くないといいな、と思いますが)
ダンナサマは、このほろっとした餡子はあんまり好みではないようでした。
(同じ黄身餡でも、鶴の子の餡の方が断然好きなのだそう)

安納芋餡の方は、ひよ子の通常の餡に比べるとねっとり感があって密な感じ、そしてかなり甘め。
通常餡より甘いです。


ひよ子のほか、カステラ、辛氏蓮根、粕漬なども買ってきてくれました。

ダンナサマへ:おみやげ沢山、ありがとうね~☆


■参考情報
ひよこまんじゅうのできるまで(Youtube)
ぽっくん、と型で押すと縦長のおまんじゅうがひよ子に変身。
そして一羽ずつ刷毛でサカサカと払われる様子が可愛いです。
コンベアを流れるときは、基本的に後ろ向き。
オーブンで焼いたあとに目をつけるのですが、その機械は「目付け機」、だそうです。
ついじっと見てしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柿餅

2021-11-24 | +お菓子・おやつ

先日栃木方面(足尾)に一泊旅行に行ったのですが、その帰り、日光だいや川公園にある農産物直売所で、面白いものをみつけました。

柿餅

「柿餅」
・日光市の一部の地域で作られる郷土食
・熟成させた国産干し柿をたっぷり練り込んだ、米粉を使ったお餅

だそうです。

柿餅

大1200円、小600円。

干し柿+お餅、ありそうな組み合わせではありますが、これまで本でも産直見かけたことはありませんでした。
これはやっぱ、買ってみないといけませんよね。


柿餅

原材料は、米粉、干し柿、砂糖、塩。

説明にもありましたが、もち米ではなく、上新粉のお餅です。

柿餅

そのままの状態の断面はこんな色。
茶色というかあずき色というか、そんな色です。

柿餅

トースターで焼いてみると、上新粉のお餅なので特に膨らむということはなく、この程度。
焦げ目も分かりにくいです。

柿餅

「皮」のところは、ぷくっとふくれてだいぶ焦げ目がつきました。

折角なので実家に持ち込んでみんなで試食してみました。

・ほんのり甘くておいしい。
・甘さの感じは、黒砂糖のよう
・一口目、熱いので香りが立ち上るのだが、うっすら柿を感じる
 (柿の味はしないという人もあり)
・上新粉なので、シコシコして、ういろうのような食感
・目隠しして食べたら、柿かどうかわかる自信はない
・自分でも作りたいかというと、それほどでもない

というような評判でした。

それにしても、なぜお餅に柿が入ることになったのか。
干し柿の、固ーくなっちゃったものを有効利用するためかなあ。
それにしても、お餅に混ぜるのはだいぶ贅沢だなあ・・・。

そう思いつつ、由来など、調べてみました。

この柿餅は、日光市でも、今市あたりでだけ、お正月頃に作られているお餅だとか。
分量は、各家庭で異なるけれど、今回の久保田屋製菓店では、米粉1キロに対して200グラムの割合。
米粉を水で練ってから干し柿と一緒に30分ほど蒸し、これを杵と臼で搗き、棒状に丸めて完成。

そもそもは、昔、冬の度にやって来た、福島県会津の茅屋根葺き職人、葺師(フキシ)たちが伝えたものだそうです。
会津では、マタギが山に持って行った、という説もあります。
(もち米のお餅は冷えるとカチカチに固くなってしまいますが、うるち米のお餅は多少柔らかさを保つため)

では会津の柿餅は?
調べてみると、南相馬市に柿餅の情報がありました。
南相馬市の情報によると、柿餅とは・・・

〇昔の柿餅
もち米に米粉(うるち米)を加えるため、粉のザラっと感のある口あたり。
干し柿を作る時にむいた皮を干したものを主に使用。柿の実は少し入れる、あるいは全く入れない。

〇現代の柿餅
米粉は入れない。全てもち米を使用する。
皮だけだと甘みが少ないので、実のみを使用する。

というものだそうです。
南相馬周辺では道の駅や農家の直売所などで柿餅を買うことが出来るようなのですが、ほぼすべてがもち米使用の、モチモチタイプのようです。
今市バージョンは、古式ゆかしく、100%米粉。古い伝統が、傍流の方に残っているのですね。


それにしても、むかしは干し柿の「皮」を使っていたとは。
これは目からウロコでした。

昔は柿はピーラーではなく包丁で、手で剥くから、皮も厚めに剥くことになり、甘みのある皮を干して漬物などに使っていたし、子供はおやつにつまんでいたそうです(本田勝一『こんなものを食べてきた』で読んだ昔の長野の話)。
(いま、ピーラーで剥くと、皮にはあんまり甘みはなくなってしまいます。以前、自分でも皮を干してみたことがありましたが、思ったよりも味がしないものでした・・・粉にしてたくあんに使いましたが)

米粉は、今はみんな買ってくるものですが、自分のところでとれたお米のうち、割れたお米から作っていたはず。

干し柿の皮と、クズ米の粉、それぞれB品を組み合わせておいしいおやつに仕上げていた、ということですよね。
この組み合わせが発祥ということなら、納得がいく気がします。


今は、さすが米どころ東北、柿餅はもち米100%が大半のようです。
昔なら、もち米はハレ中のハレの素材。
お米の味が消えてしまうような混ぜ物はあんまりしなかったんじゃないかな・・。


■参考情報
(1)今回買った、今市、久保田屋製菓店の柿餅について
(2)南相馬市の柿餅情報 思い出エッセイ
(3)南相馬市の柿餅情報 作り方


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加藤食品工業の「割れかりんとう」

2021-10-04 | +お菓子・おやつ

カリカリ好き、そして黒糖味の好きな方へのおすすめかりんとうをご紹介します。

加藤食品工業の「割れかりんとう」。

割れかりんとう

この写真のものはたまたま割れていませんが、流通の過程でどうしても割れてしまうため、あらかじめ「割れ」と名付けて販売しているそうです。

長さ20cmほどもある薄~い葉っぱ状のかりんとうで、ミックスは、蜜掛けしていないものとしてあるものの2種入り、ほかに、蜜掛けしてあるものだけのパッケージもあった気がします。
(蜜掛けしていないものだけのは見たことない)


割れかりんとう

生地には黒ゴマ入り。
こんなに薄くするのは、やっぱり延してあるのかな。

餃子の皮よりさらにぺらぺらに薄い生地はとても扱いにくそうだけれど、どうやって油に放り込むのかしら。
しかもみんな平らに揚げてある・・・。
こんな薄い生地だと、揚がるときにくねくねとカーブしてしまいそう・・・。
網2枚で挟むようにして油に沈めるのかな??


薄くてカリカリで、食べ始めると止まりません。
私は特に、蜜掛けしていないプレーンのものが大好き。
(プレーンだけの商品があったらいいのにな~)
甘さはほとんどなく、クラッカーのようです。

今回久々に食べてみて思ったのは、割と塩味が効いているということ。
原材料を見ると醤油、とあったので、黒糖の蜜に醤油が加えてあって、塩辛いのかと思いましたが、
蜜なしの方もじっくり味わってみると結構塩味がします。
(以前はあまり塩味を感じなかったので、たまたま今回買ったものがそうなのかな?)
原材料にある食塩は、生地に混ぜてあるのかな。

割れかりんとう


もう少し塩味が薄いと(私は)もっと嬉しいけれど、売っていたらつい買ってしまうお菓子です。


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もちもちきなこ(チーズ)

2021-09-28 | +お菓子・おやつ

先週は、ダンナサマと両親と那須へ、そして送り届けがてら実家にも行ってきました。
(自粛ボケの最近でしたが、マイタケやDIYなど、ようやくネタをいくつかゲットしてきました)

まずは小さめの記事から。

那須に3泊するにあたって、黒磯市街のスーパーマーケットでみんなで買い物をしました。
母が、
「これ面白いんじゃない。写真モノでは」
と変わったチョイスを。
せっかくなので記事にしておきます。

買ったのは、
「新食感チーズデザート もちもちきなこ ー黒みつ仕立てー もち粉入り」
こちらです。

もちもちきなこ(チーズ)

母はきなこが結構好きで、みかけるとつい買いがち。
でも、チーズにまできなこって・・。


あけてみると、まあ普通といいますか、拍子抜けといいますか。

もちもちきなこ(チーズ)

6Pチーズのような感じです。


問題は中身。
ぺろりん。

もちもちきなこ(チーズ)

おお。割と白っぽい。
でもうっすらベージュ色。

食べてみると、さほどきなこの味はしなくて、うっすら黒蜜のようなメープルシロップのような風味。
そして特徴的なのは食感。
ぷりんぷりんとした弾力があるのです。
チーズと思って食べると頭が???となります。

商品名に「もちもち」とついているし、よく見ると上の写真、くねりん、とした奇妙な柔らかさもあるし、
なるほど、この食感を目指したのか。
(小麦粉からつくる)くず餅とこんにゃくを足して2で割ったような、粘り感のある奇妙な柔らかさ。
既存の食品にはないから、「新食感」なのかも。

材料を見てみると・・・

もちもちきなこ(チーズ)

きな粉より少ない分量でもち粉が入っているようで、これがもっちりくんにゃりの原因でしょうか。
乳化剤とか増粘多糖類も、量は少ないけれど秘密の配合で、食感に寄与しているかも。


食感は面白くていいのだけれど、味が、なんともぼんやりしているものでした。
パッケージの印象ほどにはきな粉は感じないし、甘さもほどほど。
味が薄いだけならともかく、きなこっぽい味の後からチーズの酸味が追いかけてくるのが、如何なものかと思いました。
酸味ときな粉はあんまり合わないような・・・。

わざわざチーズできなこ・黒蜜方面を目指す理由がよく分かりません。
これを食べるくらいだったら桔梗信玄餅を食べた方がきなこ・黒蜜欲を達成できますよね・・。

きなこを増強したらどうか、と、外側にきなこをまぶして食べたのですが、それでも、ビミョーな感じ。
(中の酸味があんまり隠れない)
黒蜜を垂らせば味がすっかり隠れてよくなるかも・・。


せっかくチーズを使ってチーズデザートをつくるならば、レモンとかフルーツ系の方が合いそうです。
「もちもち」にしたい場合でも、(和菓子系ではなく)レモン味でいいのではないかなあ・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そら豆菓子「いかり豆」「はじき豆」

2021-09-01 | +お菓子・おやつ

そら豆を揚げた塩味のスナック、「いかり豆」、何故かダンナサマの好物で、近所のスーパーやドラッグストアで自分でよく買ってきます。

先日(マルシェのとき)、交通会館の福岡ショップに行きました。
(ダンナサマの心のお菓子、鶴乃子を買いに☆)
ここでいかり豆を発見。
へー、わざわざ福岡から東京に持ってきて売るような地域色のあるスナックだったのね~!
これをお目当てに福岡ショップに探しに来る人はあんまりいなさそうですよね?
見かけたとしても買う人は少ないのではないかしら・・。
(だってどこでも売ってるし・・・)
でも、それが好きな人はどこでみつけても買うのかな?
特ににゆかりの地のものだと。

福岡育ちのダンナサマは、迷いなくカゴにポン。(←ここに買う人が)

そしてもうひとつ、ダンナサマによると「なつかしい」、私は初めてみる空豆スナックがあったので、それも買ってみました。
「はじき豆」というものです。

いかり豆・はじき豆

いかり豆とはじき豆、並べて撮影してみました。
いかり豆は、豆の大きさはメーカーによりいろいろありますが、揚げて作ってあるのだと思いますが、ブラウンの皮がぱっかりはじけて中身が見えています。中の豆は膨らんでいる感じで、サクサク感があります。
味付けはしっかり塩味がついています。

それに比べると、はじき豆は、そら豆のかたちそのまま、という感じ。
はじけたりはしていません。
乾煎りしてあるような焦げ目があります。

 border=

このはじき豆に使われているそら豆は、ずっと前、熊本の産直で買ってみて、ながく置いてたら虫食いになっちゃって、使えるところだけ使ってあんこを作ったあの黒っぽい小さなそら豆と似ています。

はじき豆の方を食べてみると、か、かたい!
不用意にかみ砕こうとすると奥歯を傷めそうなほど。
何個か試して、豆を横向きにして噛むよりは、豆の境目が縦になるように縦に噛んだ方が、とりあえず二つに割れやすく、皮のバリアが一度とれるとその後嚙み砕きやすくなります。

味は、嬉しいことに、無調味。塩味もなにもついていません。
(塩水に漬けてから炒るというタイプもあるようですが、これは塩なしでした)

ぽっくりして香ばしく、噛んでいくと地味な味が広がっていきます。
強いて言えば、勝栗に似ているかも?
甘さはないけれど、澱粉の密なところが近いです。
(携帯性もよくカロリーもありそうで、兵糧になりそうな感じ)

はじき豆といかり豆、交互に食べると、いかり豆のつよい味付けが気になってしまいます。
はじき豆、気に入った~。

これは、福岡ショップでしか見たことがないので、また買いに行きたいです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする