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藤井さんの遺作

藤井さんの遺作


今回は少し趣向が変っています。
今年1月に亡くなった友人の遺作を紹介したいと思います。


彼はある食品会社に勤務していましたが、病を得て退職し長い間闘病生活を送っていました。
必死に生きた藤井さんの作品が手元にあるのに公開しない手は無いな、と少しばかりですが作品を紹介したいと思いました。


まずは彼が得意とした戦闘機。
作品の裏書に
「F4Fワイルドキャットと零戦21型 撃墜王坂井三郎搭乗機 
 ニューギニア上空にて敵機と遭遇」
とあります。


フラップに『ノルナ オスナ』を見たときは、本当に驚いた。
「おっさんやり過ぎ!!」と。
尾翼近くに製造プレートが見えるけど、本当に楽しんでたんだね。

そして2作目は陸軍三式戦闘機「飛燕」(川崎キ-61)。
この作品でもボディに書かれた文字が見えるけど、、、読めないやw


3作目は訓練機だろうか。
複葉機は第二次世界大戦で訓練機として残っていたと思うけど、正確なところは不明です。
海上で宙返りしている下方を見ると、船が航行中ですな。


4作目は1949 Lincoln, Cosmopolitan.
ボディに写った街の様子が見える。
鉛筆ってすごいなぁ、と思わざるを得ない。



最後はうーん、なんていう飛行機なんだろう。


アメリカはサバナ在住の友人:アーティストatsukoにEMSで送った箱の裏蓋に、ほんの遊び心で
藤井さんの描いたイースタン航空コニーの写真を貼って送った。
彼女はそれを地元の友人に見せたところ、『この飛行機は以前キャビンアテンダント時代に乗っていたものだ』というので、藤井さんと交流が始まり藤井さんは再び絵を描き始めた。
確か、復帰一作目がこの航空機だったはず。
DC-3っぽいけど、どなたかご存知ないですか?


お袋の入院騒動で葬儀に参加できなかったのが心残りでした。
今日はふと思い立って彼の供養になるかな、と作品を紹介しました。

藤井さん、心から御冥福をお祈りいたします。
たまには夢で逢いたいな(笑)
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