介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

従姉

2011-07-26 09:09:44 | 日記
話しが大分横道に逸れた21日のプログの最後の方で、今回の7回忌で顔を合わせることが出来るかと期待していた従姉の夫ですが、なんと2年前に死んでいました。

最初、別の親戚から『ガンを患っており家で養生している』とは聞いてはいたので、菩提寺での七回忌法要には従姉とその子供だけが来ていたのはそのせいであろうと思っておりました。
しかし、10kmほど離れた墓に行くと、本来であれば『○○家』と書かれているべき墓石に『○○家 △△家』と2つの家が1つの墓に入っている状態。
以前『実家からは墓地を分けてもらえないので、ここに墓を建てさせてくれ』と話しを持ちかけた直ぐ後に、墓地所有者(注)の承諾もなく雑草が生い茂っている未分割地の一角を整地して、石屋に発注。偶々、その石屋は墓地所有者が誰であるのかを知っている方だったので、このなし崩し的な墓地横取り計画は頓挫しました。
ですので、多少の違和感は感じましたが『結局、本人と娘達(+その家族)で1つの墓に入る事になったんだ』と・・・目を墓石から墓誌へ移すと、2行彫られている。
そういえば、塔婆を建てようとしている時に従姉が「先月の分もあるから、古いのを処分しないと入らない」と言っていました。先月??墓誌をよく読むと、2行目の方は6月に死んだと書いてあります。享年50歳。従姉と旦那は高校の先輩後輩の関係でもありましたので、年齢もあっているような気がする。
隣にいた1つ年上の従兄も墓誌に気付いたようで、「あれって、旦那の名前?」と私に耳打ちしてきました。
この場で改めて関係者に尋ねるのは宜しく無いですし、私たちに沙汰がなかったのだから『知らんぷり』が礼儀だよねと言う事に。

墓参りが済み、次は『精進落とし』(あまりに美味しい物を食べた結果は昨日書いたとおりです)
施主の挨拶の中で初めて△△家の事が明かされました。
ガンは食道ガンで、心臓の近くに出来ていた為に手術不可能。抗がん剤は全て試したけれど、唯一効果があった抗がん剤は副作用が強すぎて、逆に寿命を縮めてしまうので使えない状態だったと。

2年前・・・複数の親戚から『遺族年金ってどうやればもらえるの』と聞かれたのは、このせいだったのかもしれません。

(注)
6/29に登場した「ユリの谷」に入所している伯母。
この墓地問題が生じた時はまだ元気でして、私の父が介護施設に入所しなければならないという段階や入所後も色々と助けてもらいました。