十勝千年の森

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巣を作るイトヨ 雄が働く世の中

2009-06-07 19:09:49 | 
水の中でも子育てのシーズン真っ最中だった。
イトヨ。北海道ではトゲウオとかトンギョという。背中やひれにとげがあるから。
湧き水にすむイトヨは本州では天然記念物、北海道でも珍しい存在になりつつ
ある。

去年の6月に近くの川から十勝千年の森の小さな池に移植した。7月にふ化した
稚魚が数百匹の群れを作って泳ぎ始めたと思ったら、やって来たのがアオサギ
だった。イトヨをどんどん食べ始めた。小魚が増えれば、それをエサにする動物
がやってくる。イトヨには悪いけどアオサギの優美な姿を楽しませてもらった。
そんなイトヨも何とか冬を越し、再び恋の季節がやってきた。

雄は必死に水草を集め巣を作る。メスに気に入ってもらえるように必死のようだ。
縄張りをもち、近づいてくる雄は徹底的に追いはらう。カメラを近づけても逃げ
ようとせず、危険を省みず子孫を残すのである。産卵を終えたら再び雄が子育て
に励む。水辺にすわりそんなイトヨに見入る私は、ちょっと切なくなった。


メモ:花(カラマツソウ、ゼンテイカ、コンロンソウ、アイヌワサビ咲き始めた、
コウライテンナンショウ見ごろ、コケイラン、ササバギンラン、ハクサンチドリ
が咲き始め、ホオノキ、トチノキの花咲き始め、マイヅルソウ、アヤメ、クリン
ソウ、ユキザサ咲き始め、シラネアオイ、オオサクラソウ、ニリンソウ、ミヤマ
エンレイソウ終わり)

野鳥:キビタキ相変わらず良く鳴く、見れる。
カッコウ、ツツドリ、アオジ、ノビタキ、アカハラ、オオジシギ、ベニマシコ、
キセキレイ、キバシリ、アカゲラなど良く鳴きよく見れる。
エゾハルゼミは日中陽がさすとすごい賑やか。(吉原拓志)


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