十勝千年の森

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冬の仕事

2009-12-28 11:34:55 | ガーデン

すっかり雪に覆われた千年の森。
今は、春に思いをはせながら秋に収穫した花の種を掃除しています。
種掃除は大切なガーデナーの仕事です。
種は虫に食べられてしまわないように殻や果梗を取り除き、種だけを取り出します。
虫がついていないように見えても、卵の状態で存在し保管中に食べられてしまうので、
出来るだけ綺麗に掃除し、冷暗所(冷蔵庫)に保管します。


今掃除しているのは、Phacelia tanacetifolia (ファセリア) です。

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ファセリアは‘ムラサキ科’で、ボリジやコンフリーと同じ科です。
あまり聞きなれない花ですが、最近は緑肥として日本でも使われるようになった可愛い花です。
千年の森でも、ライ麦やクリムソンクローバーと混ぜて使ったり、他の緑肥と混ぜて混植しました。

ファセリアにはちょっと毛が生えています。(写真 右上)
ザラザラ チクチクした感触で、枯れるとサクサクして、土に鋤き込むと有機性と通気性がよくなります。

ムラサキ色の可愛らしい花(写真 左上)には、ミツバチなど花の受粉を助ける益虫が集まり
作物の近くに植えると収穫も増えると言われています。
フランスでは養蜂用と土壌改良のために栽培されているようです。
ファセリアを休んでいる畑に植えると、雑草が蔓延するのを押さえるだけでなく
土の栄養が流出するのを抑えます。



さて掃除方法ですが、Phacelia はカラカラに乾いた状態のものを手で揉み解すと
パラパラと簡単にほぐれます。種がとても小さく、殻などのゴミと一緒になってしまうので、ざるやドライヤーの冷風(温風を使うと種に熱が当ってよくありません)を使ったりして殻やゴミを飛ばし、出来るかぎり種だけにします。



作業の際には細かいゴミを吸い込まないよう、マスクの着用をおすすめします。
種の形や特徴をしっかりと見て、他の種や虫の卵と一緒にならないように保管しましょう。


                                         T.H


最近の寒さ。

2009-12-17 12:14:47 | ガーデン



今朝、温度計を見ると最低気温がマイナス20℃ 

寒いを通り越して、痛いです。
息をするたびに、鼻や喉の奥がパリパリします。



でも、ジローさんの馬は先日の大雪の中でも平気そうでした。



事務所の窓辺には、鹿の脂身やトウモロコシを置いて、
冬眠しない生き物達のお食事処となっています
日中も気温がプラスになることもなくなりましたが、毎日かかさずやってきます。

この窓に一番近い席にいるのが、ガーデナーのY.Tさん。

「あ、リスが来た。」

「あ、アカゲラが来た。」

「あ、ゴジュウカラが来た。」

Y.Tさんの視線を感じ、横目で警戒しながらも食べ続けるリス。
警戒もせず、黙々と食べ続けるリス。
寒そうに毛を逆立てながら食べるリス。

北海道の冬に、こんな楽しみがあるなんて思ってもみませんでした。
でも楽しいので、観察を続けようと思います。

ほおの木からのお知らせ

2009-12-07 12:42:27 | レストラン



(コッシーさんと千年の森 2)


そば処『ほおの木』

冬期営業のお知らせです。

2009年12月1日 ~ 2010年4月23日の営業時間
    11:00~15:30(ラストオーダー 15:00)

定休日 毎週木曜日(12月~4月) 祝日の場合は翌日

年末年始 12月30日~1月4日 定休

年越しそば 例年通り販売致します。


冬のほおの木もなかなか良い雰囲気ですよ
窓の外の雪景色を楽しみながら、温かいお蕎麦はいかがですか?