エントランスフォレストの水辺に、エゾノリュウキンカの花が1輪咲いているのを見つけました。
エントランスフォレストでは、雪解けの水溜りがあちらこちらに見られます。
まだまだ冷たい水の中には、新しい命がありました。
エゾアカガエルの卵です。
水面から出ている部分が凍っていました・・・。
表面が凍っていても、お母さん蛙の愛情たっぷりのゼリーに包まれているので大丈夫。
タピオカのように見えてしまうのは、私だけでしょうか?
フキノトウがようやく顔を出しました。
ザゼンソウも頭を出しました。
いよいよ、森が動き出します。 ウキウキワクワク 胸が躍ります♪
春の訪れを告げる「ザゼンソウ」は、漢字で書くと 『 座禅草 』
湿地帯に咲く花で、花全体の色や形が、達磨大師が座禅を組む姿に似ているので
この名が付けられたといわれています。ダルマソウとも呼ばれることもあるそうです。
花からは、人間が嗅ぐとあまり良い臭いではない、虫をよせつける物質が出ています。
良い臭いじゃないと聞くとあまり可愛らしい感じがしませんが、
雪解けの森に、ポコっと頭を出している姿は、なんとも可愛らしいものです。
2匹の動物の足跡です。(雪上の写真)
はてさて、何の足跡?
真っ白な雪原をスノーシューで歩いてみる。そこにはこんな楽しみがある。
冬だからこそ見つけることができる動物たちの足跡。
その足跡を追うとこんな落し物が、、、
糞です。
順番に エゾクロテン、エゾユキウサギ、エゾジカ、モモンガ
注:足跡はありません。巣穴の下で採集。
「僕、エゾクロテンのクロちゃん。何度もいたずらしたので檻にいるんだ。」
足跡の答え。
右 エゾクロテン 左 キタキツネ
最後に
クロちゃんは、家屋に侵入した為このような措置をしました。
ちゃんと、森に放してきましたのでご安心を。
ヤッシー
住み家ミッケ!
すっかり葉を落とした千年の森は、冬の訪れを感じさせる。
見通しが良くなった森を観察すると、色々な物が見えてくる。
たとえば、小動物、野鳥などの ”巣”だ。
モモンガの巣。(ハリギリ)
クロスカントリーコースに倒れていたハンノキには、アカゲラの巣が、、、
こんな感じで、チェーンソーで割ってみた。
アカゲラの巣。(エゾヤマザクラ)
エゾリスの巣。(チョウセンゴヨウマツ)
いよいよ千年の森にも冬将軍が来たようだ。
早朝のカフェ・キサラ。
メムロ岳西峰。
朝日を浴びた、ペンケヌーシは、ニュージーランド南島のマウントクックを思い出す。
「あぁ!我が故郷、マッケンジーカントリー!」
ヤッシー
残暑が終わったと感じていたら既にイタヤカエデが真っ赤になっていた。
千年の森に秋が訪れたのだ。
アースガーデン。
「雪虫が飛ぶと雪が降る!本当?」
雪虫の本当の名は、“ トドノネオオワタムシ ” と言う。
この時期、トドマツとヤチダモの木を行き来する。
綿毛が、揚力を増し移動する。
自然界には、不思議がいっぱい!
夕日を浴びた雪虫が、フワフワと舞う姿をみて、「 もうじき冬だなぁ~ 」 と思った。
ヤッシー
モゾモゾ
ブリッジ!
『 ふぅ~ やっと出た 』
羽を乾かして
コエゾゼミです。背中の M の印が特徴です。
ところでこの M の印、どこかで見たような・・・?
ヒント 「 ハンバーガー 」
ヤッシー
わたし、ミンクの ミーちゃん。
フォレストガーデンに住んでます。
私の曾・・・おじいちゃんとおばあちゃんは、
昭和3年11月。アメリカ合衆国から遠い北海道に連れてこられたの。
「毛皮養殖用飼育目的ですって!?」
好きで来た訳でないのに、嫌われ者扱い・・・
今では、北海道ブルーリストに載ってしまいました。
ミンクは、ネコ目イタチ科 の大変泳ぎが上手な川縁を好む外来種です。
十勝川で、フライフィシングをしていると良く見かけます。
フォレストガーデンを流れるキサラクリークは十勝川の支流なので、
千年の森にも来てしまったのでしょう。
「ま!千年の森は、それだけ自然豊かと言うことでそっと見守ってあげましょう。」
ヤッシー
春 みっけ
エントランスフォレストを歩いていると、ホネオップ川の水量がいつもより多い事に気がついた。
(ホネオップ川 と そば処ほおの木)
雪が融けだしているのだ。
でもまだ雪シロ濁りではないようだ。
エゾアカガエルの求愛の歌声も聞こえる。
ふと、水溜りに目をやるとヤチブキの隣に産卵したばかりのタマゴをみつけた。
「春を待つ。それだけでも希望だ。」
ヤッシー
足跡 みっけ。
小麦畑に群れるエゾ鹿です。
20頭位います。で、どこから来るのか調べてみました。
同じルートを使うので、見てください。
ケモノ道が出来ていますね!(アニマルトラックです)
長~い冬を乗り切った彼らは、早春のエサを求め、
危険を覚悟で人の住む領域(畑)に繰り出すのです。
今朝、ヒバリの声を聞きました。アイヌ語では 「 プクサチリ 」 と言います。
でも、“ プクサ ”は、” ギョウジャニンニク ”の意味です。
春の訪れと共に、少しウキウキした季節になりました。
“ ニンニク臭い鳥 ” は、ちょっと失礼かも、、、ね?
ヤッシー
シラカンバです。
前回の”カバノアナタケ”は、ダケカンバです。
(http://blog.goo.ne.jp/forest1000/e/93a729d7908d71716502dc6f480f545d)
ウダイカンバという材としては高値が付く。
山の人達が通称”メジロ”と呼ぶ種類もあります。
はてさて、なにやらポリタンクと怪しげな、、、管
チタッ!チタッ!と一滴づつ雫がしたたります。
そうなんです。” シラカバ樹液 ”です。
一晩で、なべ一杯分汲めました。
で、一応火にかけて煮沸します。
煮詰めると、甘味が増すようです。
コーヒーを入れて 「 いただきまーす 」
ヤッシー