十勝千年の森

十勝千年の森スタッフによるブログ
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ヒトリシズカとクルマバツクバネソウ

2009-05-31 16:45:33 | 
エントランスフォレストで最近見られる野草は、オオサクラソウ見ごろ、
サクラスミレ見ごろ、コウライテンナンショウ見ごろ、
カラマツソウが咲き始め、ユキザサ咲き始め、ルイヨウショウマ見ごろ、
ミヤマエンレイソウ終わり、エゾノリュウキンカ終わり。
そして、ちょっと探すとある場所でひっそりと咲くのが、
ヒトリシズカとクルマバツクバネソウ。


ヒトリシズカ


クルマバツクバネソウ

どちらもとてもユニークな花で、ちょっとマニアックさがいい感じ。

野鳥は、さまざまな夏鳥たちが賑やかにさえずり、
カッコウ、ウグイス、ツツドリ、ノビタキ、キビタキ、センダイムシクイ、
エゾムシクイ、キセキレイ、キバシリ、アカゲラ、アカハラ、オオルリ、
コルリ、コサメビタキ、オオジシギ、ヒバリ、アオジ、ベニマシコなどが
聞こえてきます。
晴れの日よりも曇りや小雨のほうが昼でもさえずり、辛抱して探せば
その姿を観察できる。天気がよく気温が上がると、新緑の緑が美しく
エゾハルゼミの鳴き声が盛りに響く。(吉原拓志)

ガーデンカフェ・ラウラウのサンドウィッチ

2009-05-31 16:33:24 | レストラン
はじめまして。
グリーンシーズンのオープンとともに、ラウラウも元気に営業を再開しました。
今年も自然の恵みを感じられるカフェを目指して、Y子とS子とNと新人Aの4人
力を合わせ・・・ガーデンスタッフの愛がいっぱい詰まったおいしい野菜や
ハーブをたくさん使って、健康で安全なフード&スイーツ&ドリンクをお届け
します♪

今日は、ラウラウの人気メニューの中から、サンドウィッチのご紹介を少し・・・。
おすすめは・・・☆本日のサンドセット 840(限定5食)



パンは、カフェスタッフS子のお手製リュスティックです!!
中身は・・・トゥレプ(やぎさんのゴーダチーズ)と生ハムときのこのマリネの
日もあれば、B(ベーコン)・L(レタス)・T(トマト)の日もあります。
どちらも、もっちりとしたパンとよく合いますよー。
どちらが出るかは・・・来てのお楽しみ。お気軽にスタッフにお声掛けください♪
スープorコーヒーorオレンジジュースも付いています。

定番メニューはこちら→ ☆ピタパンのサンドセット 840


こちらのパンも自家製です。
今月は、ローズマリーのハーブチキンとガーデン野菜のサンドと、
スモークサーモンとアボカドディップのサンドです。

テイクアウトも出来ますので、アースガーデンやフォレストガーデンでゆっくり
ピクニック気分も味わえちゃいます。
(ただし、ゴミは落とさないようにね )

カフェのメニューは、季節やスタッフの気分で変わります♪
その他、天然酵母パンやスコーン・ガレットなどなど、おいしくて幸せになる
ものをたくさん置いてます。
マンサードホールにも、写真下の全粒粉入りクッキー(2枚入り120円)などを
販売しています。



みなさん遊びに来てみて下さいね!

CO2削減ツアー

2009-05-30 17:03:23 | 
本日、曇り。森の中は薄暗く早朝のような空気が漂うなか、札幌からお越しの
KさんとYさんとCO2削減ツアー炭素の旅に出発。

野鳥は、ウグイス、ツツドリ、今期初鳴きのアオバト、そしてキビタキの巣を
発見して、しっとりとした森にいつの間にか吸い込まれていた。小さな小川には
カジカやカゲロウの幼虫がたくさんうごめき、植物の光合成によって自然界が
動いていることを感じ、ジーンとした。
札幌からはるばるご参加くださりありがとうございました。
次回は樹液コーヒーでお会いしましょう。ありがとうございました。(吉原拓志)

新米山羊飼育員の奮闘記

2009-05-23 07:35:31 | ヤギ・チーズ工房ノチユ
~第2話 初めての搾乳編~

新米山羊飼育員ファンの皆様!お待たせ致しました!!
(・・・って、誰も待っていないですよね^^;)

私が山羊飼育員になってから早2ヶ月・・・ついに・・・遂に!!

   搾乳デビュー  で、ございます♪\(´▽`。)/

まずは、母山羊達を搾乳台へ“追い込み”というものを1人で
行います。

 さぁ!ここからが腕の見せどころ!!

「はいはーい!!」と、掛け声をかけて追い込み開始!

・・・が、私が行うと群れから1頭外れ、2頭外れ・・・・
みんな、群れから外れないでよ~~。°(>Д<)。°。

先輩が行う時は、みんな一斉に搾乳台の方へ向うのですが・・・
山羊達は、どうやら人を見ているようです(^_^;)

  そんなこんなありまして(笑)

   いよいよ搾乳です!!

山羊のお乳は2つ、なのでミルカーという機械も2本のものを使います。
吸い込みボタンを押して・・・と、

先輩「空気をあまり吸い込んでしまうと味が落ちてしまうから素早くね!」

新米「ハ・・・ハイ!!(ドキドキ) ・・・エイっ!!」

   スポッ!(吸いついた音)  ・・・感動の瞬間∴\(´▽`。)/∴

・・・も、束の間(笑)ミルカーは1人で2本以上見なければならないので、
常に目配りしなければなりません。

 ジュッ・・・ジュッ・・・ と、ミルカーは勢い良くミルクを吸い上げてゆきます。

中には「痛いからヤメテ~!!(山羊の声←多分こんな感じで言っている^^;)」
と、大暴れする山羊も。。ご・・・ごめんね(^_^;)

1群目、2群目・・・と、搾り、約1時間半で搾乳は終了!

  山羊さん、今日も美味しいミルクをありがとう!!!

新米山羊飼育員の挑戦はまだまだ続きます!!p(`▽´)q


 十勝もようやく暖かくなり、放牧も徐々に開始しています。
次回はその様子もお伝えします♪(^O^)/

シラネアオイが咲く頃

2009-05-23 07:31:04 | 
いよいよ大きなピンクの花が咲いた。
白根山で見つかったシラネアオイは、北海道ではごくごく一般的な野山で
見られる花。
花の大きさ8cmにもなる姿は森の中でひときは目立ち、魅了するファンも多い。

このシラネアオイも邪魔をする笹を刈ることで勢力が強まり群落をつくる。
花びらが薄いので花の寿命は短い。

この花が咲く頃になると、南から遅れながらやってくるカッコウ、キビタキが
やってきて、いよいよ初夏のさえずりが響く。
淡い若葉の森にはエゾハルゼミのさわやかな声が響き、日陰が気持ちよい季節が
やってくる。北海道のもっとも躍動あり、気持ちのよい季節だ。

アイヌ文化を調べてみると、シラネアオイは出てこない。(コタン生物記による。)
おそらく花が美しいだけではアイヌ民族にとっては執着はなく、ただの草だった
のだろう。

この種を初めて撒いたのは5年前くらい。
9月になるとハート型の緑色の実ができ、自然に割れて、羽のついた種は風で
飛ばされる。種を撒くと、翌年の春に発芽するものの、その年は双葉のままで
終わる。ようやく翌年に本葉をだし、シラネアオイらしくなるのである。
美しくきれいなシラネアオイの下積みは大変なものだ。(吉原拓志)

キッチンガーデン

2009-05-18 07:35:54 | ガーデン
いよいよ、千年の森のキッチンガーデンの植栽が始まりました!!
ええっ?今頃?と思う方も多いでしょう。
北海道も日中は結構暖かく、半袖で気持ちいい陽気が続きました。
エゾヤマ桜も一気に咲き、あっという間に散ってしましました。

ガーデナーとしても、遅れを取ってしまったと日々心配しつつも、夜の気温が
低いのが心配で中々植栽に踏み切れない毎日です。
案の定、5月15日に霜が降りチラホラ咲き始めた野の花も霜にやられた顔を
していました。なのでやはり、まだ外では植えられないと思い直すのです。
しかしながら、温室で作っている苗達が、グングン大きくなって、もう外に
植えたいサイズで待ち構えているので、遂に今日外に植えることにしました。

今日は、伸びに伸びたラナビーン(花マメ)や 既に花まで咲かせてしまった
サヤエンドウ(安曇野30日絹サヤPMR)などを植えました。


白樺で支柱を立てます。


豆を植えていきます。


花をつけた安曇野30日絹サヤPMR


カッコウが鳴き始めると霜の心配がなくなるのでマメを撒くと言われていて、
まだカッコウの声を聞かずしてマメ類を外に出すのは心配なので、パオパオをか
けてあげました。(TOMAKO)

エンレイソウ

2009-05-16 19:08:18 | 
ザゼンソウが春の陽を受けて林の中で座禅を組む頃、あたりは南から渡ってきた
小鳥たちの歌声で満ちあふれ、その歌声に誘われるかのように、地上は星を
ばらまいたような花々で飾られる。
ニリンソウ、エゾイチゲ、オオサクラソウ、さまざまなスミレ、そしてエンレイソウ。

エンレイソウにはいろいろあるけど、十勝で一番多いのがオオバナノ・・・。
明るい森の湿った場所に多い。
ちょっと標高が高い場所に行くと、ミヤマエンレイソウが多くなる。
漢字で「延齢草」と書くのは20年以上も生きる長寿の植物ということから。
種をまいて花が咲くのに10年かかると言うけど、誰か試したことがあるのか
どうか・・?

アイヌの文化を調べてみると、「み空の花を星といい、我が世の星を花という」
とうたわれたスミレなど、私たちは花の美しさに心を打たれるが、アイヌの生活
には特に執着はなかった。
それよりも花の終わったあとの実が重要だった。
「エマウリ」といいその甘い果実を生で食べたとある。(コタン生物記より)

また、私たち開拓者はこの花を「ヤマソバ」とか「アメフリバナ」と呼んだ。
これも甘い実にちなんだ名前で、実の形が蕎麦の実に似る。
また、この花を摘むと雨が降ると子供にいい、大切な果実を守ることから
この名前がついた。(コタン生物記より)

この花が森一面を白いジュータンのように覆う姿はすごい。
豊かになった私たちの食文化に、森を八百屋と見る感性があるだろうか?
7月だったか?葉が枯れると実は緑から薄茶色に熟す。
この実をパクリと口に入れて、何度かかむと甘みが口いっぱいに広がり
小さな種が口に残る。
この種を森にププッと吹き散らして、さらなるエンレイソウの繁茂を願うのでした。

カブトムシの幼虫

2009-05-14 18:05:54 | 
千年の森にいるクワガタは、ミヤマクワガタとノコギリクワガタとスジクワガタ
が多い。ミヤマクワガタは発酵している朽ちた木に卵を産むので、広葉樹の
バークを森の近くに山積みにしておいた。勝手にクワガタ増殖作戦でした。

3年の月日が経ち、昨日このバークの山を掘ってみて出てきたのはなんと、
カブトムシの幼虫だった。

本来北海道にはいないカブトムシが千年の森でも見つかった。
生態系を考えると問題だけど、子供心にはうれしい結果だった。吉原&小林

エゾエンゴサク

2009-05-07 18:26:24 | 
陽あたりのよい場所に咲くエゾエンゴサク。
花と茎をまるごと天ぷらにして食べるとけっこうサクサクしておいしい山菜。
塊茎を乾燥させたものを「延胡索(エンゴサク)」とよび中国では大切な漢方薬。
北海道では特に珍しくなく、この時期この濃い青い花をあちこちで見かける。
アイヌの人たちもこの植物を「トマ」と呼び、
塊茎を掘り取って煮て糸に通し、
乾燥して冬の料理に使った(コタン生物史Ⅰより)。
北海道の地名の「苫前(トママエ)」のトマはここから来ている。
千年の森でも一部の場所に咲く。(吉原拓志)

桜前線

2009-05-07 08:00:17 | 
ようやく清水町にも桜前線がきました。
千年の森の近くの井沢牧場の一本桜です。
サクラと人との関わりは深く、開拓者が離農したあと、
サクラだけが主人の帰りを待ち咲くのです。(吉原拓志)