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フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

過ぎたことは、懐かしい想い出に…

2015-12-21 20:13:43 | 日記
12月21日 月曜日 曇り

明日は冬至になるというのに、暖かすぎて実感がありません。
クリスマスツリーの雪に、違和感を感じながらもデパートなどではクリスマス一色になっています。
我が家では、娘を育てている頃はクリスマスのプレゼントを用意したりケーキも用意していました。

娘たちが嫁ぐ頃から、クリスマスを祝う食事の用意もしなくなり、プレゼントもなくなりました。
それは、あるじが脱サラして「手作りパンとケーキの店 フォンテーヌ」を始めていたからです。
クリスマスケーキを300台くらい作っていましたし、お歳暮やお年賀の為に焼き菓子も作りました。

その頃の年末の忙しさは、今になっては「よく出来たもの…」と、自画自讃しています。
ケーキ作りの時は、自宅で作った大鍋一杯のおでんを店に運び、夕食兼夜食にしていました。
おにぎりをたくさん作り、お新香なども自宅から運んだりしていました。

でも、その仕度をするのはわたしですし、店の仕事をするのもわたしですから大変でした。
大晦日、注文を受けた食パンや年賀の焼き菓子の引き取りが終了し、自宅に帰るのは9時過ぎ。
それから、玄関のタイルを水洗いしたり、お正月を迎える準備です。

今、いろいろ思い出していますと、全てが懐かしい想い出になるのですから不思議です。
その頃のわたしは、何時も終戦後、中国や満州からの引き上げ者を自分になぞらえていました。
背中に荷物や子どもを背負って、両手には子どもの手を繋ぎ、必死に歩いた人達です。

戦争中は、日本の国民は誰もが辛く大変でしたが、引き揚げ者の辛さはそれ以上だったと思います。
わたしがお店の事で、大変な思いをしていた頃の世の中は、ほとんどの人達が平和で幸せそうでした。
それだけに、疎外感を感じながら必死でした。

そのわたしが独りで住み、自由の時間もたっぷり有りながら、疎外感を感じてます。
忙しい頃、勝手に疎外感を感じ他の人達の幸せを羨ましいと思っていましたが、勘違いだったかも…。
大多数の人から、今のわたしは幸せな人、と見られていると思われていると思うからです。
わたしは、贅沢なのかもしれませんね。
コメント
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