フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

刻む手に 灰汁が染みこむ 蕗の薹

2014-03-08 22:55:26 | 料理
3月8日 土曜日 晴れ

朝から良いお天気だったのに、昨日の富士宮行きで少し疲れたのか、けだるさがある。
リコーダーを吹き始めたけれど、長い時間は吹けない。
本を読むことも考えたけれど、ひとまずぼんやりテレビを見ながらマッサージ器に座る。

貧乏性の虫が目覚めてきてしまい、何時までものんびりしていられず台所へ。
午前中、次女が蕗の薹を届けてくれたので、蕗ミソを作ろうと思い始めた。

数日前にご近所の方の庭に出た蕗の薹を届けて下さったけれど、もう開いてしまっている。
何にしようか思案しながら我が家の東側の蕗を見に行ったら、茎が長く開いた蕗の薹があった。
小さめだったが15,6個採れた。

それにしても、まだ蕗ミソを作るのには少なすぎる、とぼんやり考えていた。
昨日富士宮へ行ったの時、母の畑の脇に開いた小さな蕗の薹がいくつも出ていたのでそれを採ったり、
村の人たちが営業して居る「道の駅」で蕗の薹を見つけたので買い占めてきた。

今朝、次女の家の脇に出来た蕗の薹を持ってきてくれた。それで蕗ミソを作る気になった。
開いて居るし、黒くなってきているところもあるのでそこを外したり、整えるのに時間がかかった。
きれいに洗い水分を紙タオルで拭き取り、細かく切って準備完了。

お鍋を温めてごま油を入れ刻んだ蕗の薹を入れよく炒める。水分はしっかり飛ばす。
砂糖を入れ、次に味噌を加えよく炒める。
甘めが好みならばお砂糖を多めにし、好みの味に調整。最後に日本酒を加え炒めて出来上がり。

洗ったり袴を外したり、刻んだり・・・その作業に時間がかかるだけ、火を使うのは僅かな時間。
冷ましてから瓶に詰めて、シールに今日の日にちを書き瓶に貼り付けて冷蔵庫で保存。
ジャムの1キロ瓶1本分が出来た。

左側が我が家の庭とご近所から戴いた蕗の薹で、右側は富士宮の母の畑で摘んだもの。



左側が昨日買った物で、天ぷらに出来そうな物がいくつかある。右側が次女が今朝届けてくれた物。

         

テーブルに全部並べて品定めをする。この写真では解らないが、それぞれに違いが有るのもおもしろい。

                    


こんなにいろいろな所の蕗の薹を集めたことは無い。今までは母の庭と畑の物だけで充分だったし、
弘前の先輩と友人が採って立派な蕗の薹を送って来て下さったりしていた。

岩木山の麓で、雪解けに柔らかいコロッとした蕗の薹を発見し採ってきた時の感激は忘れられない。
蕗ミソ作りをしている内に、けだるさが消えていた。料理をすることで復活出来たようで嬉しい。
コメント
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