蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

栽培 (39)

2006-11-16 | 栽培
3) 適切な播種日

すでに播種日については、「播種日の決定」の項で述べた。播種日は、各地域あるいはそれより狭い各場所により異なってくる。播種日が早ければ、ソバはいたずらに徒長してしまい倒伏のいリスクが高まので、ある程度は遅く収穫量が低下しない時期を探していく以外にない。

実際には、今まで個別に述べてきた肥料、播種量、播種日を相互関連のもとに検討し、ソバを栽培していくことになる。
なお、私の場合は、播種日は8月20日前後、播種量は約1kg/10aと決めているので、肥料分(窒素分)を少し減らそうと考えているところである。

以上考察してきたのは、「すじ播き」の場合であるが、「ばら播き」の時は、播種量をおよそ2倍にすると言われている。

4) 土寄せ

これは「すじ播き」の場合のみに行われる。「すじ播き」をする作物は、通常、中耕・培土を行うが、これと同時に土寄せを行う。この土寄せは、ソバの根元に土が盛られてくるので、倒伏防止に大いに有効である。

最後に私が試みている倒伏防止法を書き添えておく。
私は、現在家庭菜園的な広さ(狭さ)でソバを栽培している。この広さだからできるのだが、作に沿って紐を張っている。これは非常に有効で、台風のような悪天候がない限りほぼ倒伏することはない。