いったりきたり

いつも通りの日をまじめに過ごしながらにっこりしたりきゅんと身にしみたり

十三夜

2007-10-25 | Weblog
深い雲を割って冴え冴えと夜を照らしています。

陽の光がだんだん傾いて、足や顔を下のほうからあたためる。月の光はというと、まっすぐに強く強く浴びせられるという感じ。

月の光にはなにか人をその気にさせるというか、“決意”させるような力があるように思う。
なにかことを始めたい時は、こういう夜に月を見上げてみるといいんじゃないかな。


熟田津に船乗りせんと月待てば 潮もかないぬ今漕ぎ出でな 《額田王》

凜々しい姿を想い浮かべずにはいられない好きな歌。