フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
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フルートの選び方

2019年04月06日 | flute 2019~2020

 

フルート歴が長くなってしまった。

 

初級の頃はとにかく下手だったので、

楽器に責任転嫁することはあり得なくて

楽器が鳴るように吹かないとなぁと思っていた。

言い方を変えるならフルートが正しい方法を教えてくれていた。

ある意味完成された楽器なのだから文句をつけるものでもない。

 

楽器は定型を保っていなければならず

製作者はより良いものを目指しているだろうけれど

オリジナリティを求められては困るのだ。

より良い品質を追っていてくれたらそれが何より良い。

 

定型で良い品質であることが大切で

安易に鳴る楽器を求めるのは違う。

製作者の演奏能力で良く鳴る楽器だとしても

製作者と演奏のトッププロの技量は格段に違う。

 

『一見良く鳴る笛』ばかりを作っては困るのだ。

そのほうが店頭では売れるだろうけれど

余計な工夫をしていない定型のフルートのレベルに

演奏する側が追いつかなければいけない。

 

演奏する側は長い長いワンブレスの美しいフレーズを

無駄なブレスで壊さずに演奏しなければならないのだから

ほんの少しの息の無駄も許されない。

 

ハイパワーを要求される良く鳴る「削りすぎの頭部管」や

「開きすぎのキィの調整」では大きな音は出るだろうけど

息を食われて音楽作品は演奏不能になる。

 

 フルートの選び方 2


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