フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

2018年も楽しかったです

2018年12月29日 | flute 2017~2018

寒いですね。冬ですもんね。

風邪を引かないように気を引き締めて過ごさなければ。

私は初めて演奏する予定の曲の譜読みをしています。

初めての曲は譜読みからワクワクと楽しくて目先の練習では

勿体無いので、大事に大事にお取り扱いしています。

一度それなりに完成させてから少し寝かせて熟成です。

熟成期間はフルートを持たずにスコア全体を眺めて考えています。

もう一度取り組むといろいろ考察が進んだりして発見も多くなります。

楽しみは増えてゆきます。

あとは体力気力を衰えさせないように、

体のメンテナンスもだんだん必要になってくるお年頃。

来年も大切に音楽ライフを過ごします。

皆様、地味〜なブログをご訪問くださりありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。



笛に従う

2018年12月24日 | レッスン室から

フルートを吹くと言っても演奏に至るまでにはいろいろ条件が必要だ。健康な体を持つ。フルートを購入する資金力がある。リズムの表裏を感覚的に理解できる。音楽の時代様式の細かい知識を持つ。などなど必要なことはいろいろあるけれどフルート教室での初級の一番の関心は発音の技術を身につけるという事だ。

「良い音」という言葉はそこら中に浸透していて始終耳にする。貴金属のフルートはそうそう簡単に劣化したり風化したりしない。良い出会いが必要でありそれぞれの笛が持つ性格の違いはあるだろうけれど手に入れたらその笛と仲良くするのが一番。楽器に依存しても意味がない。私に言わせればその笛の持っている最良の響きを導き出すことが大切で人がフルートに合わせなければどうにもならない。そのフルートが持つ振れる幅を考えなければならない。

基礎練習をしながらピアノとは何だろう?フォルテというのはどういう状態だろう?などと考える。「ピアノに聞こえる」「フォルテに聞こえる」という現象にを引き起こすために「弱く吹く」「強く吹く」「弱い音」「強い音」というのはフルートでは無効な考え方の部分がある。打鍵楽器なら結構イメージと実際は近いものであるけれどその点でフルートは全く違いそしてとても難しい。それ以外の技術に関しても考える点はたくさんある。無条件に出来る天才ならばともかく私などは常に具体的に考えなければ先に進まない。

あらゆることが足りなくても多すぎてもいけないのだ。常に丁度良い状態を探している。どう考えたらどう反応するかというのは人それぞれだが笛と仲良くなる道筋は最後は自分で見つけるしかない。笛の要求通りに人間が反応できるようになってきたらシメたモノ。美しい音楽と一生語り合える。

イエス様にも感謝しよう。おめでとうございます。メリークリスマス!


ソルフェージュ

2018年12月21日 | レッスン室から

 

ブログを始めて、あれ。10年を超えている。

そうね、トムちゃんが10歳を超えてるんですものね。

 

フルート教室は相変わらずコツコツと続いていて

観察の日々なのだ。

基本の「楽譜を読む」ってソルフェージュというのだけれど

そもそも楽譜は紙の上に書いてある記号。

約束事を全員で守ると第一歩の初歩段階の合奏が成立する。


これが読めるようになるには捉え方や考え方を

受け入れるというのが必要なんです。

まぁ、耳で覚えても無理って事です。

スルスルと半年くらいでいろいろな疑問が

解消されている生徒さん。よかったよかった。

メトロノームに合わせて楽に吹けるようになったんだって。

 

ほー。嬉しいねぇ〜



平尾貴四男 フルートとピアノのためのソナチネ

2018年12月15日 | 動画のお部屋


演奏をyoutubeに載せました。

8分強あります 

 

Kishio Hirao / 平尾 貴四男 Sonatina for flute and piano (1941)

 

1907年、明治40年生まれで慶応大学卒業後。20代後半に5年も音楽で身を立てるためにヴェルサイユに留学するという環境。1930年代のことなのだ。この人はどういう立場のお家の人なのだろう?志の高いスーパーセレブよね・・・。

そしてクリューネルにフルートを習ったなんて夢みたいなお話。作曲も対位法も指揮も勉強して日本に帰ってきて1941年昭和16年に34歳で世に出したこのフルート作品はとても和のテイストだ。ヴェルサイユは感じられない。

ただ・・・。容易に想像できることは日本人としてのアイデンティティーを強く自覚したのだろうなということ。浮世絵が人気のフランスでは、東洋的な神秘的なこの作品に「面白さ」を感じられたのではなかろうか。作品はクリューネルも目を通したのだろうか?

日本人にとっての日本の音楽とヨーロッパから見る日本の音楽は違う感覚で聴こえていたと思う。日本人として現代邦楽に誇りを持ちたい。


平尾貴四男さんについてはここが詳しいです。


ワンコの歯槽膿漏

2018年12月08日 | ミニシュナ*トム君 10

 

 

大切にしていたトム君の歯がついに1本抜けてしまった。

歯磨きしたりマッサージしたり頑張っているが

歯槽膿漏になってしまっているのだ。

他にもグラグラしている歯がある。

非常に悲しいが、できることをするのみ。なのだね。

 

 

テレビで知ったこのお薬。2014年からあったのにね。

間に合わなかったとは思いたくない。

オカーさんは頑張ります。