フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

好きなこと嫌いなこと

2015年02月28日 | レッスン室から

うわぁ~~~っ もう月末です。

二月ってホントに短いですね。

 

練習やレッスンは一生懸命ですが、雑用が嫌いな私は

発表会の演奏以外の準備はとても苦手です。

面倒だ面倒だと我慢してやっているのに

いろいろ工夫して決めたプログラムの順番を

パソコン上で保存せず?に終了してしまい、もうがっくり。

 

もう一回初めからなんて耐えられませーん。

 

という訳でちょっとビーズなどつないで遊んでみました。

細かくて面倒でもこういう作業は楽しいんだな。。。

 

えっ? ハイ、やりますやります。

今夜こそ終わらせますよ。発表会のプログラム。

ちょいとお待ちくださいませ~~。

 


ドップラー ヴァラキア地方の歌op.10

2015年02月05日 | 作品あれこれ

 

さて、決めなきゃ。

 

山積みになっている楽譜を引っ張り出していろいろ探してみる

フルートの楽譜は薄い(本じゃないのよ)ので

紛れ込んでいて日の目を見ない作品もあったりする

封を切っていないCDのジャケットをじっと見たりもする。

そういえばこんな作曲家もいたっけ。なんて。

 

今回引っ張り出したのは30年位前に手に入れた

「ドップラー(1821-1883/ハンガリー)のヴァラキア地方の歌」op.10

たま~~にプログラムに見かける程度の知名度。

一度通して吹いてみて、行ける・・・かな?

そして次にイロイロ調べ始めるいつもの私

インターネットがあると調べモノが楽なので

細かい情報がどんどん分かっておもしろい。

 

ヴァラキア(ワラキア公国)は現ブカレストのあたりにありました。

ハンガリーの辺りは戦争が多かった地域なので、

国境線がチョクチョク変わり、生まれ故郷を失う

悲しい思いをした人々も多かったのでした。

 

ワラキア公国もそんな運命の国。

1400年代から名を馳せていたけれど最終的に1866年に

ルーマニアと名前が変わるんです

 

で、その1866年にドップラーは御年、45才。

ウィーンフィルの創立メンバーでフルート奏者でした。

作曲順に作品番号が書かれていた保障はないけれど

ヴァラキアop.10は有名なハンガリー田園幻想曲op.26よりも

ずっと前に書いていたのかな?

 

そんな感じで

ヴァラキア地方の歌を通してワラキア公国の存在を知る2015年の私。

国がなくなり時代が変わってゆく様を

ドップラーが何を思い、作品に何を託したかったのか?

国名とともにワラキアの民衆の歌が

時代を超えて作品として受け継がれて行く。

ああ、ロマンだ~~~~

 

ついでにどうでもいいようだが、

ハンガリーのビッグサラミはむちゃくちゃ美味しい!

輸入できない代物なので行かないと食べられない。

あれを食べないと上手く吹けないかも。

行きたい行きたいヨーロッパ!

 

 

 


一番楽しいのは

2015年02月04日 | flute 2015

"ラヴィアンローズ"は歌とヴァイオリンとピアノとフルートの四人。

自分が演奏する曲を決める時はとりあえず4~5曲候補を考えてみる。

何も考えずに皆で持ち寄って並べると収集がつかなくなるので

相手の曲を見てどんどん変更する

 

若かりし頃は これをやらなきゃ とか思っていたけど

この頃はどう構成するか。どうすれば作品が生きるかを優先する。

まあ4人でケンケンガクガクやってしまうと決まらないので基本は

ピアニストに一任して叩き台を見ながら微調整をするのだ。

 

そんな訳で長くなってしまう3楽章形式の曲は必然的に消され、

1話完結で聴いている人が楽しめてかつ、自分も練習していて飽きない作品を探す。

案外そんな構成を考えている時が一番楽しい。

 

長くなったので明日に続きまーす