フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

さてさて発表会だわ

2019年03月20日 | レッスン室から



砂埃が舞い上がる今朝。

すっかり雪解けが進みました。

東京地方はそろそろ桜の開花かしら?

明日は小さな発表会

数ヶ月頑張ってもらった生徒さんたちは

それぞれが成果を十分に発揮できそうな予感。

60歳で始めたフルートも10年間の積み重ねは素晴らしく

美しい演奏を聴くのは幸せな時間です。

 

あとは私が運営上の手順を忘れないことです


東日本大震災とラヴィアンローズ

2019年03月11日 | 日々つれづれに 2018〜2019

 

発表会の合奏の仕上げのレッスンをしていた

あの日あの時

地震がやってきた。

船酔いするような感じの揺れ。

長い長い揺れ。

あんなに長い揺れ方は初めてで奇妙な感じがした。

 

年配の生徒さん達に何かあってはいけないと

ガラス戸のついた本棚を抑えていた。

 

揺れが収まったらレッスンを再開したけれど

太平洋側では大きな津波がきていた

 

日本中がしんと静まり呆然としていた

 

何十年に一度の地殻の大変動。

どんなにテクノロジーが発達しても

生きている地球を止めることはできない。

 

復興支援コンサートで出会ったメンバーで

ラヴィアンローズは組まれた。

9回目の今年も思い出し、平和を祈る。

 

 

 


変奏曲というのは・・・

2019年03月07日 | flute 2019~2020

 


ベームもクーラウもジュナンもタファネルも

ドゥメルスマンもシューベルトも

フルートのために変奏曲を書いている。

全員ロマン派の時代。

 

「オペラアリアとか民謡など」の主題による変奏曲となるのね。

 

ああ、この歌。素敵だな。笛で演奏したいな。

そうだ、変奏曲を書いちゃおう!

 

あるいは

 

この曲ならお客さんにウケそうだからこれを使って

変奏曲演奏してびっくりしてもらおうか。

 

と、なるのでしょうか?

 

あまり有名でない作曲者の場合

演奏するために自分で変奏曲を作曲しているのか

笛吹きに依頼されて変奏曲を作曲したのか

というところがとっても気になります。


そしてどんなメロディを変奏曲にするのか?

東洋の端っこではオペラなんてそうそう聞かないですし

オベロンとかオイリアンテとかタイトルを言われても

全然知らないわけです。

せっかく気合い入れて演奏してもお客さんにはちっとも・・・

 

知っている曲であるというのは変奏曲においては必須条件。

逆に作曲された当時この曲が有名だったのね?

と気づいたりもするので楽譜リストを眺めたりするのは

なかなか面白いことだと思っています。

 

で。続きはまた


PM2.5

2019年03月04日 | ミニシュナ*トム君 11歳

 

 

困るのである。

小さいトムが体調を崩しては大変なのだ。

PM2.5

春ごとに大気汚染なんてほんっとに困る。

 

 

人間用のマスクは本当に効果があるのだろうか?

とりあえず持っている口輪に市販のマスクを二つ縫い付けた

 

 

おや

隣国では

犬用の防塵マスクが

飛ぶように売れているとか

 

 


ベーム ⭐︎ グランドポロネーズ

2019年03月02日 | 作品あれこれ

 

グランドポロネーズは見た目よりは吹きやすいけれどちょっと大変。

ちょいちょいの練習では私の能力じゃとても吹けない。

気合いを入れて目も頭も指も呼吸も全て整えないとね。

 

自作自演していたベームはフルートが上手かったそうだ。

「作曲だけ、演奏だけ」ではなく、楽器の改造までしちゃって。

とんでもない天才的能力の人なのだ。

改造したベーム式の楽器は祖国ドイツではなかなか認められなくて

フランスに行って日の目を見る。

フランス近代の作品がたくさんあることに合点が行く。

今私たちが使っているフルートはこのベームのシステムなのだね。

 

1794年4月9日-1881年11月25日 

ベームの生きたのはこの時代。

年代からいくと

彼の発明品のフルートを使うことができた人

彼の楽器を念頭において作曲した人は

1860年生まれから後の世代辺りかしらね? 

 

ちなみにライネッケのウンディーヌは1881年に作曲されている。

ベーム式はライネッケの頭の中では使われていたのかな?

全て整っているうちのハンサムボーイ


ああ、もう三月