フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

ああでもない こうでもない と考える

2015年05月04日 | 恩師 増永弘昭先生

フルートを始めてウン十年。

ここまで続くのは好き嫌い?より、「難しいから」なんだな。

ようやく仕上がった?と思ったのもつかの間、

あっという間に次の課題が見つかる。いつも。

 

ハタチの頃、頑張って吹いていたあの曲。

今は優雅に聴こえる演奏になっただろうか?

瑞々しく聴こえていた演奏が元気のない演奏に変わっていないだろうか?

 

頑張って瑞々しい → 優雅で元気がない

 

こんな図式が成り立っては困るのだ。

ところがこれ、さじ加減がとても難しくて

両方の手のひらにのせても

感覚的に重さの違いがわかりにくいんだよね。

そんな訳でずっと練習は続く

 

 

シュミッツ先生は現役の演奏活動が短かった。

ベルリンの壁が出来て室内楽の仲間と東西に別れた時

・・・それは一つの理由ではなかったけれど・・・

演奏活動から身を退いたんだっけ。

 

だから晩年の演奏は残っていないけれど

残っている30代の録音はエネルギッシュで格調高い

 

増永先生はガンだったのだけれど・・・59歳の若さで

あっという間にいなくなってしまった。

演奏はシュミッツ先生を受け継いでいて生き様そのものが音楽だった。

 

私は15年の間、増永先生の弟子でいたけれど

極力教わった事を100%実現しようとしていたけれど

180センチの身長はないし、腕立て伏せだって一回しか出来ない。

演奏をいろいろ実現して行くにはどう補えばいいのかをいつも考えている。

きっと先生の亡くなった年を超えて続いて行くのだろうね。

何だか考えている事はずっと変わらないなぁ。わたし。


恩師の著書より

2013年07月21日 | 恩師 増永弘昭先生

 

お勉強のページを更新しています。

興味のある方,見てやってくださいませ。

http://blog.livedoor.jp/ensougenri/



 



今日は選挙の日ですね。

これから投票所へ行きますが誰に入れるか決まっていません

じっさいにお会いして人となりを観察してから投票したい所ですが,

カンに頼るしかありませんねー。




すばらしい保存状態なのだ

2012年12月06日 | 恩師 増永弘昭先生

 

このイラスト誰の顔かと言うと、

恩師、増永弘昭先生です



音信不通のユーホニウム小浜君、無断掲載ごめんあそばせ。

この絵を20年以上も保管していた人がいたのだよ

 

 

こちらは

恩師増永先生の夫人のご実家にあった

江戸時代?の重箱。

 

 



門下会のコンサートに

このお宝に和菓子を詰めてお持ちくださった


重箱を入れる箱(おか持ち?)には

ネズミに食われたあとがあるのが笑えるのだが

重箱そのものは寸分の狂いもなく美しい

(古いものって板が波打ったりしちゃうのだ)

 

 

 

 

ありがとうございました。

皆,優雅な気持で楽屋の時間を過ごすことができました。

 

 


増永弘昭 門下の会 vol.4

2012年11月24日 | 恩師 増永弘昭先生

 

11/23

 

 

懐かしい顔がなぜかふっくらしていて(

20年以上の歳月を経ても

楽しい時間は変わらずでございました

 

第4回の門下会終了です。

カルテットの皆さん達は半年以上の時間をかけて

大変な難曲が大成功

 

来年は有志沖縄合宿ですか?

トムちゃんどうしよう~~~

 

 

 


~フルートの響き~

2012年10月28日 | 恩師 増永弘昭先生

 

12月のコンサートのリハーサルをやっている途中でふっと,思い出しました。

今日(10/24)は恩師 増永弘昭先生の命日。来年は13回忌だなぁと。

 

先生が亡くなってからなかなか立ち直れず

7回忌でようやく一区切りがついた私でした。

 

たくさんの教えを受けて,それを消化するのに膨大な時間を費やしました

宿題はようやく片付いたように思います。・・・さて,次の課題は?

残念ながらお返事はないのですが。

 

でも,最近は思うようになりました。もし先生が今生きていたら。。

あそこで立ち止まっている方ではなかったと。

先生の主張ももっと発展して行っただろうと。

 

試行錯誤を繰り返しながら自分の中の疑問に蓋をすること無く,

これまでの知識や固定観念にとらわれずに更に新しく学んで行く

 

もうすでに初めて出会った時の先生の年齢を超えているんです

自信を持って自分を確立しなければいけません

ふーっ

 

 

11/23はけやきホールで門下生が集まってコンサートを開き、私も一曲演奏します。

バッハの無伴奏フルートのためのパルティータBWV1013。

 

パルティータは序曲のない舞曲による組曲で、

フランスの様式を基本にバッハがバッハ的に作曲しています

奥深くて面白いです