第106話「見てごらん」

赤いアメがある。
「天然着色料の中には虫から色とったやつがあってね」と聞かされ泣いて吐き出す内田。コチニール色素のことであろう。
「ひどい　チアキがうんちくで人を傷つけるよ」と傷ついた内田に対し、カナが傷つかないうんちくを出すように要請する。
「虫といえば‥‥‥　そうだ　クロオオアリ」何故。
クロオオアリの結婚飛行のことを語ろうとするが内田は耳をふさいでしまった。虫系はダメらしい。
話を聞いてもらえなくて機嫌を損ねたチアキ、ちょうどやってきた藤岡に抱きついて内田を睨みつける。
何かしがみつかれた藤岡、空を見ると飛行機雲が出てた。

飛行機雲は煙ではなく雲である。藤岡が笑顔で聞いてる。傷つかないうんちくだったことに内田は怒る。「なにその空気！」「あれは空気じゃなくて飛行機雲であって‥‥‥‥」
チアキは別に内田を傷つけようとうんちくを言ってるわけではないので反応も普通だ。着色料の虫で動じるのは内田だけで、別に虫嫌いではないチアキには関係なかった。以前トンボくっつけてたし。

この回はカナが珍しいサスペンダーのついた服を着てる。全身像は見えてないのでどんな服かはよくわからないが。この漫画はふだん制服の漫画にしては私服のほうも結構こだわりが見えるのが面白い。