第108話「希望の光が」

2011-09-09 22:27:48 | みなみけ
雨が降ってる。困っているハルカ。

マキのところにヒトミがやってきた。「部活の話?」と切り出すところを見るとヒトミもバレー部らしい。
「大人っぽくなるにはどうしたらいいっスかねぇ?」と前回の話を引きずっている。
ハルカでなくマキに聞いた理由は「マキ先輩は努力が必要なぶんいろいろと考えてると思って」と正直に答えたから「大人っぽいハルカにでも聞けば?」気分を害される。やはり思慮の足りなさがバカ寄りっぽい。
そこに現れたのは保坂だった。
「南ハルカは確かに大人であろうとしている」「甘えられる立場であるからだ」
こいつハルカの家族構成知ってるんだろうか。8話の「子供がいる」で止まってるような。矛盾はしないか?
「しかし心の奥底では甘える相手が欲しいに違いない」勝手な推測。
雨の中、ハルカのためにカサを取ってきた保坂。甘えられる立場になりたいのか、彼は。
それを見たヒトミちゃんも何か感じるものがあったようだ。
「つまり大人っぽさとは カサを差し出すことっスね?」違う。たぶん違うが、ヒトミちゃんと保坂の相性が悪くないようだった。

ナツキが「カサを忘れて困ってる目」をしている。ピンクのウサギの折りたたみ傘を差し出すヒトミにうろたえるナツキ。
「私はビニール傘があるから」「どうせならそのビニール傘のほうを‥‥‥」と借りること自体には抵抗が無いような感じ。
と、「希望の光が差し込んだような」目になるナツキ。晴れたからだが。

ハルカは傘を持っていたが、妹の心配をしていたのだった。だから晴れなくても保坂の出番は無かった。スキが無い。
いい表情で無言で去っていく保坂。ハルカが困っていなければいいのだ。彼もブレない。

ヒトミはナツキが何を考えているのか、妙に具体的なところを読み取る「能力」があるようだ。ナツキ以外に効果があるのかは不明。
「ナツキが考えていることが正確かつ不十分にわかる」。このあまり役に立たない感じの能力、後の超能力漫画「そんな未来はウソである」と通じるものがある。この頃から構想ができていたのかもしれない、と思う。