「真マジンガー 衝撃Z編」は大変に情報量の多い第一話で度肝を抜いたわけで、
いろいろ考察する余地があるのは周知の通り。
いろんなメディアを複合したマジンガーZの基礎知識
マジンガーZは光子力エネルギーの権威である兜十蔵博士が開発した。
光子力エネルギーはジャパニウム鉱石から出るが、ジャパニウムの詳細は不明。研究所の近くでしか取れない。
ジャパニウムからは超合金Zもできるらしい。
Dr.ヘルは光子力エネルギーを狙う悪の科学者。かつて古代ミケーネ文明の遺跡を探検して機械獣をつくる技術を手にした。
古代ミケーネ文明。謎の多い文明で、詳しくはよくわからない。機械獣や戦闘獣といった強大な力を使う。
この辺はだいたい安定しており、真マジンガーでも踏襲されてる模様。
Dr.ヘルはあくまでも人間であり、ミケーネ文明との直接の繋がりは無い。
あしゅら男爵。
古代ミケーネ人の夫婦のミイラから作られた人物。
真マジンガー第一話でミケーネのゴーゴン大公と知り合いだったのはその設定のため?
Zマジンガーとは。漫画「Zマジンガー」はマジンガーZと全然設定が違っており、ミケーネと類似したモチーフは見られるが、それらの固有名詞は出てこない。
真マジンガーに突然現れたZ神は設定が違い、ミケーネとつながりがあるようだ。
ゼウス神が宇宙人のような存在であることについても、Zマジンガーからの引用っぽくもあるのだが。
で、「マジンガーにケドラが取り付いて魔王ダンテになる」疑惑のシーンについては。
「ケドラ」は石川賢の描いた短編「ミケーネ恐怖の遺産」に出てくる、古代ミケーネ文明が機械獣を操るのに使っていた生命体。ロボットを支配して操ってしまう。
別に取り付いたものを魔王ダンテにするわけではない。
デザインは石川賢っぽい、むしろスカルキラー邪鬼王や真ゲッター系のドロドロしたロボットとの共通点が見られる。
マジンガーが魔王ダンテになってるのはイメージ映像ではなく、石川賢的進化によって本当に魔王ダンテになっていたのではないかと考えられる。
さて、なぜ魔王ダンテか。
それは単なるスターシステムで済ませていいのか。
「魔王ダンテ」は簡単に言うと宇宙人と戦うための地球の文明の象徴である。
ミケーネ文明の残したケドラが魔王ダンテになる理由、それは「ミケーネが宇宙人と戦っていた」ということではないのか。
そして、その宇宙文明はベガ星連合軍とか何かそういった類のものではないのか。
(これまた有名な桜多吾作版グレンダイザーがそんな話らしい)
真マジンガーはもう既に第2話で「暗黒大将軍に負けて終了」というバッドエンドが描かれており、グレートマジンガーが唐突に出現して終了するものと思われる。
ひどいなあ。
グレート編につながるのかどうかは知らないが、想定はしてるだろう。
グレンダイザーへの繋がりを感じさせるものは出てくるだろうか。それはわからない。
というかいつになったら光子力研究所にたどりつくのか、それが問題なのだが。
個人的に間違いないと思うのは、この番組にデビルマンが出てきたらそれはスターシステムじゃなくてデビルマン本人の可能性が高いので、出てこないかもしれないということです。