第104話「別のもの」

2011-09-05 19:54:19 | みなみけ
「焼きそばを食べたいときと カップ焼きそばを食べたい時は別の時」
焼きそばとカップ焼きそばは既に別の食べ物だ。チアキは「このような現象を『カップ焼きそば現象』と名付けた」と語る。

その横ではタケルがふじおかに愚痴を語りかけていた。一巻で別れたはずのレイコさんについて何か言ってるが、まだ続いているのだろうか。もう20台には見えないタケルだ。
何かの代用品になっている「ふじおか」と「くま」の関係を焼きそばに例えるのは若干無理がある気がする。トウマもよく理解できてない。
そこでようやく帰ってきたハルカとカナが、ほっとかれたタケルにお茶を出す。ハルカの出す新茶は「面倒で繊細な」タケルを一発で元気付けた。
…だが新茶じゃないと指摘するカナ。
「ハルカ姉様が入れたお茶は新茶にも劣らない 別のものなのだ」
これも『カップ焼きそば現象』だと言う。

カップ焼きそば現象。作中の事例だと応用が広すぎる気がするが、確かに日常にカップ焼きそば的なものはあふれている。インスタントだから劣るわけではない、別のものとしての需要はあるという、身の回りの食品などを見直すお話だった。