歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

特集 朝日新聞〝抗議″に答える (1)

2017-12-26 10:01:19 | 月刊雑誌「正論」を読んで

 

   

  

  今年もあと僅かですが、朝日新聞に噛みついた本がよく売れています。月刊雑誌も『Hanada』とか『WiLL』とか『正論』がよく売れているように見えます。朝日新聞は今や格好のターゲットになり、今まで朝日新聞よりのリベラリストは静かなものです。

  右側勢力の雑誌は朝日新聞特集を組み、朝日新聞を叩く特集を競って組みだしました。雑誌『Hanada』の2月号の特集は「総力大特集朝日虚報と全面対決!」と言う特集を組み、足立康史氏が『 朝日は、やっぱり「死ね」』も載っています。

  ここしばらくは雑誌『正論』2月号から、昨日も取り上げましたが、「折節の記」のコラムニストと、小川榮太郎氏の対談に暫く付き合ってみようと思います。両者ともに朝日新聞社から申入書を送られて、一種の恫喝を受けています。

   

  しかし、今現在、朝日新聞の反応を待ち望んでいる彼らにとっては待っていましたとばかりに飛びつきました。広報部長と言うのは新聞社の中でどのくらいの地位か知りませんが、手掛かりを相手にみすみす与えたことになります。

  小川榮太郎と言う人は非常に緻密な理論を組み立て、きっちりとデーターを取り、ガードを固めて、冷静に対処できる人です。

  対談する相手は、正論の巻頭コラムを担当し、週刊新潮にもコラムを載せている、熱い血をたぎらせている熱血漢です(同じ意味ですね)

  対談は12ページに及び、朝日新聞の申入書全文とその封筒の全容で3ページ、平成29年の抗議を受けた12月号の再掲載、正論編集部の抗議書に徹底反論が14ページも割いています。『正論も』も朝日新聞にケンカを売ってきました。いや喧嘩を受けたのかも知れません。

                                         

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  月刊雑誌『正論』平成30年2月号。朝日新聞特集より

特集 朝日新聞〝抗議″に答える (1)

    

  高山 正之 【折説の記】・・小川 榮太郎 【文芸評論家】

 

 本誌んなもの送ってくる 朝日新聞こそ腐敗権力だな(笑)

 

 朝日新聞から抗議を受けた本誌12月号「折節の記」の筆者が、同じような抗議を受けた朝日批判本の著者と語り合った。

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 ●恫喝まがいの禁じ手

 

 ♠高山・・僕は『週刊新潮』の連載コラムでも朝日新聞社から抗議を受けていて、それは今回の『正論』連載で受けた抗議とはほとんど同じ内容でした。小川さんもご著書『徹底検証「森友・加計事件」』で朝日から抗議文を受けたでしょう。

 僕の方は抗議と訂正を求められただけだったけど、小川さんは倍賞まで求められた。「なんで訴えて来ないんだろう」と、朝日にケンカを吹っ掛けるような事も書いていたからでしょうね。

 僕のほうの申入書はこの12月上旬の時点で公表もされてないけど小川さんの方は、抗議文を朝日新聞のウェブサイトにまで公表していましたね。

 ♣小川・・公表して恥ずかしくないと思っている事自体が如何なのかと感じるほどの内容です。

 ♠高山・・僕はあの抗議文を見て本気で起訴を起こして訂正や賠償を求める事までは、朝日新聞社は考えていないような印象を受けました。社内から「こんなこと言わせておいていいのか」と言う突き上げや社の上層部からの指示、

  あるいはOBやコアな読者から何やってんだみたいに言われて、とにかく格好だけは作ろうとやったんじゃないか。そんな印象です。

     

 ♣小川・・よくわからないんですよね、本当に。朝日新聞の広報部長は申入書を出すにあたって、弁護士や法務担当者に相談しているようには思えないのです。あれだけの大企業が一個人にいきなり賠償と言う言葉を突き付けてくるとは・・・。

  私は朝日への回答書を書く上で、三つの弁護士事務所と相談しましたけど、共通して「アホらしくて普通なら相手にしないレベル」と言われました。つまり賠償を請求するだけの法的構成が全く見えないんですよね。単に苦情をいっているだけ。

  だからもし社内的に強い姿勢を示すためなら、厳重抗議と訂正・謝罪要求で止めておけばよかった。それが「賠償」の一語が入っている。もう支離滅裂です。

 ♠高山・・そうだよ。僕のも、小川さんのも簡易書留で郵送されてきたけど、訴訟にするなら普通、先ず内容証明で送りつける。外には出さないものです。それで話がこじれたら訴訟へ、と言うステップが続くのだけど、

  今回の場合は内容証明でもなく、抗議文を出し、一緒にネットに張り付けた。なんだか「こんなきついことを言ってやったぜ」というポーズみたいな印象を免れない。

 ♣小川・・しかし、あれは禁じ手です。人によっては大企業から行きなり「賠償」と言う文言が入った文書を送りつけられたら参りますよ。妻の実家が進歩派だったりしたら家内争議になるかもしれない(笑)

 ♠高山・・相当な嫌がらせですよね。

 ♣小川・・常識的に考えたらこれは恫喝行為に該当しますからね。朝日新聞社は文句があれば紙面でいくらでも反論できますし、言論機関としてはまず言論で戦うのが常道です。朝日の場合、発行部数が公称で650万部でしょう。実売数はいくらか知りませんが(笑)

    

  これだけの大メディアが、まだ8~9万部しか売れていない本の著者個人に対して恫喝をかけてくるのは朝日の大嫌いな筈の「権力の横暴」そのものです。

 ♠高山・・出したばかりで8~9万部は、小川さん、かなり売れているじゃない(笑)。昔は題字だけ違って中身はどの新聞も一緒とか言われた。しかし最近は産経や読売が朝日やその他新聞の報道を批判し、それに朝日が紙面でやり返してくるようなケースが増えてきた。

  だんだん面白く成って来たなっていう印象があったんだけれど、それがここに来て、反論も何もなくいきなり抗議文を送りつけてくると言うのは、確かにどうかと思うね。

  しかも『正論』は産経だから、朝日が産経憎しなのは分かるけど、僕の場合、モリカケ問題について書いただけの『週刊新潮』のコラムにも抗議が来ている。もしあれを訴えると言うんだったら安倍首相をうったえなきゃいけない。

  安倍首相が日本記者クラブでの党首討論会で、「朝日は(加戸守行前愛媛県知事の発言などを)全く報じていない」と言っていて、それを私は活字で起こしただけなんだから。

    

  まあ、うちの家族は抗議文に大喜びで「世の中って黙っていると面白いことが起きるのね」っていうような話をして居たけど。 (中略)

 

 ♣小川・・いやあ、いろいろあったんですね。ただ、先ほどご家族も喜ばれていると言うお話がありましたが、大言論機関が言論と言う勝負の舞台ではなく、文書による恫喝をしてくる。

  そういう事を通用させれば、今後個人の批判を封じ込むことになりかねません。その意味で私は今回の朝日の抗議は許しません。彼らが謝るまで戦うつもりです。

 ♠高山・・厳しくやってやるのが結局は彼らの為に成るからね。(続く)

 

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     丁度5ページの中ほどまで来ました。全文は載せられませんが、私の一存で勝手に編集し、好きなように載せていきます。とにかく朝日新聞と言う嘘つき新聞の事を、少しでも知って貰いたいための一環です。三回連載くらいにまとめられればいいと考えています。

     しかし朝日新聞のお偉方は呆けてしまったのか偉い相手にヘマぶち込みました。相手がいずれも悪すぎで、朝日の勝ち目はありません。

     どういう決着で誤魔化して、まだそれなりに現状に近い部数を保ち続けるか、じんわり減り続けるか、あるいは我々が待ち望む廃刊にまで追い込めるか、私はワクワクしながら行く先を見守っています。

    

     しかし朝日新聞の嵩にかかった嘘を平気でつくところなど、しかも態度のデカさなどだんだん北朝鮮化してきています。こんな録でもない新聞社が生き残って行けるでしょうか。この賢い国と言われた日本で。

     身勝手な点、韓国や北朝鮮やチャイナと一脈通じる面があるのが、朝日新聞の自ら持っている雰囲気であり、考え方の思考回路まで似てきました。はた迷惑な点が嫌われているのを、しみじみ考えなおそうなどとは、今のところ考えにくい事です


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