1月11日、産経新聞の世界進出の不気味さをルポした【紅い侵入 上】が載りましたが、昨日14日に【紅い侵入 下】が載っていました。アメリカに対抗するのかそれ以上を目指すのか、チャイナ羽生肝な動きをし続けています。2日間連続でここに載せます。
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地球にも人間が増えてきました。様々な生物がこの地球上に生息しますが、その頂点に人間が立ち、発達した頭脳を持ち長い間掛けて、様々な制度や宗教、そして道具や組織を作ってきましたが、来るところまで来てしまったのでしょうか。
今回産経新聞が特集を組んで、チャイナの横暴を追及していますが、チャイナの一人っ子政策も、色々抜け道や、失敗がありまして
黒孩子(, ヘイハイツ、ヘイハイズ)または黒戸(ヘイフー)とは、中華人民共和国において、一人っ子政策に反して生まれたために戸籍を持つことができない子供のことである。
俗称として闇っ子(やみっこ)という表現があり、一部報道ではこの表現が用いられることもある。を抱え込みました。
ところが最近チャイナでは彼らに国籍(パスポート)を与え、アフリカを中心に全世界に棄民し始めたと言われています。帰ってくることのできない一方通行で、その地に住み着く方法で、チャイナにとっては昔からこの方法で、あっちこっちに中華街を作ってきました。
このチャイナが、習近平の野心により、アメリカに立ち向かう世界二大大国を目指し始めました。そのための布石が、形振り構わぬ領土拡大ですが、こんなやり方もあると言う事を暴いています。
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産経新聞・平成30年1月11日 特集記事
【紅い浸入 一帯一路の陰で(上)】(1)
人民解放軍、ジブチに拠点 隠された思惑に気付かず中国の “浸入” を許す四国の1・3倍程度の小国
国際海運の要衝、アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾に面する小国ジブチ。港に向かうゲートから脇道に入ると間もなく、荒れ地の中に高さ3メートルほどの壁と鉄条網が姿を現した。
「そろそろ戻ろう。これ以上は行かないほうがいい」。地元の労働者の姿が消えると、タクシー運転手が不安げに言った。
灰色の壁に囲まれた広大な敷地のあちこちに監視塔が建つ。正門からは中国の国章が入った堅牢(けんろう)そうな建物が見える。一帯はひっそりと静まり返り、内部の雰囲気はうかがえない。
昨年8月1日、ジブチ市街から西へ約10キロのこの場所で正式稼働した中国人民解放軍の基地だ。
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中国軍が外国に長期的な駐留拠点を設けたのは、1958年に北朝鮮から撤退して以来とされる。中国政府は基地建設の目的について、艦船などの停泊や物資供給のほか、国際軍事協力や緊急救助などを挙げる。
中国軍系シンクタンクの研究員によれば「中国は2015年、8千人規模の平和維持部隊を発足させた。数年以内に3万人規模に拡大する構想がある。この基地はその拠点で、戦略的に大きな前進だ」という。
アデン湾近海は日本関連商船も年間約2千隻航行。日本にも航行の安全に関わる重要な航路だ。海賊対処活動を展開するため、日本も11年からジブチ国際空港北西の敷地12ヘクタールを借り上げ、自衛隊初の本格的な海外拠点として運用している。
中国も国際的な海賊対策に名を連ねる一員であり、現地の自衛隊幹部は「必要なら情報交換などを行うべき間柄だ」と語った。しかし、中国軍の基地建設をめぐっては、さまざまな臆測が飛び交っている。
中国軍は昨年11月、ジブチで火力演習を実施した。対戦車装甲車両も加わり、砲弾も発射された。軍幹部は中国英字紙チャイナ・デーリーに「戦闘能力を確かめ、現地情勢への適応能力を高めることが目的だ」と述べ、
軍備増強との見方を否定したが、自衛隊関係者は「基地建設の理由が中国のいう通りであればなぜ実弾を使った軍事演習が必要なのか」と首をかしげた。
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アフリカで獲得した膨大な天然資源を中国に運び込むため、ジブチ周辺の航行の安全を確保するとの主張は一見理にかなっている。
実は自衛隊の活動拠点に隣り合うように、米軍のレモニア基地がある。基地は米軍がアフリカに有する唯一の常駐施設。中国軍の基地とは車で30分の近さだ。
欧米メディアは中国軍が盗聴やドローン(小型無人機)によって、米軍基地の様子を探ろうとしていると疑う。長期的には、スエズ運河に通じるこの海域一帯で軍事的影響力を強化するのでは-との観測もある。
中国軍系シンクタンクの同研究員は「周辺地域に対する影響力も、国際社会での中国の発言権も大きくなる。イエメン、オマーン、ケニアでも基地の建設を準備している」と指摘した。
そうした状況は、米国が日本、インドと「自由で開かれた海」を目指すインド太平洋戦略と相いれない。東アフリカと歴史的に結びつきの強いインドや米国と連携を強める日本にとっても、ゆゆしき事態となる。
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要衝の小国、米中基地が近接 港湾、鉄道・・・中国主導でインフラ整備
ジブチはスエズ運河に至る紅海の南の入り口に位置する。インド洋と地中海、いわばアジアと欧州の懸け橋であるアデン湾は、世界の船舶の3割が通過するといわれる要衝に当たる。
ほかにアデン湾に面する国は、内戦が続くイエメンと、イスラム過激派が暗躍するソマリアだ。沈静化の傾向にあるものの、海賊の商船襲撃が続き、国内情勢が安定している国はジブチしかない。
四国の1・3倍程度の小国に、米中が基地を置く理由の一つはここにある。
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ジブチ市街に近い米軍のレモニア基地には、海軍主導の4千人余りの人員が配置されている。米軍はここを拠点に、中東・アフリカのイスラム過激派に対して、ドローン(小型無人機)を活用して反テロ作戦を展開している。
一方、中国軍の基地にも数千人が駐留するとみられている。基地に入った事がある現地男性(29)によると、中の施設は9割がすでに完成している。残る1割の建設にジブチ人が従事しているという。
「軍服姿の中国の軍人が多数活動している。基地の外周に車が止まったら、30秒もしないうちに警備担当者が数人飛んでくる」。厳しい警戒態勢は、地元の人々も近づくことをためらうほどだ。
下段に続きます
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