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悲惨な公害汚染地域

2009年03月16日 17時09分51秒 | 記録しておきたいもの
「世界一受けたい授業」と言う番組があるが、先週3月14日放送の、リチャード・フラー先生の公害に関する授業は、衝撃的だった。
検索してみたら放送されたものの一部が記録されていたので、ここに写して置くことにした。
日本でも戦後しばらくはひどい状態であったけれど、全国の公害が問題になって、かなり改善されて来たらしいけれど、
世界中を見回したら、その害毒についての知識さえ与えられないで、毒を含んだ水を、煮沸すれば大丈夫と思って飲み続けている人々とか、強い毒を含んだ土の上を裸足で走り回って、害毒を体にためてしまっている子供たちとか、
悲惨な状態が今も世界中で、放置されているということであった。
文明は昔の人が想像も出来なかったであろう程の便利な生活を、私たちにもたらしてくれたけれど、その裏側でどれほど大勢の人が、受けなくても済んだかもしれない試練に、只今現在も喘がされている事だろう。
放送で紹介された公害汚染されている地域の情報は、世界中の汚染されている地域のほんの一部のことであるそうだけれど・・・・
  

世界で汚染の影響を受けている人は10億人以上いると言われています。そしてWHO(世界保健機構)は、世界の死亡者数のおよそ25%が汚染によるものだと報告しています。
その中でも脳が成長していて、体も小さい子供が一番影響を受けやすいようです。

インドのスキンダ
インドのスキンダには、世界最大規模のクロムという金属の採掘施設があります。クロム自体は無害なんですが、廃棄物はかなり有害です。

工場の煙突から有毒なガスが吐き出され、川にも廃棄物が流され続けました。その結果、飲料水の約60%が猛毒の六価クロム化合物で汚染されました。六価クロムは触るだけでひどい皮膚炎にかかってしまい、体内に溜まるとガンの原因になる可能性もあります。
この汚染の被害者はおよそ260万人。

ロシアのノリリスク
ここで採れるニッケルは世界の3分の1の量で、工場は世界最大規模です。
ここでは、呼吸器系の病気の原因となる、銅・ニッケルが毎年500トン。肺ガンなどの原因となる二酸化硫黄が毎年200万トンが放出されている。
そのため、空気は硫黄の味がして黒っぽい雪が降ります。

この汚染のため子供たちは、毎年2か月間療養所に送られます。そこでは人工太陽による日光浴や栄養を補うスープを飲ませたりしています。
この汚染の被害者はおよそ13万人 に及ぶと言われています。

アゼルバイジャン共和国のスムガイト
かつてのソビエトの中心的な工場地帯。街を繁栄させていた工場が汚染してしまいます。毒ガスが空気中に放たれ、汚染された水が川に流されたことで約1500トンもの水銀などが街を汚染しました。結果スムガイドは、世界で一番死亡率が場所のひとつになってしまいました。


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2 コメント

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公害は怖い・・・・ (あや)
2014-06-17 10:04:34
私たち人間の命を奪う公害は怖いです。
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あや様 (和久希世)
2014-06-19 07:36:22
コメント有難うございます。
本当に公害は怖いですよね。
こんな物を我慢してまで、今の文明を続けねばならないものだろうかと思えてきますね。

ペルーFTAにまつわる先住民抗議行動参加者のバグア虐殺から五周年、ウィキリークスが公開した国務省公電がアメリカの役割を暴露
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/fta-b5b6.html
によると、自由貿易協定を守る為、ペルー政府は公害反対の為に立ち上がった住民を虐殺したそうです。

今日本も入る事を要請されているTPPのISD条項は、外国人投資家が、どんな公害を伴う危険な仕事をやろうとしても、
その国の政府は阻止出来なくなる条項になるそうです。

原発事故も大変な公害を与えましたが・・・・・
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