春 夏 秋 冬

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シベリア抑留者の新資料見つかる

2009年07月24日 17時10分44秒 | 思想信条
今朝の京都新聞の一面トップは、「日本軍兵士のシベリア抑留者」についての新資料が見つかったと、ロシアが発表したというものであった。
此れまではシベリア抑留者は56万人とされたいたのが、新しい資料によると最大で76万人に上るということがわかったというものであった。
かつて「シベリアの寒い冬を思う」と言う表題のものを書いたことがあるが、
ソ連に抑留された関東軍所属の兵隊さんが、寒いシベリアで、
死ぬ者は死ぬに任される、文字通り奴隷のような扱いを受けさせられた、
悲惨極まりない日本人抑留を、関東軍の卑劣な将軍達の共謀の下に、
ソ連のスターリンはやってのけたのであった。
その時の記事では抑留者は60万人と書いていたが・・・・・

今朝の新聞にシベリア抑留者の事が出ているのを見て
「ソ連が日本軍に協定を破って、攻め込んできた事のみを非難して、日本の軍人をシベリアに抑留して、極寒の中で働かせ大勢の人を死なせたことについて、スターリンを絶対に非難しようとしなかった。」と言って私の夫は50年以上前に、共産党員と遣りあった議論のことを思い出して、今朝も怒りを新たにしていたのだった。
当時夫は原水爆禁止運動に一生懸命になっていたが、共産党がソ連の原水爆は別であると言い出したときから、いやになって運動から離れてしまったと言っていたが、当時の共産党員にはかなり頭に来ていたようであった。

そのソ連も崩壊してしまい、ロシアとなって久しい。
昔は同じ左翼でも、ソ連派と中共派に分かれて、互いに憎みあっていたそうだけれど、本人は意識していなくても、自分の加わったグループの指導者が言う事を、鸚鵡返しにして、自分の意見だと思い違いしていることが多いのではないだろうか。
今はそれが右翼なるものになって、やっぱり指導者の指導するとおりに、どこかの国を憎んでいる。
右翼も左翼も、根は同じような者なのかもしれないと言う気がする。
当人達は国のため同胞の為一生懸命頑張っている積もりになっているのだけれど、その実はどこかの強欲か野心家に操られている・・・・・

その昔陳勝・呉広の乱で、陳勝が言ったという有名な言葉に、
「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」と言うのが有るが、
此れは平たく言えば、「その辺の馬鹿共には、わしの王になると言う野心は、思いもかけないだろうな」と言うことではないだろうか?
革命とか暴動とかの指導者は、追随者を仲間と呼んでいても、自分の野心を達成する為の道具と心得ていると言うのは、秦の昔から変わらないのではないだろうか?

今の平和日本を、戦争をする国に変えようとしている勢力だって、国を守ると言いながら、お腹の中で何を考えているか分かったものでは無いのかも・・・・・

それにしても今ロシアがシベリア抑留者の資料が見つかった事を、日本に知らせてくるということには、何か意味があるのだろうか?
それとも言葉通りに受け取っても良いのだろうか?

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