森って?林って?林業って?!

小さなことから知ってほしい。
こちらは公益社団法人静岡県林業会議所のブログです。

豪雨がもたらした被害

2017-09-14 13:43:17 | F&F
こんにちは。

せっかくの秋の3連休も、台風の直撃を受けそうですね。
最近大雨の被害が相次いでいますが、今年は特に局地的な大雨によるものが多かった気がします。

7月の九州地方の豪雨では、大量の流木が道をふさぎ、家までも押し流していた映像が衝撃的でした。
当会機関紙、F&F9月1日号、九州大学佐藤宣子教授「想う」をご紹介します。



佐藤教授によると、被害を拡大させた流木の量は20万㎥だったそうです。

20万㎥とはどのくらいでしょうか。

県森連さん(3営業所)が市場で扱う木材は、15~17万㎥だそうです。
県内某大手建材メーカーが年間に使う木材の量が、約10~12㎥だとか(センム談)。

それをはるかにしのぐ大量の流木が、一瞬にして山から流れてしまったことになります。

親子林業体験イベントでも山に木を植えることは、災害から町を守ると伝えてきましたが、
今回の大雨は災害を抑止する能力を超えてしまうほどのものでした。