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12月、1月はFMBのローテーションです
FMBとはFamily Mother and Baby
お産から新生児の診療まで、周産期の入院ケアを担当します
週2回の当直があり、そこそこハードです
初日はほどほどに忙しく
一番最初に担当したお産は、日本人の方で、いろいろと難航したのですが
最終的にはベストの形で無事生まれることができました
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普通の入院診療では、屋根瓦式のチームが構成されており、自分の上にシニアレジデントがいるのですが
FMBのチームは基本的に自分とアテンディング(指導医)の2人です
これがこのローテーションでは結構「キモ」だと思います
そもそも産科医療というのはCochrane Libraryが産科のプロジェクトから始まったことからも言えるように
エビデンスにうるさいはずのところですが
現実的には、曖昧なことが多いのです
つまり、どのような診療プロトコール、選択をするかどうか、エビデンスが無いことが多い
すなわち
1.日米の診療の違い~ 詳しくは語れませんが、かなり違うらしいです
2.州、施設による診療の違い~ 例えばミシガン大とハーバード大で診療スタイルがかなり異なるということもありますが、州によって保険のからみや、予防接種、検査の基準も異なります
3.産婦人科と家庭医の違い~ ミシガン大ではかなり密に連携をとっていますので、ここはあまり問題にならないそうです
4.指導医による違い~ マンツーマンのアテンディングが、毎日のように入れ替わりますが、それぞれスタイルが微妙に異なり、レジデントに対する要求もかなり異なるようです
幸い初日は、日勤と夜勤、一緒に働いたアテンディング(研修医は24時間勤務、指導医は日勤と夜勤で交代)は、それぞれ若手で、教育熱心かつ相談しやすかったので助かりました
3週目には大御所の先生と一緒に働く機会がありますので
それまでに仕事をおぼえて「使える研修医」にならなければと必死です
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