今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

家庭医FDの先駆者

2007-12-20 00:00:16 | Faculty Development
家庭医FDの先駆者である岡田唯男先生のブログで、このブログを紹介していただきました

ありがとうございます 

アドレスはこちら http://tadao-okada.blogspot.com/

岡田先生は亀田メディカルセンター家庭医療プログラムのディレクターです

そして最近立ち上げた亀田ファミリークリニック館山の院長としても忙しくされています

またHANDS-FDFという、家庭医療の指導医養成のワークショップを個人で始められました
 
(ホームページよりHANDS-FDFの紹介)
「Primary Health Careの次代を担う指導医を養成する、日本でおそらく唯一の本格的Home and Away型のFaculty DevelopmentコースのMLです。正式名称はHome and Away Nine Days - Faculty Development Fellowshipです」

私も昨年、HANDSでご指導いただき、「目から鱗」の一年でした

そして、ますます渡米への意欲がわきました


何よりうれしかったのが、今回岡田先生にブログで紹介していただいたのがHaj先生のあとだったこと(たまたまなのでしょうけど)

Haj先生のブログはこちら http://blog.goo.ne.jp/fphaj

Haj先生は、渡米後にたどっているコースが岡田先生と同じです

来年は帰国されて、いよいよ日本で指導医として腕をふるわれることでしょう

Haj先生は、帰国後の進路を考える際に、日本での岡田先生の活動を参考にされたと思います

そして私も留学を終えたあと、帰国後の進路は両先生を参考にするはずです(まだ渡米もしていませんが)

レジデントをしたあと、FDのフェローをして日本で指導医をするというお2人のキャリアプランは、まさに私が目指しているものです

2人と話していると、ピッツバーグに行って、全く同じコースをたどれば、自分が望むような成長を遂げられるだろうと感じます

けれども3番煎じです(もしかしたら、4番、5番になるかも)

いみじくも岡田先生が「One and onlyでありたい」と書かれているように、自分も何かでOnly oneになって、日本の家庭医療に何かをもたらしたい

ぐだぐだ考えてしまいます

pioneerとなるためには、誰も行ったことのないところに行くのが良いのではないか?

同じコースを辿っても、5年も間隔が空けば、新しい知見が得られるので、少なくとも小さなところでonly oneにはなれるんじゃないか?

日本全体でなく、東海地区でonly oneならまあOK?

同じことをしても、目のつけどころは人それぞれでしょうし


新しい道を切り開くんだという自分と、

人が通ったことはあるが、すばらしい道を見つけてしまった自分


マッチングの順位を提出するまで、悩ましい日々がしばらく続きます