2013年大会は、A3コースに参加した。
完走率はA3コースで81.4%、合計で90.6%というから意外に低い。
天気は、曇り後晴れであった。
週間天気予報では当日は雨だったが、その後、低気圧の位置が変わり、幸いなことに雨は前日に降っただけだった。
前日の雨。どんよりと雲が立ち込め、肌寒い。
マビックのサポートカー
佐渡の知人に聞いたところ今年は例年に比べて寒いので、まだコタツを使っているという。
そのとおり朝は少し肌寒かった。
曇っていたがスタート時に少し雲の切れ間から青空がのぞいた。
いってらっしゃいのアナウンスに送られてスタート。
いきなりの運動は身体に悪いので、周りに合わせてゆるゆると走る。
スタートしてから、しばらくしても参加者はあまりばらけない。
途中、落車事故を目撃。
10mくらい前で2台が落車。
ガッシャンと大きな音とともに身体が投げ出され、重なるように倒れこんだ。
落車するような場所とは思えない。チェーントラブルかもしれない。詳しい原因はわからないが、すぐ後ろを走らなければ後続の人が突っ込む落車は避けられたろう。
最初のエイドステーションは補給の必要がなかったのでパスした。
右側にパトカーが駐車していた。参加者が座り込んでおり、警官が話しを聞いていたようだ。事故だろう。
主催者のホームページによると、事故のほとんどが70キロくらいまでの間で起こるという。無理な追い越しなどがあるためだろうか。
しばらく走ると、お約束のZ坂が姿を現した。
この坂の途中で、陽気なお嬢様たちがゼェ~トと叫びながら、右手を挙げていた。
この叫び声を聞いて、なぜかショッカーを連想してしまった。秘密結社の戦闘員のイメージなのだが、可愛らしいお嬢様たちなので、微笑ましい。
坂の途中で写真撮影しようか迷ったが、曇っていたので、やめておいた。
Z坂はトンネルを通り過ぎても上りは終わらない。
この辺りも、ライダーが多く、固まりになって、のろのろと、しかも膨らみながら蛇行するライダーがいるので注意が必要だ。
トンネルを抜けてすぐに対向車が来てしまった。左側に避けようとしたが、のろのろのライダーが進路を遮るように膨らんできて、避けられない。仕方なく、降りて急いで左側に移動した。
坂の途中で降りるのは絶対にしないのだがこのときは止むを得なかった。
少し晴れてきたのは、大野亀付近からだ。
大野亀
ピンクフロイドのジャケット写真に使われていると知人が言っていたが真偽は未確認である。
二つ亀を過ぎたあたりから本格的に晴れてきた。
青空と紺碧の海、気温も上がり、暖かく、素晴らしい景色だった。
エイドステーションで、オニギリ。
小さく一口で食べることができる。
小皿に塩があるので、塩分補給のために塩をつけて食べる。
今年はエイドステーションには、アミノバリューがなかった。残念。アミノ酸のスポーツドリンクはロングライドで疲労した身体にきく。
二つ亀を過ぎると多少のアップダウンはあるが、基本は平坦な海岸沿いの道だ。
気分良く走る。
ところが、途中で、また落車を発見。
あるライダーがスタートと同時に転けたていた。大丈夫ですかと声をかけたら、大丈夫と言っていた。
今年は落車や事故を目撃するのが多い。気をつけなければと自戒する。
ハードに走ると、注意力が落ちてくるので、心拍数を上りを除き、上限130とした。
両津港のエイドステーションで弁当と味噌汁を食べる。
ついでに、携帯してきたアミノ酸補給のサプリメントを摂る。長時間になるほど疲労が溜まるので、私の場合、サプリメントは必須である。
両津を過ぎると、ほぼ平坦な道となるが、50mくらいの標高の小さなアップダウンが結構あった。
それと向かい風も吹いくた。そのため時速は20キロくらいにまで落ちることがあった。
途中、巡航速度が30から35キロくらいの列車が追い越して行ったが、無理して乗車するとバテることもあるのでマイペースで行くことにして、パスした。
写真はとらなかったが、途中、海沿いの田んぼから靄が立ち上がり、棚田と海が幻想的だった。
多田エイドステーションの手前の海沿いで青年たちが太鼓を叩いて、応援してくれた。朝からずっと応援してくれているのだ。応援も疲れるだろう。
彼らの叩くドンドンという音とリズムで、本当に元気が出た。
有難うと大声で叫びながら手を振った。
登りを終えて、畑の真ん中のバス停らしきところで、お母さんと子どもさん二人に声をかけられ、自家製の梅干しをいただいた。個人的にライダーを応援してくれているのだ。何のメリットもないのに善意から本当に有難い。この人たちの優しさにちょっぴり涙ぐんでしまった。
こんな素晴らしい出会いがあるから、佐渡ロングライドはいいのだ。
午後は晴れて、海と空が気持ちよかった。やはり佐渡は晴れが良い。
曇りだと頭の中で流れる音楽が演歌調になってしまう。
八重桜の花びらが少しだけ風でチラチラと舞っていた。青空と海とピンク色が素敵だ。
この橋の上から海を見ると最高!
晴れていたので、色が言葉で表現できないほど美しい。
海岸沿いを走る。
風が心地よい。
途中で飛行機発見。
映画に使われたものらしい。
まだ映画は公開されていないらしい。
この後、最後のエイドステーションがある。
アクエリアスをもらって飲んでいたら、貸切バスがやってきた。
隣にいた人に、足切りバスですねとジョークを言って、大笑い。
時間制限までまだまだ余裕がある。
足切りされることはない。
その後、最後の難関の二つの坂を上る。7%で標高も130mくらいしかないのだからそれほどのものではないはずなのだが、さすがに180キロを過ぎての坂はキツイ。
ハァハァと時速8キロくらいでのろのろとゆっくり上る。
その後は長い下りで、下り切るとその後は湾に出る。
西陽が湾をキラキラと照らしている。そんな景色を眺めながら30kmくらいで快走し、佐和田の街に入る。
不思議なもので、坂を上りきって、向こうに佐和田の街が見えてくると自然と力がでてくる。
佐和田の街にあたりに来ると、さっきまで上り坂で苦しかったことが何処かへいってしまう。
このまま3時間くらいは走れそうな気がする。
まだ、日没まで時間がある。
このまま、夕陽が日本海に落ちるまで走りたくなった。
さみしいような気持ちと応援してくれた佐渡の人たちへの感謝、無事完走できた満足が入り混じったゴールだった。
こうして2013年の佐渡ロングライドは終わった。
ありがとう。
主催者、ボランティア、一緒に走ったライダーの皆さん。
応援してくれた地元の皆さん。
完走率はA3コースで81.4%、合計で90.6%というから意外に低い。
天気は、曇り後晴れであった。
週間天気予報では当日は雨だったが、その後、低気圧の位置が変わり、幸いなことに雨は前日に降っただけだった。
前日の雨。どんよりと雲が立ち込め、肌寒い。
マビックのサポートカー
佐渡の知人に聞いたところ今年は例年に比べて寒いので、まだコタツを使っているという。
そのとおり朝は少し肌寒かった。
曇っていたがスタート時に少し雲の切れ間から青空がのぞいた。
いってらっしゃいのアナウンスに送られてスタート。
いきなりの運動は身体に悪いので、周りに合わせてゆるゆると走る。
スタートしてから、しばらくしても参加者はあまりばらけない。
途中、落車事故を目撃。
10mくらい前で2台が落車。
ガッシャンと大きな音とともに身体が投げ出され、重なるように倒れこんだ。
落車するような場所とは思えない。チェーントラブルかもしれない。詳しい原因はわからないが、すぐ後ろを走らなければ後続の人が突っ込む落車は避けられたろう。
最初のエイドステーションは補給の必要がなかったのでパスした。
右側にパトカーが駐車していた。参加者が座り込んでおり、警官が話しを聞いていたようだ。事故だろう。
主催者のホームページによると、事故のほとんどが70キロくらいまでの間で起こるという。無理な追い越しなどがあるためだろうか。
しばらく走ると、お約束のZ坂が姿を現した。
この坂の途中で、陽気なお嬢様たちがゼェ~トと叫びながら、右手を挙げていた。
この叫び声を聞いて、なぜかショッカーを連想してしまった。秘密結社の戦闘員のイメージなのだが、可愛らしいお嬢様たちなので、微笑ましい。
坂の途中で写真撮影しようか迷ったが、曇っていたので、やめておいた。
Z坂はトンネルを通り過ぎても上りは終わらない。
この辺りも、ライダーが多く、固まりになって、のろのろと、しかも膨らみながら蛇行するライダーがいるので注意が必要だ。
トンネルを抜けてすぐに対向車が来てしまった。左側に避けようとしたが、のろのろのライダーが進路を遮るように膨らんできて、避けられない。仕方なく、降りて急いで左側に移動した。
坂の途中で降りるのは絶対にしないのだがこのときは止むを得なかった。
少し晴れてきたのは、大野亀付近からだ。
大野亀
ピンクフロイドのジャケット写真に使われていると知人が言っていたが真偽は未確認である。
二つ亀を過ぎたあたりから本格的に晴れてきた。
青空と紺碧の海、気温も上がり、暖かく、素晴らしい景色だった。
エイドステーションで、オニギリ。
小さく一口で食べることができる。
小皿に塩があるので、塩分補給のために塩をつけて食べる。
今年はエイドステーションには、アミノバリューがなかった。残念。アミノ酸のスポーツドリンクはロングライドで疲労した身体にきく。
二つ亀を過ぎると多少のアップダウンはあるが、基本は平坦な海岸沿いの道だ。
気分良く走る。
ところが、途中で、また落車を発見。
あるライダーがスタートと同時に転けたていた。大丈夫ですかと声をかけたら、大丈夫と言っていた。
今年は落車や事故を目撃するのが多い。気をつけなければと自戒する。
ハードに走ると、注意力が落ちてくるので、心拍数を上りを除き、上限130とした。
両津港のエイドステーションで弁当と味噌汁を食べる。
ついでに、携帯してきたアミノ酸補給のサプリメントを摂る。長時間になるほど疲労が溜まるので、私の場合、サプリメントは必須である。
両津を過ぎると、ほぼ平坦な道となるが、50mくらいの標高の小さなアップダウンが結構あった。
それと向かい風も吹いくた。そのため時速は20キロくらいにまで落ちることがあった。
途中、巡航速度が30から35キロくらいの列車が追い越して行ったが、無理して乗車するとバテることもあるのでマイペースで行くことにして、パスした。
写真はとらなかったが、途中、海沿いの田んぼから靄が立ち上がり、棚田と海が幻想的だった。
多田エイドステーションの手前の海沿いで青年たちが太鼓を叩いて、応援してくれた。朝からずっと応援してくれているのだ。応援も疲れるだろう。
彼らの叩くドンドンという音とリズムで、本当に元気が出た。
有難うと大声で叫びながら手を振った。
登りを終えて、畑の真ん中のバス停らしきところで、お母さんと子どもさん二人に声をかけられ、自家製の梅干しをいただいた。個人的にライダーを応援してくれているのだ。何のメリットもないのに善意から本当に有難い。この人たちの優しさにちょっぴり涙ぐんでしまった。
こんな素晴らしい出会いがあるから、佐渡ロングライドはいいのだ。
午後は晴れて、海と空が気持ちよかった。やはり佐渡は晴れが良い。
曇りだと頭の中で流れる音楽が演歌調になってしまう。
八重桜の花びらが少しだけ風でチラチラと舞っていた。青空と海とピンク色が素敵だ。
この橋の上から海を見ると最高!
晴れていたので、色が言葉で表現できないほど美しい。
海岸沿いを走る。
風が心地よい。
途中で飛行機発見。
映画に使われたものらしい。
まだ映画は公開されていないらしい。
この後、最後のエイドステーションがある。
アクエリアスをもらって飲んでいたら、貸切バスがやってきた。
隣にいた人に、足切りバスですねとジョークを言って、大笑い。
時間制限までまだまだ余裕がある。
足切りされることはない。
その後、最後の難関の二つの坂を上る。7%で標高も130mくらいしかないのだからそれほどのものではないはずなのだが、さすがに180キロを過ぎての坂はキツイ。
ハァハァと時速8キロくらいでのろのろとゆっくり上る。
その後は長い下りで、下り切るとその後は湾に出る。
西陽が湾をキラキラと照らしている。そんな景色を眺めながら30kmくらいで快走し、佐和田の街に入る。
不思議なもので、坂を上りきって、向こうに佐和田の街が見えてくると自然と力がでてくる。
佐和田の街にあたりに来ると、さっきまで上り坂で苦しかったことが何処かへいってしまう。
このまま3時間くらいは走れそうな気がする。
まだ、日没まで時間がある。
このまま、夕陽が日本海に落ちるまで走りたくなった。
さみしいような気持ちと応援してくれた佐渡の人たちへの感謝、無事完走できた満足が入り混じったゴールだった。
こうして2013年の佐渡ロングライドは終わった。
ありがとう。
主催者、ボランティア、一緒に走ったライダーの皆さん。
応援してくれた地元の皆さん。