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歩兵の本領 (講談社文庫) 浅田 次郎 講談社 このアイテムの詳細を見る |
浅田次郎 著 ： 歩兵の本領
を、読みました。
昭和４０年前半、日本は空前の好景気に沸き
若者は、学園紛争に大忙し（？）
こんな恵まれた世の中で、志願して自衛隊に入るモノ好きなんて。
そんな、モノ好きたちの塀の中での・・・ではなく
駐屯地の中での物語。
いろんな事情をもって、入隊してくる若者の
青春入隊ストーリー。
理不尽な暴力も、閉そく感で窒息しそうな生活も
天才ジローさんが、なんとも楽しく、やさしく、素敵に描いています。
数編の短編が収められていますが
何作かに、共通して登場する、森士長、野田士長など
愛すべきキャラの男たちが持つ、強さや、優しさや、したたかさに
強烈に憧れを感じた、おもしろい一冊でした。