（新緑の大和路へ）「木津川」

　
　５月４日…大型連休も終わりに近づいて、最終日の５日は雨模様らしいし…
　そこで距離的にはきわめて近いところでありながら、日頃はご無沙汰している奈良方面のお寺を、二箇所ほどお参りすることにしました。
　奈良までは京都府道ー国道１６３号線ー２４号線経由で、約５０分ぐらいの至近距離ですが24号線の木津川あたりでは、京都方面行きに比べて奈良方面へはスイスイでしたので、これはシメシメ幸先良いワイ…と思っていたのですが…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く↓

（新緑の大和路）「奈良公園}」①

　今日の第一目標は東大寺の中のお堂の一つの「指図堂」ですが、このお堂は治承年間に平家に焼き討ちされた東大寺の、復旧に当たった僧重源が造営を指図したお堂と伝えられます。東大寺上棟のあと僧重源の願いにより、法然上人が説法に来寺された故事が伝えられています。
　道路は奈良坂を越えるあたりからそろそろ混み始めて、市内へ入ると駐車場はどこも満車で正式のルートでは東大寺へは、入り込む余地が全くありませんでした。
　それでは…と正面は避けて別方向から入ったら、いつもはいない警備のおっさんに「許可証」の提示を求められて…そんなのある筈が無いので、仕方なくＵターン…連休のせいか「禁じ手」は全然通用しませんでした。
　

（新緑の大和路へ）「奈良公園」②

　どこもかしこも歩行者と車の群れで、市内をぐるぐると廻ってはまた同じところへ戻ってくるような感じ…こうなると電車利用の人たちの方が身軽で羨ましくなりました。
　京都なら観光シーズンで市内が混雑しそうな日は、途中の瀬田川沿いの駐車場へ車を置いてバスやＪＲとかを利用することがあります。
　しかし奈良方面は普通の交通機関利用ですと目茶に遠回りになりますので、車利用でシーズン・オフのなどに来る方が良いところです。
　そんな訳で奈良は単に大阪・和歌山方面への通過地点…と云う、位置づけだったため距離はごく近いのになにか遠い存在でした。
　東大寺は今までにお参りしてるし諦めるとして、とりあえず渋滞している市内から抜け出して、郊外のもう一箇所のお寺を目指して国道169号線を、南へと向かいましたが市内を外れると交通量もぐんと減って楽になりました。