電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

交流と直流の話

2014-03-05 05:25:29 | うんちく・小ネタ

電気は、流れる状態で、

 ◆交流Alternating Current(時間とともに周期的に向きが変わる電流を示す)

       Seigenha

         ⇒  電力会社がら供給される電気は正弦波の交流です。

          (日本では50Hz or 60Hz)

 ◆直流Direct Current(時間に関係なく向きが変わらない電流を示す)

  Tyoku

    の2種類があります。 

電力の送電は交流にて行っています。

 この交流送電の利点は、

  送電時の損失は若干多いものの、

   変圧器(トランス)自由に電圧を変換できます。

  Toransu

    ★巻線の比で電圧の調整ができる。

 また、

  電圧を昇圧することで、

   同じ電力でも電流を少なくすると、

    電力損失(線抵抗値×線電流の二乗)を減らすことができます。

こうして、発電所から送られる電気は、

  いろんな電圧に上がったり、下がったりして、

   最終的に、電灯(100V/200V)と動力(200V)になって届きます。

  Denatu

ここで、

 直流の出番といえば、

  家電製品交流電気が供給されると、

   内部ですぐに必要な電気に変換されます。

    (実は、直流のDC12VとかDC5Vなどに変化して、

       電気製品が動いています。)

   Tv

  ただし、消費電力の大きいモーターは交流で動いています。

そう、

 発電所で送られてくる交流の電気

 電気機器に供給されると、

   機器内部で直流に変換して使われています。

ちなみに、

 太陽電池(太陽光)発電所は、

  太陽電池の電気が直流ですので、

  これをパワーコンディショナーで変換(直流⇒交流)して、

  電力線の電圧にトランスで昇圧して電気を送っています。

    Sora

こうして、

  電気を使用する状況に合わせて、 

   電気の状態(交流or直流)を、

    目的ごとに使い分けています。

                           ・・・・ 電管太郎【電】


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