電気は、流れる状態で、
◆交流Alternating Current(時間とともに周期的に向きが変わる電流を示す)
⇒ 電力会社がら供給される電気は正弦波の交流です。
(日本では50Hz or 60Hz)
◆直流Direct Current(時間に関係なく向きが変わらない電流を示す)
の2種類があります。
電力の送電は交流にて行っています。
この交流送電の利点は、
送電時の損失は若干多いものの、
変圧器(トランス)で自由に電圧を変換できます。
★巻線の比で電圧の調整ができる。
また、
電圧を昇圧することで、
同じ電力でも電流を少なくすると、
電力損失(線抵抗値×線電流の二乗)を減らすことができます。
こうして、発電所から送られる電気は、
いろんな電圧に上がったり、下がったりして、
最終的に、電灯(100V/200V)と動力(200V)になって届きます。
ここで、
直流の出番といえば、
家電製品に交流電気が供給されると、
内部ですぐに必要な電気に変換されます。
(実は、直流のDC12VとかDC5Vなどに変化して、
電気製品が動いています。)
ただし、消費電力の大きいモーターは交流で動いています。
そう、
発電所で送られてくる交流の電気も
電気機器に供給されると、
機器内部で直流に変換して使われています。
ちなみに、
太陽電池(太陽光)発電所は、
太陽電池の電気が直流ですので、
これをパワーコンディショナーで変換(直流⇒交流)して、
電力線の電圧にトランスで昇圧して電気を送っています。
こうして、
電気を使用する状況に合わせて、
電気の状態(交流or直流)を、
目的ごとに使い分けています。
・・・・ 電管太郎【電】
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